英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

大飯原発再稼働…おおい町長同意   ~ある住民の声に驚いた!~

2017-09-26 23:00:12 | 時事
大飯原発再稼働におおい町の中塚町長が同意を表明した。
【同意の理由】
①地元住民の理解
②新規制基準に基づいた安全基準
③原子力に関する国民の理解を進めていく国の姿勢
を確認できた とのこと


上記は、かなりあやふやな理由なのではないだろうか?
……①経済的なことなどの目先の利点を優先する人が多い
……②新規制基準を安全確保と思い込みたい
……③国の姿勢を信用できるかは怪しいが、国がそういう姿勢を約束したという事実を重いと考えたい


【懐疑的な視点】で捉えると
……①福島県の原発事故の惨状が再現しても文句は言わない覚悟があるのだろうか?
……②安全が確保されると言い切れるのだろうか?
……③“原子力に関する国民の理解”がいったいどういうモノを指して言っているのかが全く不明

 まあ、とにかく、原子力発電は本当に安全なのだろうか?
「国や電力事業者に対して引き続き安全を最優先とする対応を求めていく」
という考えを示したが、結局、人任せではないのだろうか?
 原発を有する町や県が学者や技術者を保有し、独立して原発を監視するくらいはしてほしい。

また、町長は 
「万が一(原発事故が)起きた場合は、理解の判断をした町として、私として
 責任の一端はあると認識している」
と言い切ったが、「責任を取る」とは言っていないよね(責任は取れないだろうけれど)。


 一番驚いたのは、ある住民(60~70歳ぐらいの男性)の声
「(再稼働は)当然のことだ。反対する理由はない」
 “当然”、“反対する理由はない”と言い切ってしまうことにびっくり。
 『事故の危険性』『避難計画のあやふやさ』『使用済み燃料の処理が未確定』など、不安要素、マイナス要素が多くあるというのに……
 この人は福島の原発事故を知らないのだろうか?
 あと、「地域経済活性化に欠かせない」という意見が多いが、使用済み燃料の処理方法も不確実(地中深く埋めても、核燃料を閉じ込めておく容器の劣化、地殻変動の可能性を考えると、不安に感じてしまう。
 それに、使用済み燃料の保管や処理に莫大の費用が掛かる。本当に経済的にプラスなのだろうか?



【他の住民の声】もご紹介します
「高浜原発も動いているし、もっともっと早く動かした方がおおい町のために良い。
 事故を起こさないように、万全の態勢でやって欲しい」
「いいも半分、悪いも半分。電気が送れないと困るし、事故があったら困るし。
 使用済み燃料もどうするか、早く考えなければならない」
コメント
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