今までにも、数回登場している近所の野原(空地)です。
管理者の手配で、業者さんが年に3、4回、刈りに来ますが、それでも伸び放題。冬の枯れている(休眠)状態から、3月ぐらいからグングン伸び始めます。今春は寒かったので、生育?は悪いです。
今は、若葉の明るい草色が目に優しいです。人にもよるというか、通常の方は、花壇とか庭のように雑草をきちんと刈って、秩序の保たれた状態の方が好きだと思いますが、私は、このように放ったらかしの状態が好きです。
自然の草木が生存競争や共生をしながらひしめき合って、花を咲かして実を結ぶ。そんなさまを見るのがとても好きです。
このまま放っておくと、草丈が1mはゆうに超えます。そんな状態もいろいろ楽しめるのですが、80センチぐらいのところで、刈られてしまいます。
3、4月は、スギナやヨモギが主流で、目立つ花としてはタンポポぐらいです。
5月になると、白い花がちらほら。
ん?向こうに白いものが…
もっと、近づいてみましょう。
まだ、よくわかりませんね。
もっと近づいて
道路際にも咲いていいました。
さて、何の花かわかりますか?
じつは私、野原に咲く白い小菊のような花と言えば、ヒメジョオンかハルジオンと思い込んでいました。
この写真の花は、街や里の道路際でよく見かけます。で、「今年のヒメジョオン(ハルジオン)は大きめだなあ」と思っていました。
でも、よく見ると、花が大きいだけでなく、花弁のつき方が違います。1枚1枚がヒメジョオン(ハルジオン)とより広く、枚数が少ないんです。
で、図鑑の白い花(春~夏)のページをめくると、マーガレットにそっくりです。
私のマーガレットのイメージは、もう少し大きめで、花壇に咲いているというものだったので、端からマーガレットは除外していました。
では、マーガレットで決まりかというと、何か引っかかるものがあります。そう「花壇」のイメージ…マーガレットは園芸種では……
で、「マーガレット」でネット検索すると、このこのページに到達しました。
ここに、2種のそっくりな花が紹介されています。
違うのは………葉っぱ。
その花の名は「フランスギク」。
フランスギクの葉はヘラ状で突起は有るが、マーガレットのように羽状の切れ込みはないとのことです。マーガレットの葉は、ヨモギの葉に似ているようです。
この花は「野の花で、あちこちに自生している。ヨ-ロッパ原産で江戸末期観賞用に持ち込まれ、寒さに強く日本の冬を越せる事とその強い繁殖力で野生化し、現代では暑い地方を除いて日本中に広がっている」そうです。
マーガレットは「カナリア半島原産で明治時代渡来し、日本名はモクシュンギク(木春菊)と呼ばれ、羽状に裂ける葉の形が春菊に似て、茎が木質化するのでこの名がある。
原産地からも分かるように暖地の花で、日本の冬を越す事はできず、野生化することはない」そうです。
フランスで改良が進み、「ピンクや黄色の花もあり、八重のものも有る」そうです。
ただ、上記の「カナリア半島」ま「イベリア半島(スペインやポルトガルのある半島)」だと思います。イベリア半島の南方にカナリア諸島はあります。
しかも、ややこしいことに「フランスギクもかってはマーガレットと呼ばれたいきさつもあって話が複雑」
さらに、紛らわしいことに「色とりどりに改良されたものが「マーガレット」として名が定着し、本来の白いマーガレットが「フランスギク」と呼ばれるようになった」そうです。
で、私が思いこんでいたヒメジョオンやハルジオンは……次回に。
調べたら葉っぱが違いますね。
確かに葉っぱがフランスギクのようです。
勉強になるなぁ。
お花は似てるけど 葉っぱが微妙に違うんですね。人間と同じか・・なんちゃって(笑)
恥ずかしながら、私はノースポールを知りませんでした。
調べてみましたら、若干、花弁が短めですが、確かに似ていますね。けっこう生育条件が厳しくても育つみたいですが、原産が半寒冷地なので、暑さには弱いようですね。
葉は、マーガレットに似ているようです。