英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

社民党、連立離脱

2010-05-31 20:40:53 | 時事
 社民党が連立を離脱しました。
 「ようやく」とか「ついに」とかの修飾語は人それぞれでしょうけれど、私としては「ようやく」です。もっと早く切るべきでした。
 参議院でも安定多数を確保し、法案を通す目的で連立を組んだのですが、国民の支持を得ていない(党首が落選、議席を減らした)社民党や国民新党が政権を担うというのは非常に納得がいきませんでした。さらに、その2党に振り回されっぱなしで、政策的にも支持率もマイナスでした。
 民主党の迷走ぶりについては、過去に放電したので(興味のある方は「時事」のカテゴリーを御覧ください)、今回は普天間基地移設問題による福島相罷免についてのみ語らせていただきます。(基地移転場所についてのマニフェストや一連の経緯についても、今回の書きたいこととは違う問題なので)

 今回の罷免時期ですが、遅すぎた感がします。
 政府が結局、基本的に辺野古案でという方針を示しているにもかかわらず、福島相単独で沖縄に行き、独自で知事や市長と会い、「県外、国外移設が実現するよう内閣の一員として努力します」というような主旨の発言(約束)をしました。
 内閣の1大臣として、閣議で意見を言うのは構わないと思いますが、対外的な場で、政府(内閣)方針と反する発言をするのは、明らかにおかしいです。福島相は消費者・少子化担当なので、任務外ですし。
 そういった行動を首相は黙認せず、警告すべきだと思います。それで、さらに政府方針に反する行動をとるならば「罷免」という形が妥当です。

 今回、福島相の署名するかどうかを迫ったのは、福島相や社民党が「筋を通す」という信条を通させる機会を与えてしまいました。「署名するかどうか」と迫った時点で、社民党の立ち位置を「プラスマイナス ゼロ」に置いてしまいました。
 そうではなく、内閣の一員であるにもかかわらず、政府方針に反することをしたと指摘し(社民党の立ち位置はマイナス)、そこから社民党に選択させるという形を取るべきでした。

 その上、福島相を罷免しておいて、「連立を維持しましょう」という虫のいいことを言う。罷免の「決断」をしたというのに、「覚悟」はなかったのですね。
 八方美人的発言、カメレオン的発言を繰り返す首相。政治手腕どころか、人格を疑われてもしょうがないと思いました。
コメント
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