英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2017柔道世界選手権 更なる理不尽な判定

2017-09-03 23:41:36 | スポーツ
しつこいですが、柔道世界選手権の続きです。
「新ルールの功罪」「頻繁なルール改正と審判の未熟さ」
(続けるつもりは、なかったのですが)

女子78㎏超級 決勝 朝比奈沙羅 - ユ・ソン(中 国)
 本戦の4分間は、有効に近い技を2回掛けるなど、朝比奈が優位の内容。「消極的」の指導もユに一度出された。
 GS(ゴールデンスコア方式)に入ると、まず、ユが巻き込み技を出し(ほとんど効果なし)、朝比奈も支え釣り込み足で相手の体勢を崩す。
 この辺り(GS24秒)から、ユに疲労の色も見え始める。
 45秒、ユが朝比奈の腕を取りしがみつくように倒れ込む(技と言えるものではない)。
 ここで、朝比奈に「消極的」の指導。
 1分04秒、ユが朝比奈の腕を取り、巻き込み気味に倒れ込む(全く効果なし)。ユの疲労の色が濃くなり、起き上がるのも辛そう。
 1分17秒、ユが朝比奈の腕を取り、ぶら下がるように倒れ込む(ぶら下がっただけ)
 1分26秒、ユが朝比奈の腕を持って、うつ伏せに倒れ込む。
 1分38秒、ユが朝比奈の腕を引き、うつ伏せに倒れ込む。
 1分53秒、ユが朝比奈の腕をつかんで、うつ伏せになる。(腕をつかんで寝ているだけ)

 1分56秒、朝比奈に「消極的」の指導が出され、朝比奈の負けが宣せられる。
 ユ、満面な笑みでコーチの下へ歩み寄る。
 満面の笑み(恥ずかしいという感情は全くないようだ)……「JUDO」をしたユの勝利だった。


 GSでユが出した巻き込み技(“技”と呼べる代物では全くなかったが)は7つ。
 効果は全くなく、少なくとも5回は「掛け逃げ」の指導が出ても全くおかしくないモノだった。

 審判が未熟過ぎ!

 朝比奈にとっては納得のいかない敗戦であった。
 しかし、「消極的」の指導を取られる危険性があったので、5度連続、ユの“うつ伏せ”(恐ろしい技である)を出させてしまったのは、工夫が足りなかった。


 男子100㎏超級原沢は2回戦で敗れ(初戦敗退)、王子谷も3回戦敗退(優勢負け)。
 原沢は、GSでの「消極的」の指導が出されて負け。
 ハイライトの映像しか観られなかったが、原沢が押しに押していたようだったが……
 GSでの「指導負け」という怖れていた事態に陥ってしまった

 原沢、王子谷とリネールの試合が観たかったなあ。
コメント
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