ドラマ冒頭、簡単な“これまでのハイライト”の後、準備室メンバー、特に天樹(東山紀之)への観察官による聴取を挿入。
それにより、ドラマの重みと緊迫感を高めようとしたのかもしれないが、これが大失策!
ラテ欄で「仲間の死」と煽っており、沙村(髙嶋政宏)と脱獄囚・丸藤(音尾琢真)との対決シーンは相当な危機感を感じるところであるが、観察官聴取シーンでの顔を晴らしただけの沙村の姿を見ているので、全く危機感を感じなかった。
同様に山下(片岡愛之助)救出シーンも危機感なし。。
“仲間の死”というのは青山(塚本高史)の情報屋・久喜(米村亮太朗)のことだったらしく、相変わらずの狡い手法である。
ちなみに、「ついに最終章――仲間が殺された…12係の仇討ちが始まる!」というラテ欄もあったようだ。
【ここから先はネタバレに繋がる推察】(外れるかもしれません)
・観察官聴取の時、天樹は肩・胸にサポーター(ギブス?)をしていたので、少なくとも今話のラストの馬久根(山本學)襲撃の騒動が収まった後だと思われる。
さらに、天樹が暴走したことを匂わせる「殺意」について問いただしていた。現段階で天樹の暴走はないので、最終話後半、もしかしたらクライマックスの後の聴取だったのだろうか?
・聴取を受けていたのは、天樹、沙村、水田(倉科カナ)、青山の4人だけだった。とすると、室長・片桐(吉田鋼太郎)と山下は命を失ったのか?真の黒幕だったのか?
【細かな不満】
・「精神的に苦しめる」「憎悪の感情を生み出す」目的で、情報屋を斬殺したり、沙村と仲の良い宮本あかり(ハマカワフミエ)を巻き込んだ。
まあ、それは良いとして、あかりを買収し脱獄囚に協力させたのは、沙村の心にダメージを与える為なのだが、「買収→協力」が分かりにくい。天樹の洞察力・推理力でそれに気づくことができたが、沙村だけでは無理!
もっと、分かりやすく、沙村とあかりに心の傷を負わせるような行為、例えば、沙村と脱獄囚の格闘で沙村が優勢になった時、沙村が不利になるような行為をさせるとか…
中途半端な買収だった為、「沙村が助けに来てくれた」「あかりの援護で危機を逃れられた」と本来の狙いとは逆効果。
・自ら劇薬を飲み死ぬことで、天樹たちの追求から逃れたロク。
どうせなら、青山を挑発して殴らせ、そのはずみで自ら吹っ飛んで、窓ガラスを突き破って転落死ぐらいした方が効果的。
脚本担当は“要注意脚本家” 真野勝成氏。
“警戒作家”の椅子は近い……
【ストーリー】番組サイトより
「第11方面本部準備室」のメンバー・山下巧(片岡愛之助)が拉致され、行方不明となって数週間――。室長・片桐正敏(吉田鋼太郎)の独断による指揮のもと、天樹悠(東山紀之)ら「第11方面本部」の面々は、管轄する臨海エリアの薬物カルテルを摘発。臨海エリアを裏で牛耳り、山下の拉致にも関与していると思われる大地主・馬久根恒義(山本學)を倒すべく、大きく動き出した! しかし、この動きを察知した警視庁内部監察官・島村唄子(久世星佳)は、以前こっそり偵察を命じておいた刑事・水田環(倉科カナ)に再び接触。片桐の不透明な動きを暴こうと暗躍する。
一方、天樹はホームレスを通し、「M」と名乗る人物からの書簡を受け取る。そこには、謎のURLとログインパスワードが記されていた! いったい「M」とは何者なのか…。天樹は訝しがるが、片腕がない男ということ以外、「M」に関する情報は得られない。そんな中、刑事・青山新(塚本高史)は薬物カルテル摘発の裏情報源として協力してくれた、昔のワル仲間・久喜鉄平(米村亮太朗)から大きな情報を得る。それは、馬久根の利権を狙っている「御厨」という男の情報で…!?
その矢先、馬久根が恐ろしい報復に出始める。手下の事件師・ロク(川口力哉)を使って、久喜と身重の妻を惨殺したのだ! しかし、馬久根が絡んだ証拠はひとつも残されておらず…。
さらに、不測の緊急事態が発生する。天樹らの仲間だった刑事・永沢圭太(鈴木浩介)を殺した死刑囚・丸藤遼平(音尾琢真)が、東京拘置所から脱走。その直後、刑事・沙村康介(髙嶋政宏)がほのかに好意を寄せるジムのスタッフ・宮本あかり(ハマカワフミエ)が失踪し…!
脚本:真野勝成
監督:及川拓郎
それにより、ドラマの重みと緊迫感を高めようとしたのかもしれないが、これが大失策!
ラテ欄で「仲間の死」と煽っており、沙村(髙嶋政宏)と脱獄囚・丸藤(音尾琢真)との対決シーンは相当な危機感を感じるところであるが、観察官聴取シーンでの顔を晴らしただけの沙村の姿を見ているので、全く危機感を感じなかった。
同様に山下(片岡愛之助)救出シーンも危機感なし。。
“仲間の死”というのは青山(塚本高史)の情報屋・久喜(米村亮太朗)のことだったらしく、相変わらずの狡い手法である。
ちなみに、「ついに最終章――仲間が殺された…12係の仇討ちが始まる!」というラテ欄もあったようだ。
【ここから先はネタバレに繋がる推察】(外れるかもしれません)
・観察官聴取の時、天樹は肩・胸にサポーター(ギブス?)をしていたので、少なくとも今話のラストの馬久根(山本學)襲撃の騒動が収まった後だと思われる。
さらに、天樹が暴走したことを匂わせる「殺意」について問いただしていた。現段階で天樹の暴走はないので、最終話後半、もしかしたらクライマックスの後の聴取だったのだろうか?
・聴取を受けていたのは、天樹、沙村、水田(倉科カナ)、青山の4人だけだった。とすると、室長・片桐(吉田鋼太郎)と山下は命を失ったのか?真の黒幕だったのか?
【細かな不満】
・「精神的に苦しめる」「憎悪の感情を生み出す」目的で、情報屋を斬殺したり、沙村と仲の良い宮本あかり(ハマカワフミエ)を巻き込んだ。
まあ、それは良いとして、あかりを買収し脱獄囚に協力させたのは、沙村の心にダメージを与える為なのだが、「買収→協力」が分かりにくい。天樹の洞察力・推理力でそれに気づくことができたが、沙村だけでは無理!
もっと、分かりやすく、沙村とあかりに心の傷を負わせるような行為、例えば、沙村と脱獄囚の格闘で沙村が優勢になった時、沙村が不利になるような行為をさせるとか…
中途半端な買収だった為、「沙村が助けに来てくれた」「あかりの援護で危機を逃れられた」と本来の狙いとは逆効果。
・自ら劇薬を飲み死ぬことで、天樹たちの追求から逃れたロク。
どうせなら、青山を挑発して殴らせ、そのはずみで自ら吹っ飛んで、窓ガラスを突き破って転落死ぐらいした方が効果的。
脚本担当は“要注意脚本家” 真野勝成氏。
“警戒作家”の椅子は近い……
【ストーリー】番組サイトより
「第11方面本部準備室」のメンバー・山下巧(片岡愛之助)が拉致され、行方不明となって数週間――。室長・片桐正敏(吉田鋼太郎)の独断による指揮のもと、天樹悠(東山紀之)ら「第11方面本部」の面々は、管轄する臨海エリアの薬物カルテルを摘発。臨海エリアを裏で牛耳り、山下の拉致にも関与していると思われる大地主・馬久根恒義(山本學)を倒すべく、大きく動き出した! しかし、この動きを察知した警視庁内部監察官・島村唄子(久世星佳)は、以前こっそり偵察を命じておいた刑事・水田環(倉科カナ)に再び接触。片桐の不透明な動きを暴こうと暗躍する。
一方、天樹はホームレスを通し、「M」と名乗る人物からの書簡を受け取る。そこには、謎のURLとログインパスワードが記されていた! いったい「M」とは何者なのか…。天樹は訝しがるが、片腕がない男ということ以外、「M」に関する情報は得られない。そんな中、刑事・青山新(塚本高史)は薬物カルテル摘発の裏情報源として協力してくれた、昔のワル仲間・久喜鉄平(米村亮太朗)から大きな情報を得る。それは、馬久根の利権を狙っている「御厨」という男の情報で…!?
その矢先、馬久根が恐ろしい報復に出始める。手下の事件師・ロク(川口力哉)を使って、久喜と身重の妻を惨殺したのだ! しかし、馬久根が絡んだ証拠はひとつも残されておらず…。
さらに、不測の緊急事態が発生する。天樹らの仲間だった刑事・永沢圭太(鈴木浩介)を殺した死刑囚・丸藤遼平(音尾琢真)が、東京拘置所から脱走。その直後、刑事・沙村康介(髙嶋政宏)がほのかに好意を寄せるジムのスタッフ・宮本あかり(ハマカワフミエ)が失踪し…!
脚本:真野勝成
監督:及川拓郎