英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『八重の桜』 第5話 「松陰の遺言」 【補足あり】

2013-02-03 20:17:02 | ドラマ・映画
安政の大獄、桜田門外の変
 と大事件が続いたが、淡々と進むというあっさり感を感じてしまう
 前話の最後の方でフラッシュシーンで大獄の様子が語られたのみ、今週は吉田松陰の処刑のみで近藤茂左衛門、梅田雲浜、橋本左内は登場せず。桜田門外の変もあっけなかった。
 吉田松陰にしても、登場頻度は低く、凧を上げたこと、酒を酌み交わしたこと、密航を企てたことぐらいしか印象に残らず、蟄居中の松下村塾は番組最後の『紀行』で語られたのみ。どういう思いで自ら罪を認めたのか、遺言の真意も浅学の私にはよくわからなかった。


嫁と小姑の融和
 前話では、お互いが異質なものと感じ理解不能であったが、畑仕事を通じ、義姉のやさしさとそれを理解する義妹、二人の心が通じ合う。
 そういった日々の中、攘夷派の愚行に巻き込まれ、うらが流産。
 「覚馬もヤルことはヤルんだな」という突っ込みがしづらくなる悲しい出来事。

【補足】
うらが野菜に「おおきくなあれ」と話しかけていたのは、お腹の子に対して言っていた。そして、八重がそれを真似て言っていたのを見たうらは、流産したことを実感して泣いてしまったのだという『平成エンタメ研究所』のコウジさんの記事を見て、私の未熟さを実感しました。


彼岸獅子同士の突っ張り合い
 小松村の獅子と天寧村の獅子が往来で鉢合わせ、小競り合いが起こる。その衝突の中に幼子が入り込み、それを庇おうとする八重、山川大蔵によって諍いは沈められる。
 幼子の身を案じる心、一緒に楽しむ心があれば、楽しみは倍になるという教訓であろうか。
 (どうでもよいことですが)八重が幼子を助ける時、ジャンプしたけれど、躓いたようにしか見えなかった。


嫁と小姑、獅子同士の衝突の異種融和の教訓は、「問答無用の攘夷の愚行」「安政の大獄有無も言わさぬ弾圧」対立には通用しないのだろうか?安政の大獄後も国を二分する内乱に発展する危機を迎える。

【ストーリー】番組サイトより
 うら(長谷川京子)が覚馬(西島秀俊)の子を身ごもり、八重(綾瀬はるか)は佐久(風吹ジュン)たちと共に祝福する。
 しかし、その喜びもつかの間、覚馬を攘夷派の不逞(ふてい)浪士が急襲する。さらに、かつて八重たちとも交流があった吉田寅次郎(松陰・小栗旬)が、安政の大獄で処刑されたという知らせを聞き…。
コメント (2)
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