英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『GOLD』 第2話

2010-07-19 00:15:54 | ドラマ・映画
 第1話を観ていないので、ドラマのテーマや設定が把握できていません(第2話もたまたま観ました)。そのことを踏まえた上で、お読みください。

 主人公の早乙女悠里(天海祐希)は完璧な女性。厳しいですが優しさも兼ね備えています。厳しさが前面に出るので、付き合うにはしんどそうです。
 これを軽くするのが、新倉リカ(長澤まさみ)の立ち位置。甘ったれた若い女性のキャラで、長澤まさみはややミスキャストのようには感じます。榮倉奈々の方がイメージに合います。(正直に言うと、途中まで榮倉奈々だと思って見ていました)
 それはともかく、リカの考えが、悠里の理論に屈服していく様は面白いです。脚本家の好み(狙い)なのでしょうが、この部分は、余分に感じる方が多いかもしれません。
 悠里がリカちゃん人形マニアで、リカにアフレコさせるシーンも演出家(脚本家)の方針だと思いますが、流石に引いてしまいました。ギャップ萌えを狙ったのかもしれませんが。

 第2話のメインは、息子の別れた彼女が妊娠したと言って、父娘で慰謝料を求める。悠里は嘘と見抜くが、父娘の要求に応じ、1000万円の小切手を切り、彼女に差し出す。すんでのところで、彼女が嘘だと打ち明ける。
 悠里は、そういう嘘を娘につかせた父親の人品の低さを責め、彼女に父娘の縁を切るなら援助をすると提示。娘は「父は優しい人、今回は魔が差しただけ」と庇い、援助を断る。

 悠里はこうなることを予測していた。いろいろな対処法があるが、自分の家族を守るだけでなく、みんなを幸せにするというのが悠里のモットーで、芝居を打ったのだ。

 いやあ、見事な「大岡裁き」です。『離婚弁護士』を思い出しました。『新参者』のような人情ドラマだったのか。
 第1話を観ていないので、悠里、悠里の子どもたちが何故金メダルを目指すのかがわかりませんが、「金メダルを目指す設定って、必要なの?」とさえ思ってしまいました。

今週のいちゃもん
 「別れ際をきっちりして、素敵な恋愛にするのも大切」とリカに進められて、悠里の息子が彼女を追いかけ「ありがとう」と言うシーンがありました。
 その考えには反対はしません。しかし、父親にそそのかされたとはいえ、「妊娠した」と偽り慰謝料を請求したのは、父親と同罪です。別れた理由は知りませんが、そんなひどいことをした彼女に、「素敵な恋」で終わらせるのは甘過ぎ!
コメント
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