英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『ハンチョウ ~神南署安積班~』 シーズン3 第4話

2010-07-27 20:33:26 | ドラマ・映画
 水戸黄門とローテーションを組む人情ドラマで、力を抜いて楽しんでみています。そんなわけで、取り上げることはめったにありませんでした。
 記事にするつもりで観ると、純粋に楽しめなくなりますからね。もともと、基本的には、記事にするつもりで観ているわけでなく、観ていてアラが目立ったり、感動したりして、キーを叩いています。
 『ハンチョウ』は、楽しみたいという気持ちと、特に目立ったアラがないという両面から、記事にすることは少なかったですが……

 今回は、3年前に養子縁組した義理の親子(主に母と娘)の絆がテーマです。(あらすじは文末)
 母は何とか真の母娘になりたいと思っているが、無意識に昔亡くした娘の代わりとして見てしまっていた。娘もそれを敏感に感じ取り、心を開いていなかった。
 そんな母娘が事件に巻き込まれ、絆を本当のモノとしていくというベタ名展開でしたが、『ハンチョウ』らしくてとても良かったです。
 特に、母が娘を傷つけていたことを悟り、亡くなった娘のピアノも捨てるといったのに対し、「ダメだよ。大切なおねえちゃんの形見なんだから」と言ったシーンは、素直にジーンときました。

 しかし、ドラマの前半部分の強盗(店長の狂言で、被害額?は80万円)は、後の誘拐(身代金1億円)との、犯行上の必然性はまったく内容に思え、安積班を親子に絡ませるためのお膳立てとしか考えられません。
 もし、狂言強盗の意義がお分かりの方は、ご教授下さい。

 あと、娘と同じ施設で育った兄的存在の共犯者、最後まで主犯に逆らえなかったのも個人的には反対。せめて、最後の最後で、主犯に逆らって妹を助けてほしかったです。



【あらすじ】(番組サイトより)

 ある日、神南署管内のゲームセンターで、売上金80万円が盗まれるという強盗事件が発生した。現場に駆けつけた安積(佐々木蔵之介)らは、犯人が被っていたと思われる覆面を店の裏口で発見。店の裏口には防犯カメラが設置されていたが、そのカメラは実はダミーだとわかると、落ちていた覆面から犯人を追跡すべく、警察犬の出動を要請する。そしてほどなく、サブロー号という警察犬が現場へ到着。自分と同じ名前の警察犬の登場に戸惑う須田(塚地武雅)を尻目に、安積は訓練士の辰巳(陽月華)と一緒に犯人の追跡を開始する。
 覆面のにおいを追って犯人を追跡するサブロー号は、しばらくすると、繁華街を抜け高級住宅街のある家にたどり着いた。安積はその家に住む奈保子(斉藤慶子)に事情を説明し、捜査協力をお願いする。承諾を取り付け家の中に入ったサブローは、二階にある娘・七海(浅見姫香)の部屋の前で止まった。奈保子が七海を呼ぶと、七海は目の前に現れた見知らぬ安積に驚くこともなく、「誰もいないよ!」と言い放つ。その言葉を受け部屋を調べるが、彼女以外誰もいなかった…。
 安積が署に戻ると、サブロー号の捜査の経緯を聞いた金子課長(田山涼成)が、無関係の家庭にたどり着くなんて、引退間際の警察犬だからだと不満を噴出させていた。そう、サブロー号の年齢は11歳で、人間なら70歳という老犬だったのだ。
 その後の聞き込みにより、奈保子は有名な料理研究家で、巷でカリスマ主婦と呼ばれるセレブだということがわかった。そんな金持ちが、高々80万円の強盗事件に関わっているとは思えない…という桜井(山口翔悟)に、完全にシロだとわかるまで捜査するべきだと、村雨がたしなめる。一方、七海の態度が気になっていた安積は、再び七海へ会いに行く。
 しばらくすると、安積ら強行犯チームの捜査線上に、半年前にゲームセンターを解雇された藤岡という青年(兼子舜)が浮かび上がる。この藤岡は、七海と関係がある人物だった。その関係とは? 七海はなにかを隠しているのだろうか!?
コメント
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