英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新型コロナウイルス その76「《基本は重症患者をいかにして抑えるか》……開き直りか?小池都知事」

2020-11-19 22:02:47 | 時事
昨日(11月18日)の小池都知事の会見で、(新規感染者が最多になったことに関連して)
実は、過去最多がもう一つあります。検査数です。
 8600ぐらいは行っております…(中略)…キャパシィティとすれば、すでに25000は出来てますし、間もなく、40,000ぐらいは行きます。
 よって、検査によって、無症状の人も陽性がわかってくるという話になりますので、陽性者数はこれから増えると思いますが、《基本は重症者数をいかにして抑えるか》、これは前からお伝えしている通りです。
 昨日と比べまして、重症者の方が3人減って39人。
 医療現場の方に感謝申し上げるのと、早期にご回復されるよう祈っております」

 確かに、検査数を増やすことによって、感染者を確定し、二次感染を防ぐという意義はあるが、検査数のキャパが増えていると誇らしげに語られると、ムッとしてしまう。
 それに、《基本は重症者数をいかにして抑えるか》と言うのはどうかと思う。
 新型コロナウイルス感染に対する治療法などが進歩しており、感染を必要以上に恐れることはないのかもしれないが、「感染→重症化」しないという保証はないし、無症状者や軽症者から感染するリスクは感染拡大により高まる。
 また、感染すると軽症でも入院や自宅療養。濃厚接触者も自宅待機となる。これは、当事者にとって大問題である。

 なので、《基本は新規感染をいかに防ぐか》であろう。
 小池都知事の言葉は、“開き直り”、あるいは、Go To キャンペーンの停止や飲食店などの規制措置などの施策などからの“論点ずらし”としか思えない。

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新型コロナウイルス その75「消極的とい言か、やる気が感じられないと言うか…」

2020-11-19 17:47:42 | 時事
 政府や都の感染対策には、残念を通り越して、腹立たしさを感じる。
 《経済を回さなければならない》という事情はあるが、感染拡大……下手をすると「感染爆発」になってしまっては、経済どころではなくなってしまう。
 《感染防止と経済の回復を両立させる》と言っているが、一旦、経済回復にブレーキを掛けた方が良い。11月に入って新規感染者の増加が顕著になっていたので、それを察知して、(三浦氏が何を言っても)迅速に対応すべき。少なくともGo To キャンペーンは停止すべきだった(実際、開始してしまったキャンペーンを停止するのは難しいが)
 (その辺りの天秤具合や、各種キャンペーンの拙さについては、後日詳しく書きたい。本日は目についた事柄のみ)

おざなりの感染予防策
「“Go To イート”は4人以下に制限」という方策を打ち出した。「5人はダメで、4人はOKなのか?」という疑問は多くの人が持つだろう。《急遽》、しかも、《思い付き》という感が否めなく、それで、この感染急拡大が抑えられるとは思えない。しかも、現場も混乱するだろうなあ。
“Go To トラベル”に関しては、「バス内での飲食は禁止」……おしゃべりもあまりできないし、食べて気分を盛り上げることもできない……
 バス内での飲食禁止が、どれだけ感染予防になるのか分からない。それなら、キャンペーンを停止すべきだろう。
 Go To キャンペーンは少なくとも新規感染者が50人以上の都道府県は停止にすべきだ。
 北海道はすすきの地区の飲食店に時短営業の要請や、札幌市と道内の他地域の不要不急の往来自粛を要請しているが、政府はGo To キャンペーンを停止しないという。大きな矛盾だ。
 「(北海道をGo To キャンペーンの対象から外さないことは)“感染拡大している北海道に行く”ことを奨励しているのか?」と言うような質問に対して、西村大臣は「それは当事者(”国民”という表現だったかも)が判断することだ」という、責任放棄するような答えをしていた


 加藤官房長官はGo To トラベルについて、東京発着の旅行を対象から除外する考えがあるか問われたのに対して
「Go To トラベル事業から除外してほしいといった要望も受けていない」とコメント
していたが、そりゃ関係者は除外を要望しないだろう。それに、要望があったから動くのではなく、政府や関係省庁が判断を下すことである。

政府や東京都は、とにかく“感染拡大”を認めたくない
 少し前に、会見で西村大臣が「これが第3波に当たるのかは分からないが、大きな波が来ている」というような主旨の発言をしていた。(第2波の時も、同様なコメントをしていたように思う)
 「その74」で書いたが、とにかく、国民や事業者任せの感染拡大防止。
 そして、緊急事態宣言などの措置の決定も他所任せ。政府(総理)は「専門家がその状況でない」と言うし、分科会は「ステージ3と判断されたら、キャンペーンは停止すべきだ」と言う。そのステージ3の判断は、いったい誰がするのだろうか?

 都も、数日前から感染拡大が顕著で、明らかに「ステージ4」が下される状況なのに、定時(週1回)のモニタリング会議を待って、判断を下した。
 緊急招集をかけて、迅速に判断を検討・協議すべきだろう。

 これも「その74」で書いたが、
「感染の再拡大に警戒が必要であると思われる」
       ↓
「感染が拡大しつつあると思われる」


 表現が多少変化しただけ。《だから、何なんだ!》と言いたい。
 “感染が拡大しつつあると思われる”……《思うだけか!》
 「思われる」という表現を使って、事実や判断をぼかす必要があるのだろうか?
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