英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

バラ科・サクラ亜科・サクラ属の花

2011-05-01 10:59:50 | 歳時
 ちょっとわかりにくいタイトルですね。
 花の名前を明示した方が、後々から記事を見る場合わかりやすいのですが、今日はちょっと皆さんにも考えていただこうと思いました。(でも、悩んだのは私だけだったらかっこ悪いかも)

 まず、ストレートに花をアップで見ていただきましょう。
【4月27日撮影】

 「桜かな?梅かな?それとも桃?」と思った方は、正しいです。もちろん、この写真だけで「~~に決まってるじゃん」と思われた方も多いと思います。
 この桜、梅、桃とも「バラ科・サクラ亜科・サクラ属」の仲間で似ているのは当然なのです。「樹木になり、5弁の花をつける」というのが、特徴だそうです(八重咲きのものもあります)

 では、次に全景や枝振りを見ていただきます。

 さて、ここで私の印象を述べますと、
・全体の枝ぶりは桃
・花の散らばり方(ちらほら咲いている)のイメージは梅
・一輪の花として見ると、桃。でも山桜のような気もする。
でした。

 総合すると、桃かなあという感じですが、確信がありません。記事としてアップするにも、花の名を間違えてはかっこ悪いです。
 で、こういう時は、インターネットが強い味方。
「桃の花」で検索しようとすると「桃の花と梅の花の違い」というジャストミートの検索候補がありました。
 そこで『せいさく思案虫』さん『桜と桃と梅の違い・見分け方

『All About』という情報サイト?の「お花見特集」の中の「「桜・桃・梅」の違いがわかりますか?

というページが参考になりました。
 いくつかのポイントがあって
花柄の長さ(一つ一つの花を直接支える柄、さくらんぼうの柄のようなものでしょうか)
 桜は長く、桃は非常に短く、梅にはない。
花芽の数
 桜は花芽が房状についているので、花数が多い。
 桃は節の中央に葉芽があり、その両側に花芽が1個(つまり1節につき2個)
 梅は花芽が1節につき1個
花の分布
 桜は枝の先端の方が多い
 桃は枝全体
 梅は枝の根元に多い

 これらの特長により、
桜は花数が非常に多く、綿菓子のようにモコモコこぼれんばかりに咲いている
桃と梅は枝にくっつくように咲いていて、花数は桜と比べてかなり少なく、桃と梅を比べると梅のほうがやや淋しく散らばって咲いている。

 あと、その他の特徴として
花びらの形
 桜の花びらは楕円で先が割れていて、桃の花びらは楕円で先が尖っていて、梅の花びらは丸い。


 これで、桜・桃・梅のおおよその特徴(違い)がわかりました。
 で、これらの特徴を考慮して、撮った写真を吟味すると、(まあ、吟味しなくても桜じゃなさそうです)
 花びらは先端がとがっているように見えるので桃。でも見ようによっては先が丸いようにも見えます。
 花が枝にくっついている咲いているので桃か梅。花芽の付き方は2輪ずつ着いているように見えるので桃っぽい。(ただ、写真だけではよくわからない)
 花の分布は、枝全体に付いているので桃。ただ、花数が少なく、淋しい印象があるので梅かも。
 あと、先述の特徴では取り上げなかったのですが、横に広がっている枝ぶりは桃の印象。梅は枝の先端のほうはまっすぐ天を突き、ツンツンしたイメージがあります。

 で、結論は、桃。しかし、やはり、確信が持てません。

 そこで、昨日(30日)、その樹のある方面に用事があったので、もう一度行きました。
 今度は、花びらの形、花芽の付き方を意識して観ました。
【4月30日撮影】

 花の数は減っていました。


 2輪ずつ対になって咲いているように見えます。でも、ひとつしか確認できないものもあります(3割ぐらい)。


 花びらぼ先端は尖っているように見えます。


 同じ木ですが、白っぽいものもありました。

 やはり、桃のようです。

 しかし、結論付けられない映像があります。
 「桃の花の画像」で検索すると、
『桃の花』『果樹園の春~桃の花~』『桃の花』のような、ちょうど昨日(4月30日)アップした『一年桜とユキヤナギとムスカリ』
のユキヤナギのような花の付き方の画像が多いのです。

(参考 ユキヤナギ)

 う~ん、ずいぶんイメージが違うなあ……


 こうなったら最後の手段です。
 少し離れたところで農作業していたおじさんに聞きました。

「桃だよ」
「観賞用じゃあないですよね」
「ああ、おいしい実が、いっぱい生るよ」
と、にっこり。

 やっと、すっきりしました。
コメント (4)
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