平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ボク、運命の人です 第2話~俺、虹が出るたびに走ってたんです。その方が人生楽しいですから

2017年04月23日 | 恋愛ドラマ
 正木誠(亀梨和也)は、運命を否定する湖月晴子(木村文乃)に言う。

「不思議なことが起こっている時に目くじら立てて否定して、それって楽しいですか?
 計算外のことが起こると、そんなに不安になるんですか?
 五歳の時、あなたと初めて会った日です。
 空に大きな虹が出ました。
 あなたはその虹を指さしてこう言ったんです。
 あそこを最初にくぐった人と結婚するんだって。
 だから俺、虹が出るたびに走ってたんです。
 友だちと遊んでいる途中でも、母親と買い物してる途中でも、
 空に大きな虹が出るたびに全力で走ってたんです。
 絶対にくぐってやるんだって。
 いまだにそれを少し信じています。
 その方が人生楽しいですから」

 誠はロマンチストなんですね。
〝運命〟を素直に信じ、それに身を委ねることが出来る。
 一方、晴子は……。

 

 過去の恋愛でたくさん失敗したこともあり、極めて現実的。
〝運命〟なんて非合理で不確かなものに身を委ねることが出来ない。
 一方で何か判断基準がほしくて、懐かしい思い出を頼りに定岡光圀(満島真之介)のことを考えたりする。

 晴子の心を動かすのは〝運命〟なのか? 〝思い出〟なのか?
 それを象徴的に語っていたのが、誠が晴子のために買ってきた傘の〝コンビニの虹〟と定岡が携帯に送ってきた〝高校時代のバンドの恰好と歌詞〟。
 晴子はそのどちらにも笑顔を見せたが、楽しさでは定岡の方が大きかったようだ。
 上手い作劇ですね。
 晴子がやっと少し誠に心を開いたのに、次のシーンでは定岡にもっと心を開いている。
 この起伏のつけ方!
 さあ、いよいよ面白くなって来ましたよ!
 …………………

 それにしても木村文乃さんはお美しい!
 前クールのキムタクの『ライフ』も木村文乃さんのキリリとしたナースを見たくて見てたんだよな~。
 そして、今作では、恋愛に臆病な気丈な女性。
 昨夜のセーラー服姿(回想)と入浴シーンもたまらない!
 で、前回も書きましたけど、
 もしかしたら木村文乃さんが僕の〝運命の人〟かもしれないっ!
 うん、きっとそうだよ!
 運命を信じよう! ←バカ!

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ひよっこ 第2週、3週~村の聖火リレーのテレビ放送で、登場人物たちが斬られまくる(笑)

2017年04月22日 | ホームドラマ
 『ひよっこ』第2週、3週は、父親の行方不明とオリンピックの聖火リレーだった。

 村でおこなった聖火リレー。
 リレーをする動機が三人三様であった所がお見事。
 集団就職で東京に行く三男(泉澤祐希)は、村での思い出をつくりたかったから。
 女優志望の時子(佐久間由衣)は、映画会社の人に見てもらうため。
 みね子(有村架純)は、行方不明の父親に元気な姿を見せるため。

 それらの思いが聖火リレーのシーンで爆発する。
 三人の人物がていねいに描き込まれていたからこそ生まれたドラマだ。

 それは、その後のシーンでも。
 村の聖火リレーのテレビ放送でアナウンサーはこんなを紹介する。

・三男←「いかにも農家の三男坊という顔です」(笑)
・時子←「夢で心が折れないようにしてほしいものです」(笑)
・茂(古谷一行)←「いかにも村の重鎮という感じです」、これを受けて茂は「わかってるね」(笑)
・美代子(木村佳乃)、君子(羽田美智子)←「昔は美人。侮れません、奥茨城村」(笑)
・三男の母親・きよ(柴田理恵)←「三男君のおばあちゃんも応援しています」(笑)
・宗男(峯田和伸)←アナウンサーのコメントなし(笑)
・正二(遠山俊也)←コメントなしどころか、テレビに映っていない!(笑)

 こういうシーンが生まれたのも、それまでに登場人物がていねいに描き込まれていたからだ。
 村の村長や学校の先生たちもいい味を出している。
 ランニングを指導する体育教師役でナレーションの増田明美さんが出ているのも、すごく遊んでる!
 ………………

 青年団との交渉も上手かった。
 聖火リレーをやりたいというみわ子たちの提案に青年団の男たちは、
「何を夢みたいなことを言っているんだ? 現実はそんなに甘くない」と否定する。
 だが、それは否定ではなかった。
「計画が現実的でなく甘い」という批判だったのだ。
 青年団の男たちは、計画を実行するために、現実的、具体的な意見を出し合う。
 〝否定〟から〝肯定〟へ。
 ドラマが180度急展開した瞬間だ。
 実にあざやかでドラマチック。
 ………………

 みね子が父・実(沢村一樹)の行方不明を識る過程も上手かった。

①美代子が乗った電車は上りで、福島行きでなく東京行きだった。
②不信に思うみね子。叔父の宗男もなぜか谷田部家に来ていた。
③祖父・茂に相談するみね子。
 茂は「親がウソをつく時は子供に心配をかけたくない時だ」と語る。
④学校から帰ってきたみね子は東京から戻ってきた美代子と見つめ合う。

 凡庸な脚本家なら、祖父と母親が話しているのを偶然、みね子が聞いてしまう、みたいな感じで処理する所を時間をかけてていねいに描いている。
 本当に上手い脚本だ。
 ………………

 謎という引っ張りもある。
〝父・実はどこにいるのか?〟
〝なぜ、いなくなってしまったのか?〟
 一応、出稼ぎで稼いだお金を狙う悪いやつがいるという前振りがあったが、これらの謎はいまだに解明されていない。
 これで視聴者は引っ張られて次を見たくなる。

 人物造形といい、作劇といい、劇中の遊びといい、『ひよっこ』は上手いですね。
 素材は、どちらかというと地味でオーソドックスで、1時間ドラマのフォーマットだとチャンネルを変えられてしまう可能性があるんですけど、15分という朝ドラに合っている。

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乃木坂46三期生~注目しているのは、岩本蓮加さんと久保史緒里さん! その両極端な表情!

2017年04月19日 | アイドル
 乃木坂46に三期生が入ってきた。
 その初々しさ、シロウトっぽさは今しか見られないから必見。
 ちょっと上から目線だけど、彼女たちのタレント性を見極めるのもマニアの楽しみ。
 ……………………

 カメラの前で自然体でいられるのは、ひとつの才能だ。
・向井葉月さん
・岩本蓮加さん
 このふたりはすごいわ!
 緊張せず、自然に笑えてリアクションもできる。
 見て下さい、このれんたん(岩本蓮加)の笑い方!

 

 NIGIBINGO!で、日テレ・毛利PのドSなドッキリを受けた後でも、
 向井さんは「食べるのが好きだからです」
 岩本さんは芦田愛菜のモノマネで「岩本蓮加だよ」
 と、しっかり対応していた。

 乃木坂工事中では、向井さん、岩本さんはギターで笑いを取っていた。
 それだけでなく、向井さんは走り方が変だし、岩本さんは体が柔軟で、まっつん命名の『レン回転』という技も持っている。

 このふたりは将来、どんなタレントになっていくのだろう?
 デビュー間もない、この段階でテレビに出ることを楽しめている。
 特に岩本蓮加さんはまだ中学生だし、伸びしろは十分。
 ……………………

 一方、カメラの前でガチガチで、シロウト丸出しなのも、ひとつの才能だ。
・大園桃子さん
・久保史緒里さん

 大園さんはどうなんだろう?
 好き嫌いが分かれるよね。
 何かあるとピイピイ泣いていた初期の生駒里奈に似ている。
 というより生駒ちゃんよりシロウト度が激しい。
 だが、センターで歌を歌わせると、存在感を出す。
 大園さんは鹿児島のすごい田舎で育ったらしいが、生駒ちゃんは、かつての自分を見ているようで、こういうタイプ大好きだろう。

 久保史緒里さんはこの表情に驚いた。

 

 

 NOGIBINGO!のドッキリでみんなが笑っている中、この表情!
 こんな表情、できる子はなかなかいない。
 ちなみに、先程の岩本蓮加さんと比べて見ると、そのリアクションの差は歴然!

 
 ※左が久保さん 右がれんたん

 おとなしくて、儚げだし、なーちゃん(西野七瀬)タイプだろうか?
 ブログの文章もしっかりしているし、いろいろ考えてもいるようで、もっと内面を見せたら、すごく輝きそう。

 というわけで、僕が乃木坂三期生で注目しているのは、岩本蓮加さんと久保史緒里さん。
 大人数アイドルは、平均点では埋もれてしまう。
 今後、どのような表情やドラマを見せてくれるのだろう?

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貴族探偵~小ネタがいっぱい! ポルパ → ポルカ → 老人と子供が歌う歌 →ズビズバ →左卜全ww

2017年04月18日 | 推理・サスペンスドラマ
「貴族に労働を強要するとは時代も傲慢になったものだ。
 使用人は何のためにいると思っているのです?
 推理などの雑事は使用人に任せればいいのですよ」

 推理をしない探偵の登場である!(笑)
 おそらく貴族探偵(相葉雅紀)は、一瞬で事件の真相を見抜いてしまう天才なのだろう。
 あとは使用人に証拠集めをさせ、裏付けをとらせる。
 そして、犯行の再現映像をつくらせる(笑)
 ………………

〝貴族の探偵物〟として思い出されるのが、織田裕二さん主演の『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS)。
 僕はこの作品、不満だったんですよね。
 理由は、主人公がまったくIQ246の持ち主に思えなかったから。
 織田裕二さんはIQ246の貴族の役作りに苦労されたようだが、変人の名探偵にしか見えなかった。

 ではIQ246の人物をどう描くか?
 その答えは、この作品『貴族探偵』にあった。
 要するに、現場にも足を運ばず、推理している姿も見せず、何もしなければいいのである。
 何もせずに一瞬で事件の真相を見抜いてしまう。
 これこそがIQ246の持ち主だ。
 『IQ246』の法門寺沙羅駆はちょこちょこ動きすぎた。
 IQ246の貴族は、優雅に何もせずに事件を解決しなければならない。
 ………………

 小ネタもいっぱいあった。

★アナログ刑事・鼻形雷雨(生瀬勝久)の随所に入れてくる小ボケ、僕は好きです!
 ポルパ → ポルカ → 老人と子供が歌う歌 →ズビズバァ →左卜全www
 今の若い人にはわからないだろうなぁ。
 わからない方はこちらを参照。

 「老人と子供のポルカ」(YouTube)
 何だ、こりゃあぁぁ!
 今、改めて聞くと、メチャクチャ、ブッ飛んだ歌じゃんwww

★使用人の名前は、山本、田中、佐藤!
 何とありふれた名前!
 使用人の名前など、テキトーでいいんだよね(笑)

★犯行現場には、移動式の簡易サルーンで現われるwww
 古畑任三郎は自転車だったけど、貴族探偵はレベルが違う!

 この作品はツッコミを入れながら見るのが正解ですね。

 個人的には、お嬢様の玉村依子役で木南晴夏さんが出ているのがよかった!
 『ヨシヒコ』のムラサキ!
 『ヨシヒコ』では、〝胸がまっタイラー将軍〟とイジられてたけど、しっかりあったぞ!

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おんな城主直虎 第15回~直虎、今川と外交をおこなう。その外交手腕はいかに?

2017年04月17日 | 大河ドラマ・時代劇
 井伊家の後見問題。
 直虎(柴咲コウ)は闘っている。
 その闘い方はこうだ。

①味方と敵を欺く。
 今川の襲撃を受けて直虎は言う。
「但馬、直虎は後見から引くことにしたと駿府伝えてくれ。
 かように怖ろしいのはもうたくさんじゃ」
 だが、これは敵の襲撃をかわすウソだった。

②法律で闘う。
 直虎は、寺社領には手を出せないという『今川仮名目録』の定めを使って、自分の判断の正当性を主張した。
 そう、闘うというのは武力を使うことだけではないのだ。
 法律も立派な武器になる。

③論理で攻める。
 寿桂尼(浅丘ルリ子)が「すみやかに徳政をおこなわれよ」と言ったことを受けて、直虎は「わたしに徳政をおこなえと。それは、わたしが徳政をおこなうに相応しい者、後見とお認めになったということですが、さように受けとめてよろしいのでしょうか?」
 いさかか屁理屈に聞こえるが、ディベートとしては悪くない。

④正論を言う。
 国を治める方法を問われて、直虎は言う。
「民が潤うことがなければ国が潤うことはない」
「民が潤えば井伊が潤い、井伊が潤えば今川が潤う」

 そして最後は、
⑤民の信頼を得ている。
 民は、直虎が後見になることを望む書状を書いた。
 直虎が民の支持を得ている証拠だ。
 まさに『民の信なくば立たず』

 これが<外交>であり、<政治>なんですね。
 問題があれば言葉で説得し、説明をする。
 武力で解決するのは最後の手段。

 このように直虎は政治家として少しずつ成長している。
 民の書状に助けられるなど、まだまだ頼りない部分はあるが、立派な領主になりつつある。
 今回は部下の中野直之(矢本悠馬)の心も掴んだみたいだし。

 この作品は、直虎が人として、政治家として、成熟していく様をていねいに描こうとしているようだ。
 前回も書きましたが、ちょっと教科書的なんですけどね。
 今回、出てきた<新しく耕した土地を自分のものにでき、年貢が一定期間、免除される>というのも〝蓄財〟〝資本の集積〟という教科書に出てくる経済理論だし。
 来週は、木綿を育てて新たに産業を興すらしい。
 この作品、1話~13話は<仏教講座>で、14話~は<政治経済学講座>って感じですかね。
 ………………

 政次(高橋一生)に関しては、その真意がなつ(山口紗弥加)よって語られた。
「兄上は、井伊を今川から守る盾になろうとしている」
 南渓和尚(小林薫)もこれを受けて、
「本意を読まれれば盾にはなれぬ」

 政次の行動は、すべて、おとわと井伊を守るためだったようだ。
 そう言えば、政次はこんなことを言っていた。
おとわ、今からでも遅くはない。
 後見をやめると言わんか?」
 〝殿〟ではなく、〝おとわ〟と言ってしまう所に政次の本音が現われている。
 政次の中には、幼少期の〝おとわ〟〝鶴〟〝亀〟の関係がしっかり存在しているのだ。

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ボク、運命の人です~『プロポーズ大作戦』ファンは必見! 金子茂樹脚本だからテイストがそっくり!

2017年04月16日 | 恋愛ドラマ
 自分には〝運命の人〟がいる。
 失恋も別れもすべては〝運命の人〟と出会うための、ひとつの過程。
 こう考えると、救われるよなぁ。
 たとえフラれても、「彼女は運命の人ではなかったんだ」と割り切れる。
 …………

 でも、この作品はこんなことも語っている。

 <人は必ずしも運命の人と結ばれるわけではない>
 <ほとんどの人は違う人と結ばれて不本意な生活を送っている>

 正木誠(亀梨和也)の前に、神様(山下智久)が現われて、運命の人について教えてくれたのは、誠と湖月晴子(木村文乃)の間に生まれる子が地球を救う救世主になるから ←すごい展開!
 そうでなかったら神様は親切に教えてくれなかった。
 これはこれでシビアな現実。

 神様に拠れば、人は運命が教えてくれている<サイン>を見逃しているらしい。
 たとえば、誠の場合は、
・子供時代、海辺で砂山をいっしょに作って手を繋いだこと
・大学の受験で鉛筆を貸してくれた彼女の受験番号が3341(サミシイ)であったこと ←そんなこと、わかるかいっ!
・初詣でコートのフードに入っていた賽銭の5円玉が彼女の投げたもので、ご縁というメッセージがこめられていたこと ←これもわからないよね!

 まあ、言ってることはわかるよ。
 日々の生活のあらゆることにアンテナを張って積極的に生きている人と、ぼんやり生きている人とでは最終的に大きな差がつく。
 要は、自分のまわりに飛び交っている情報をいかに読み取り、行動するか。
 これは恋愛でも同じ。
 世の中には、たくさんの人がいるけど、「あれ、何か気になるな」って人、いるしね。
 もしかしたら、その人が〝運命の人〟なのかもしれない。

 で、僕は木村文乃さんが好きだけど、
 もしかしたら木村文乃さんが僕の〝運命の人〟かもしれないっ!
 うん、きっとそうだよ!
 運命を信じよう! ←バカ!
 …………

 あとは、この作品、なつかしさがいっぱい!

 山Pが出てて野球のシーンがあったし、同じ運命ものだったので思い出したのは『プロポーズ大作戦』。
 調べたら、この作品の脚本は『プロポーズ大作戦』を書いた金子茂樹さんだった。
 作品の雰囲気、テイストは完全に同じ。
 『プロポーズ大作戦』が好きだった方は、この作品必見ですよ!

 山P、亀梨君と言えば、『野ブタ。をプロデュース』。
 同じ土曜の日テレだし、神様の山Pの話し方は野ブタの草野彰と同じ!
 懐かしい共演だ。

 エンディングは、山P、亀梨君、木村文乃さんのダンス!
 これ、完全に『逃げ恥』の二匹目のドジョウを狙ってるよね。
 前クールの『佐江内』のエンディングもダンスだったけど、日テレの土曜枠はこういうことにためらいはない(笑)
 木村文乃さんの恥ずかしそうであまりキレのないダンス(←失礼)も可愛い!

 木村文乃さん、『プロポーズ大作戦』、『野ブタ』、これは見るしかない。

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欅坂46~そのパフォーマンスの演劇性・物語性/新曲『不協和音』はその完成形か

2017年04月14日 | アイドル
 NHK『SONGS』の欅坂46特集を見た。

 欅坂のダンスの振り付けを担当しているTAKAHIRO氏は、メンバーと歌詞について徹底的に議論するらしい。
 理由は〝歌詞に感情移入〟してほしいから。
 感情が入ったものなら多少ダンスが汚くてもいい。

 欅坂のパフォーマンスの特異性はこれなんでしょうね。
 ダンス自体が歌詞の内容を増幅させるものであり、メンバー21人で作りあげるひとつの物語になっている。
 ダンスというよりは、むしろ歌舞伎や舞踏などの演劇的なパフォーマンス。
 たとえば、
 『サイレントマジョリティ』で、十戒の救世主のようにメンバーの間をセンターの平手友理奈が歩いていく通称〝モーゼ〟
 『世界には愛しかない』の〝詩の朗読〟
 『二人セゾン』の衣装の裏地を見せる〝マタドール〟、センター平手友梨奈の〝ソロダンス〟
 振り付けには、各自が思いのままに自由に踊る〝フリーダンス〟のパートもあるらしい。
 これらは、可愛らしさを引き出すアイドル系や華麗なダンステクニックを見せるEXILE系とは大きく違う。

 新曲『不協和音』になると〝演劇性〟はさらに発展する。
 髪を振り乱したり、ステージに倒れ込んだりして、完全に〝混沌〟〝怒り〟〝苦悩〟の表現。
 僕はこの新曲をイマイチだな、と思っていたが、実際のダンスパフォーマンスで見ると、印象が全然違ってびっくりした。
 それと、この歌は口パクでなくナマ歌で聞きたい。
 その方がメンバーの気持ちが入って、ぶつかってくるインパクトが大きい。
 『不協和音』はTAKAHIRO氏が模索してきた振り付けの、ひとつの完成形だろう。

 本日(4/14)、『ミュージックステーション』で欅坂46が『不協和音』を歌いますが、興味のある方はぜひ見てみて下さい。

 NHK『SONGS』のwebバージョンはこちら。
 『SONGS』欅坂46 SPECIAL WEB MOVIE (NHK・YouTube)

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やすらぎの郷~倉本聰がシルバー世代に贈る人生賛歌。狂え、最期まで人生を愉しめ!

2017年04月13日 | その他ドラマ
 テレビ人専用の老人ホーム『やすらぎの郷 La Strada(ラ・ストラーダ)』。
 そこで繰り広げられるさまざまな人間模様。
 ………………

 主人公で脚本家の菊村栄(石坂浩二)は女優・三井路子(五月みどり)から、『女の一生』という台本を書いてくれ、と言われ、
「女にとっての3つのターニングポイントって何だと思う?」
 と尋ねられる。

 菊村は「何だろう? 僕は女性でないからわからない」と返したが、非才の僕もちょっと考えてみた。
 僕が考える女性の3つのターニングポイントは、
 <初体験><結婚><出産>。
 理由は、<初体験>で〝女〟になり、<結婚>で〝妻〟になり、<出産>で〝母〟になるから。
 でも、路子の答えは違っていた。
 <初体験>は当っていたが、残りふたつの答えは、
 <初めて男に買われた時>
 <歳を重ね、男に相手にされなくなり、初めて男を買った時>。

 深いですね。
 初体験→結婚→出産 は、ある意味、女性が一般的に歩む道。
 キャリアを選んだ女性には怒られそうだけど、彼氏が見つからないことや、結婚できないこと、子供がいないことも含めて、テレビドラマの定番になっている。
 だが、路子のドラマは、初体験→男に買われたこと→男を買ったこと。
 何とひねくれた発想だろう。
 同時に壮絶でもある。
 台本にするのはハードだろうし、演じる女優も狂気に似た演技力が要求される。

 <初体験><結婚><出産>と答えてしまう僕もまだ修行が足りない。
 ………………

 こんな描写もあった。

 菊村は女優の白川冴子(浅丘ルリ子)からこんなことを言われる。
「あなたはまだ枯れていない。
 まだ水分が残っている。
 その水分を吸い上げたら、詰まっていた管が通って、地面から芽が出て、花が咲くかもしれない」

 これもまた深い人間洞察だ。
 どんなに枯れて悟ったようなお年寄りでも、心の奥底では、熱い情念が残っている。
 その情念を解放した時、作品が生まれるし、力がみなぎり、行動がうまれる。

 冴子は菊村を挑発しているんですね。
「老け込むのはまだ早い。もっと狂え」
 って。
 台本を書け、と言った路子も同じように挑発している。

 それは、この作品を見るシルバー世代への倉本聰さんのメッセージでもある。
「枯れるな。
 恋をしろ。老いらくの恋と言われてもひるむな。
 最期までイキイキと人生を愉しめ。
 歩みをとめるな。
 まだまだ見えていない人生の風景はいっぱいある」

 ………………

 さて、現在81歳の倉本聰さんの達した境地とはいかなるものか?
 菊村は最終回にどんな風景を見るのだろう?
 石坂浩二、浅丘ルリ子、有馬稲子、加賀まりこ、五月みどり、野際陽子、八千草薫、藤竜也、ミッキー・カーチス、山本圭、これら豪華俳優たちの夢の競演も見所だ。


※追記
 老人ホームの名前、La Stradaはイタリア語で『道』の意味。
 おそらく、フェリーニの『道』を意識しているのだろう。
 『道』のラストも、主人公が道を歩んでいく所で終わった。

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おんな城主直虎 第14回~このままでは井伊は先細りじゃ! 新しいやり方が要るのじゃ!

2017年04月10日 | 大河ドラマ・時代劇
「方久に土地を預けるのはこれからの井伊のためじゃ!
 今の井伊には金も人もおらぬ! このままでは先細るばかりじゃ!
 新しいやり方が要るのじゃ!」

 直虎(柴咲コウ)は〝政治家〟になりつつある。

 新納、中野、奥山は〝既得権者〟。
 蜂前神社の禰宜も同じで、自分の既得権を守るために必死に抵抗する。
 しかし、国を豊かにするためには規制改革が必要なのだ。
 瀬戸方久(ムロツヨシ)のような、新しいビジネスモデルで事業をおこなう起業家が参入する余地をつくらなくてはならない。
 ………………

 直虎はこんなことも言っていた。

「目先の話ばかりをするな!
 確かに徳政が出されれば借金は消えてなくなる。
 じゃが、その後はどうじゃ?
 人もおらぬし、いつ凶作になるかもわからぬ。
 方久は村を任せれば、そなたらが今より潤い、借りを返せるような仕組みをつくると言うてくれた。
 ならば、そのほうが良くないか?」

 <国家百年の計>と言われるが、政治家は20年、30年、50年先を見て政治をしなければならない。
 人気取りで妥協するポピュリズムではいけないのだ。
 もちろん、そこには反発が生まれる。
 しかし、やらなくてはならない。
 説得するための〝説明〟も必要になってくる。
 その説明のために、直虎はみずから田植えをし、こんな言葉を語った。

『清風払名月
 名月払清風』

 自分は民と共に歩んでいく、という宣言だ。
 さわやかな風、美しい月はそれぞれに素晴らしいものだが、その両方があれば、もっと良くなる。
 字面といい、心洗われる、いい言葉ですね。
 ………………

 少しずつ〝名君〟になってきた直虎。
 前回は、自分の決断が人々の生死を左右するという<権力行使の怖さ>を識ったが、直虎は政治家として着実に成長している。

 作品としては、政治学の教科書を読んでいるような堅苦しさがあるが、直虎が名君になり、井伊家が戦国大名のひとつとして隆盛すれば、ドラマチックになるだろう。
 ただ、今やってることは、『花燃ゆ』の文さんなんだよな~。
 文さんも群馬県令の妻として、既存勢力と闘い、産業を興し、民に文字を教えた。
『花燃ゆ』のようにはならないでほしい。

 
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今村復興大臣の暴言~やはり安倍自民党は上から目線で、やさしくない

2017年04月09日 | 事件・出来事
 やはり自民党はやさしくない。
 上から目線でもある。

 今村復興大臣の問題発言。
 住宅支援を打ち切られた福島の自主避難の方々について質問した記者にこう回答。
「戻らないのが悪い」
「自己責任だ」
「法律上は正しい」
「福島県に対応してもらえ」

 確かに、法律上、住宅支援打ち切りは正しくて、対応するのは国ではなく福島県なのかもしれない。
 しかし、今村さん、あなたは復興大臣だろう?
 復興大臣なら、なぜ自主避難の方々が帰れないのか、を理解すべき。

 自主避難の方々は帰りたくても帰れないのだ。
 <帰っても仕事がない><学校など、インフラ整備が不十分><放射能の不安も残る>
 そんな理由で、帰るのを躊躇されている。

 復興大臣なら、これらのことを頭に入れて、国が他に援助できることはないかと考えたり、福島県に働きかけたりするべきだろう。
 あなたには被災者の声を聞き、政治家として対応するという役割があるのだ。
 なのに、「自己責任だ」とバッサリ切り捨て。
 …………………

〝法律上は正しければ何でもOK〟というのも安倍政権の常套手段だ。
<違法献金は返せばいい。政治資金報告書を訂正した>
<白紙領収書は仕方がなかった>
<道義的責任はあるが、違法性はない。反省してやっていく>
<森友学園の交渉文書は財務省の規則で処分している>
<お友達の加計学園に土地をタダ&補助金付きで提供しているが、制度上は正しいからOK>
 こんなのばかりだ。
 法律の抜け穴を利用して、何の責任も取らないし、罪にも問われない。
 一方、福島の自主避難者に対しては<厳格に法律を適用>!
 納税者に対しては<白紙領収書はNG>!

 安倍自民党ってのはさ、
 自分に甘くて他人に厳しいやつらの集まりだよな。
 もっと具体的に言えば、強者や自分の仲間にはやさしくて、弱者は冷酷に切り捨てる。

 政府は「国を愛せ」と言うけど、彼らの愛国心って<国のために死ね><国のために働け>ってことだろう。
 で、ここでいう「国」っていうのは、政府であり、経団連に入っている大企業ってこと。

 昨日、今村復興大臣は安倍首相と共に福島入りしたが、ひと言も謝罪がなかったようだ。
 記者に囲まれて謝罪したのは、安倍ちゃんだけ。
 今村氏、自分が悪いとは思っていないな。
 首相の謝罪だって、火消しのためで心からのものではないだろう。

 ちなみに今村復興大臣、東京電力の株を8000株、持っているらしい。
 このことでも彼がどこに寄り添っているか、がわかる。
 ………………

 安倍政権の大臣と言えば、
 ウソを言い、涙と愛国カルトの<稲田朋美防衛大臣>

 
 

 満足な答弁もできず、マスコミに圧力をかける<金田法務大臣>
 下着泥棒の<高木復興大臣>に、今回の切り捨て<今村復興大臣>
 不正献金について調べて記者会見すると言っていたのに、いまだにしない<甘利経産大臣>
 国会審議中にメールとあくびの<松島ウチワ大臣>

 
 こんなのばっかりだ。
 他の大臣は<利権漁り>と<戦前回帰>に一生懸命。

 国民の皆さん、こんな政権を支持していたら、後の人から笑われますよ!
 いい加減、ダマされていることに気づきましょう。

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