2月中旬、柏市内各小学校では昨年の11月より育てていた、鮭の稚魚を利根川に放流した。鮭の自然への適応力を考えると、この時期(2月)に放流しないと自力で生きていけなくなるそうです。かわいそうだと思って、6月ころまで飼育を続けると、眼が飛び出し死んでしまうとのこと。
この放流する鮭の卵は、柏市の小学校等の場合は、福島県木戸川の漁協から購入しているが、これは、専門家によると、木戸川の鮭は、あくまで木戸川の鮭で、利根川に返しても利根川の鮭にはならず、自然の破壊になると指摘しています。
でも、子ども達にとっては、生きた飼育学習と環境学習となるので、目くじらを立てる必要があるのか、どうかは、私にはわかりません。本来鮭がいなかった大堀川に鮭が登ってきたときも同じような議論がされましたね。
さて、それはそれとして、現場の小学校では、実践が第1。富勢東小学校では、例年より1週間から2週間早く孵化した鮭の稚魚を2月13日に2年生が利根川に放流しました。また、富勢西小学校では、11月24日、2年生と4年生の教室の前に水槽を用意し、500個の卵を入れ、飼育を開始し、12月上旬に、ここも例年より早く孵化したそうです。そして2月中旬に同じく利根川に放流しました。しかし、鮭は上流の冷たい水で育ちますので、今年の暖冬は、人口飼育の鮭にとって好ましい環境でなく、この暖かさによって、例年より多くの稚魚が死んでしまったそうです。
いずれにしても、こうした各地でのたゆまぬ飼育・放流の努力(毎年20万から30万匹)によって、行田市にある利根大堰まで戻ってきた鮭は、昨年は3,215匹で、記録を取り始めてから最高だったそうです。なぜ、数えられるかというと、この利根大堰には写真のような魚道が3つ造られていて、遡上した鮭の数を数えられるようになっているのです。とはいっても、30万匹の3000匹。今後も努力し続けないと、約4年後に戻ってくる鮭は、増えませんよね。でも、稚魚の放流だけでは、鮭の遡上は増えないと思うが、さて、どうすべきなのでしょうか?
この放流する鮭の卵は、柏市の小学校等の場合は、福島県木戸川の漁協から購入しているが、これは、専門家によると、木戸川の鮭は、あくまで木戸川の鮭で、利根川に返しても利根川の鮭にはならず、自然の破壊になると指摘しています。
でも、子ども達にとっては、生きた飼育学習と環境学習となるので、目くじらを立てる必要があるのか、どうかは、私にはわかりません。本来鮭がいなかった大堀川に鮭が登ってきたときも同じような議論がされましたね。
さて、それはそれとして、現場の小学校では、実践が第1。富勢東小学校では、例年より1週間から2週間早く孵化した鮭の稚魚を2月13日に2年生が利根川に放流しました。また、富勢西小学校では、11月24日、2年生と4年生の教室の前に水槽を用意し、500個の卵を入れ、飼育を開始し、12月上旬に、ここも例年より早く孵化したそうです。そして2月中旬に同じく利根川に放流しました。しかし、鮭は上流の冷たい水で育ちますので、今年の暖冬は、人口飼育の鮭にとって好ましい環境でなく、この暖かさによって、例年より多くの稚魚が死んでしまったそうです。
いずれにしても、こうした各地でのたゆまぬ飼育・放流の努力(毎年20万から30万匹)によって、行田市にある利根大堰まで戻ってきた鮭は、昨年は3,215匹で、記録を取り始めてから最高だったそうです。なぜ、数えられるかというと、この利根大堰には写真のような魚道が3つ造られていて、遡上した鮭の数を数えられるようになっているのです。とはいっても、30万匹の3000匹。今後も努力し続けないと、約4年後に戻ってくる鮭は、増えませんよね。でも、稚魚の放流だけでは、鮭の遡上は増えないと思うが、さて、どうすべきなのでしょうか?