布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

酒造見学及び「日本酒に親しむ」の話

2008-12-31 | その他
お酒は、適度にたしなめば、血行をよくしたり、心身をリラックスさせるなど効用も多く、まさに「百薬の長」で、特に、日本のお正月には、日本酒がつきもの。今回はそのお酒の話です。まず、市内柏の葉にあるさわやかちば県民プラザで、お酒はいつ頃からつくられ,飲まれてきたのか。「酔い」の楽しみにもふれながら,日本酒の歴史を学びます。
そして、午後から、野田の山崎にある窪田酒造に移動し,日本酒の製造工程を見学します。もちろん、試飲あります。東武野田線の運河駅でおり、利根運河にかかる橋をわたって左折すると、約600メートル先の右側の低まったところに窪田酒造はあります。近くには運河大師の石碑もありますよ。
この地は、酒造りで大切な良水が豊富にあること、また運河による水運の便がよいことなどから、窪田酒造の初代宗吉が明治初年に酒造業を創業した。蔵は元禄時代のもので、大粒の醸造好適米山田錦で、低温で短時間に作った若い酵母を 、生育できる限りの低温で発酵し作り出される、『勝鹿・大吟醸』は有名ですが、他の代表的銘柄としては次のような銘柄があります。
勝鹿  純米酒       ◇ 特徴-米の味とうま味がマッチした純米酒。
勝鹿  本醸造生原酒  ◇ 特徴-原酒を生香のある状態で商品化。冷や、またはロックでどうぞ。
純米吟醸  宝船     ◇ 特徴-低農薬有機米100%使用。
特別純米酒 四季の国  ◇ 特徴-千葉県産醸造好適米の若水を使用。甘口の純米酒。
では、以下にこのイベントの概要を紹介します。
[講座番号3]
開催日時    平成21年2月7日(土)  午前10時~午後2時
開催場所    さわやかちば県民プラザ中研修室1及び窪田酒造
内  容     酒造見学と「日本酒に親しむ」のお話
講  師     千葉県立野田中央高等学校教諭白井一道氏
          (講義の後,バス・電車で移動)
見学先      窪田酒造株式会社案内・説明代表取締役窪田芳太郎氏
          (野田市山崎685 運河駅から徒歩15 分)
対  象     どなたでも
定  員     20人
受講料      500円
主  催     県生涯学習センター・芸術文化センター
申し込み方法  (1)次の①・②のいずれかの方法でお申し込みください。
            ①さわやかちば県民プラザ事業振興課」あてに,往復はがきで
              申し込む。往信用はがきの文面には,所定の事項:参加希望
              講座番号3と記入のこと。
              記入例「伝統食2月期3」・郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・
              電話番号を記入し,返信用はがきの宛名面には,申込者の住所,
              氏名を記入する。
            ②返信用はがきを持参し、県民プラザ総合受付で直接申し込む。
          (2)参加申込期限は,平成21年1月24日(土)を必着。
          (3)申し込み者が定員を超えた場合は抽選で、決定次第通知。
            詳しい内容,持ち物,受講料の入金方法などについては,
            返信用はがきで通知。
申込み先    県生涯学習センター・芸術文化センター
          さわやかちば県民プラザ事業振興課
          〒277-0882 柏市柏の葉4-3-1(電)04-7140-8615
問い合せ    同上
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雨の遊園地~中村八大を唄う~と市立柏高校

2008-12-30 | その他
柏駅東口から歩いてに3分くらいのところにあるスタジオ・ウーは、柏における貴重なライブスペースです。このライブハウス「柏Studio WUU」は、1999年、“プールドゥビル5F”に、ビルのオーナー小柳満雄氏が「柏」に於ける芸術文化の「創造・向上・発展」を目指してオープンしたものです。そして、2003年より現オーナーの阿部哲士氏がその想いを引き継ぎ、地元柏市のアーティストを中心に音楽・朗読・絵画展示等、世代、ジャンルを越え、更にはプロ・アマ問わず幅広く「良質な表現」をサポートしてきています。そして、来年、2009年1月には10周年を迎えことになるということで、この創立10周年を記念して、初春早々、スタジオ・ウーが特別企画を開催するようです。それが、雨の遊園地~中村八大を唄う~というコンサートです。
「上を向いて歩こう」や「明日があるさ」などの数々のヒット曲を作曲した中村八大の曲をさが ゆき(唄)と渋谷毅(ピアノ)が披露します。
ここで、忘れてはならないのが、吹奏楽部やバスケット部の活躍で全国的に有名なわが街の市立柏高等学校の校歌の作詞・作曲は、この中村八大なのである。恐縮ですが、その校歌の一番だけを紹介させて下さい。(念のため、この学校関係者ではありませんが。)
今日を踏みしめて歩く道は     
何時か明日の道に通じる     
その時の為に我等三年       
歩き続けよう               
人生で一番の輝きの時
時には高く低く跳べ!走れ!  
時には深く広く勉べ思索しよう
柏が日本がある限り       
市立柏高校ここに在り        
では、以下にこの特別記念コンサートの概要を紹介します。
開催日時  平成21年1月4日(日)
          開  場 午後2:00  開  演 午後3:00
開催場所  Studio WUU
        所在地:柏市柏1-5-20 プールドウビル5F
        (柏駅東口前通り、イトーヨーカドー前マクドナルドの隣のビル5F)
出  演   さが ゆき(唄)
        渋谷 毅(ピアノ)
曲  目   中村八大を唄うの関係曲
入 場 料   予約一般¥2800
        当日一般¥3300+1ドリンク代
        大学生¥2300
        高校生¥1800
        中学生以下¥1000
        予約当日共+1ドリンク代(学生証提示のこと)
問合せ先  Studio WUU   TEL:04-7164-9651
なお、スタジオ・ウーは、100人以上の客席とSteinwayのグランドピアノのある木の床のあるステージがあり、アコースティック系を中心にクラシックからバンド系まで幅広く対応できます。また、充実した照明で、色の演出に凝ったパフォーマンスや演劇にも使われているようです。更には、設備の特色も生かし当店でレコーディングをした作品も数多く送り出しているよういうように柏の文化・芸能の発信基地となっています。
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高校サッカー選手権優勝候補筆頭は市立船橋高校!

2008-12-29 | その他
今年の第86回全国高校サッカー選手権で、流通経済大学付属柏高校が、あれよあれよという間に全国制覇したことは記憶に新しい。私も、今年の1月2日の2回戦、京都代表の久御山高校との試合を千葉県立柏の葉公園総合競技場へ見に行きましたが、その時は、とても優勝するとは思えませんでした。
その流経柏高校も今年は、高校総体を市立船橋と同時優勝し、年度をまたいた高校3冠(クラブ選手権、高校総体、選手権)を達成。先般、その偉業をたたえ、12月中旬に同高校にその記念碑を建立(写真)し、同時に同じ年での高校3冠達成を誓ったそうです。
2009年の高校サッカー選手権の出場を決める千葉県大会で、流経柏高校は準々決勝で渋谷幕張高等学校にPK戦で負け、千葉県代表は、常連高校の市立船橋高校が八千代高校を破って、4年ぶり17度目の出場を勝ち取りました。
そして、この全国高校サッカー選手権の戦いが12月30日から始まりますが、2009年1月に、柏の葉で、どうしても見たいという対戦がないのでどうしょうかと思っています。確かに、12月31日には、前橋育英の1回戦、1月2日には鹿児島城西の2回戦があるにはあるのですが。
千葉県代表の市立船橋高校の試合は、市原臨海競技場なので、遠くていけそうもありませんしね。市立船橋高校の試合日程は、2回戦が2009年1月2日(金) 12:05キックオフ予定(開場 10:45予定) 、3回戦が2009年1月3日(土) 12:05キックオフ予定(開場 10:45予定 ※1/2勝利の場合)となっています。当日券販売は、試合当日 10:15より競技場チケット販売所(メインスタンド入口横)にて販売するそうですが。
さて、第87回全国高校サッカー選手権(最終日・来年1月12日)は12月30日、東京の国立競技場の開会式での高知高校(高知)長山剛之主将の選手宣誓から始まります。参加校は、各都道府県代表48校(東京は2校)で、高校日本一を目指します。市立船橋高校は夏の総体王者として、冬の“国立”で高校タイトルの2冠に挑むわけです。
今年の市立船の特徴は、素早い攻守の切り替えに重点を置いて、千葉県大会の全試合、カウンターから得点し、攻守の連係やカウンターに磨きをかけています。布陣は4―4―2。
J1京都入りが決まっている主将の中村充孝と野口翔太が2トップ。中盤は積極的に前線のスペースに飛び出していく笈川大樹を軸に両サイドを2年生の鈴木宏樹と馬渡和彰が支える。最終ラインは右サイドに大阪和也、左は1年生の河崎敬を配置する。伝統の堅守はことしも健在で県大会は4試合で1失点。守備ラインを統率するのはDF青木将英。
この市立船橋高校に挑む1番手は、私は、2008年、国立の決勝戦で流通経済柏高校に負け、準優勝となった古豪の静岡県代表の藤枝東高校になってほしいと思うのですがーー。
今回、優勝争いに絡む強豪校は
Aブロックーーー佐賀東、前橋育英、市立船橋(優勝です!)
Bブロックーーー鹿児島城西、大阪桐蔭、
Cブロックーーー帝京、作陽
Dブロックーーー大津、野洲
ではないかと勝手に思っていますが、市立船橋高校は、こうした強豪校を撃破して、6大会ぶり5度目の全国制覇を勝ち取ってほしいものです。
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富士山と景観まちづくり

2008-12-28 | その他
日本の象徴である富士山は、なぜ、世界遺産に指定されないのでしょうか。多くの方はその答えは知っているのに、いっこうに改善されないのはなぜでしょうかね。こうしたことにピリオドを打とうと活動している方々が柏市にやってくる。平成20年度柏市景観まちづくりシンポジウムにやってき、この辺の問題点を柏市民と共に考えるようです。
では、以下にその概要を紹介します。
開催日時    2009年2月11日(水)
           13:15~15:45(開場12:15、展示開始11:00)
開催場所    さわやかちば県民プラザ ホール&県民ギャラリー
           ※所在地 柏市柏の葉4丁目3-1
内  容    <第1部>
           柏市都市景観表彰(田園景観部門)表彰式
         <第2部>
           ・報告「柏市の学校に富士山クラブがやってきた」
            講師:大井英明氏(特定非営利活動法人 富士山クラブ)
           ・講演「富士山から日本を変える」
            講師:野口健氏(アルピニスト)
         <展示コーナー>
            「柏市の景観まちづくり」「関東の富士見百景」
            「フォト芙蓉峰による富士山写真展」「富士山のゴミ」
            「エベレストのゴミ/野口健の活動」
対  象    どなたでも
費  用    無料
主  催    柏市
申し込み    はがき・メール・FAXのいずれかで、(1)氏名(2)住所(3)電話番号
         (4)年齢層(0~10代、20代、30代、40代、50代、60代以上の別)
         (5)同行されるかたの有無(1名まで)(6)同行される方の年齢層
         を記入の上、次のところへお申し込みください。
          ※応募者多数の場合は抽選。
申込み先   柏市役所 都市計画部 都市計画課
          〒277-8505 柏市柏5丁目10-1
          FAX:04-7167-7668
          メール:info-tshkk@city.kashiwa.lg.jp
          ※パソコンから申し込むこともできます。
          上記の主催者ホームページから、申込フォームに入れます。
申込締切日  平成21年1月26日(月)※郵送の場合は当日消印有効
問い合せ   柏市役所 都市計画課 TEL: 04-7167-1144
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箱根駅伝の総合優勝をねらえ!中央学院大学

2008-12-27 | その他
お正月恒例の1月2日と3日に箱根で開催される第85回箱根駅伝。その大会に、隣の我孫子市にある中央学院大学が出場する。それも、昨年の大会で総合順位3位の実績をひっさげて。そう、予選会なしの7年連続の10回目の出場だ。
これまで、総合優勝はない。最高順位も昨年の3位が最高だ。その次が2005年の9位。
しかし、今年は、箱根駅伝経験者した選手が6人残っているので、これをどうみるかだ。
どうだろう、良いほうに読み、今年は優勝争うにからみ、あわよくばーーー。川崎勇二監督は、「前半に乗り遅れたら終わり」とインタビューで答えている。
東京・箱根間217.9キロの10区間で23チームにより優勝を決める。ヤマとなるのは各大学のエースがそろう2区と5区の箱根の山登りでしょう。
中央学院大学の2区には、エースで副将である木原真佐人(4年)が、5区には主将の辻茂樹(4年)が出場予定だ。
監督によると「6区が毎年失敗している」とのこと。この山下りは残りの選手の奮起に期待したいですね。しかし、その前哨戦であった11月に行われた全日本大学駅伝では5位。これが、何を物語っているかだ。箱根駅伝では、往路、復路ともレース1時間前までのメンバー変更が可能なので、過去の実績にとらわれずに調子の良い選手を起用してほしいですね。この区間エントリー選手の正式発表は12月29日。だれが何区に起用されるか楽しみですね。
明日、28日から30日まで、同大学陸上競技部は、千葉県の富津で合宿をし、チームの結束力を強めるそうだ。私としては、特に2年生には、タイム的にも成長株が多いので、その活躍を楽しみにしたいですね。
最後に、出場選手を紹介します。
氏    名   学年   出身高校名
辻 茂樹★    4年   北陽
木原 真佐人★  4年   報徳学園
堀 宏和★    4年   利府
池脇 信也    4年   鹿児島実業
渡部 政彦★   4年   竹田
木之下 翔太   3年   鹿児島商業
大野 紘崇    3年   拓大紅陵
三浦 隆稔    3年   利府
磯 将弥     3年   那須拓陽
野中 洋輝    3年   大分西
小林 光二★   2年   那須拓陽
鈴木 忠★    2年   拓大紅陵
真田 雅之    2年   報徳学園
大谷 克     2年   沼南
塚本 千仁    1年   佐原白楊
本野 裕之    1年   北陽
★ は箱根駅伝経験者
中央学院大学は、現在のところ、昨年より総合力では力がおちているかもと言われているが、そんなことを気にせず、是非優勝争いに加わってほしいですね。でも、私にできるのは、せいぜい、中央学院大学の隣にある鷲神社に行って優勝祈願をお願いするしかできないので、先日行ってきました。同陸上競技部も12月にここに必勝祈願してきたようですね。これで心おきなく、初春の箱根路での同大学の活躍を楽しみにテレビ観戦できます。
コメント (1)
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お正月の行事のフォトコンテスト

2008-12-26 | その他
先日、第42回とりで利根川たこあげ大会と第39回とりで利根川どんどまつりのイベントの概要を紹介しましたが、今回も、その関連のフォトコンテストの紹介です。
今回のフォトコンテストの題材は、あくまで、このたこあげ大会とどんどまつりを撮影した未発表の作品に限ります。ですから、当日参加するか、見学にこれない方は無理のようですね。私は、行けたら行くつもりですが、良いカメラがないので、応募しても無理かな?もちろん、腕もありませんが。
も、お正月に使ったしめ縄などを集め、竹とワラで作ったやぐらの中で燃やす習わしであるどんどまつりをみるだけでもいいかな。このどんどまつりは、柏の布施地区では「あわんとり」とか「とりおい」などと呼ばれています。そして、竹の先にお餅を付けて焼いて食べると無病息災になると言われています。
では、以下にその応募要領を紹介します。
サイズ  カラー四つ切(W4不可)とします。なお、組写真は受付致しません。
      デジタル合成は不可とします。
締 切   平成21年2月6日(金)当日消印有効      
送り先   〒302-8585 取手市寺田5139
               取手市役所内 取手市観光協会
               ℡0297-74-2141 内線1443・1444
審 査   取手市観光協会(当協会にて選任した者とします)
発 表   3月中旬に入賞者に賞状・賞品を発送致します。  
      また、取手市役所本庁舎1階ロビーにて入賞作品・入賞者氏名を掲示致します。
期 間   平成21年 2月19日(木)~ 2月27日(金)
      取手市役所本庁舎1階ロビー(予定)

〔応募に関する注意点〕
作品の裏側には応募票を貼り付けし、必ず所定事項を記入してください。(詳細は、上記の主催者にご確認ください。)
特に、住所・氏名・作品のテーマは楷書にてお書きください。電話番号と氏名のふりかなはも忘れずに。
作品の送付は郵送でも構いませんが、送付中の事故には一切責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
応募要項に違反があった場合には審査対象外として返却いたします。
被写体が人物の場合発生する肖像権の侵害等については応募者の責任とします。
入賞作品の版権(ネガ)は取手市観光協会に帰属します。
入賞作品は入賞作品展示以外にインターネットwebサイトや市広報等の印刷物に使用させていただく場合があります。
応募作品の取扱いには十分に注意いたしますが、万一の事故に関する責任は負いかねますのでご了承の上ご応募ください。
作品の返却を希望される方は応募用紙に「返却希望」を明記し、郵送料(郵便切手)を同封してください。(但し、入賞作品は返却いたしません)
なお、<賞一覧>は下記のとおりです。
最優秀賞  1名   取手市観光協会賞(副賞――商品券 一万円分)
特選    2名   取手市観光協会賞(副賞――商品券 五千円分)
準特選   2名   取手市観光協会賞(副賞――商品券 四千円分)
入賞    5名   取手市観光協会賞(副賞――商品券 三千万円分)
特別賞   1名   朝日新聞社賞
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「おもしろおぺら塾」って?

2008-12-25 | その他
ガラコンサート(gala concert)という言葉をご存知でしょうか?普通は、年末年始や主な祝祭に合わせて行われることが多い。ソリストの演奏を中心に組み立てられていて、交響曲などのソロ部分やオペラやオペレッタのアリアを演奏する。
このガラコンサートと銘打った柏市民コンサートが、来年(2009年)3月に、柏市と柏市教育委員会の共催によって開催されます。それも、今回で6回目だそうです。では、以下に、管弦楽やオペラの名曲をお送りするガラコンサートの概要を紹介します。
開催日時   2009年3月29日(日)開場 15:20 開演 16:00
開催場所   柏市民文化会館 大ホール
          ※所在地: 柏市柏下107 TEL: 04-7164-9141
演奏曲     カヴァレリア・ルスカティーナ 全曲 (P.マスカーニ作曲)
         マイスタージンガー前奏曲
         闘牛士の歌(カルメンより)
         行け我が想いよ、金色の翼に乗って(ナブッコより)
         乾杯の歌(椿姫より)
出  演    指    揮  山館冬樹
         演    出  田中孝男
         ナレーション  矢島正明
         合    唱  柏市民合唱団
         オーケストラ  柏交響楽団

         サントウッツア 岩森美里   エスカミーリオ 追分 基
         トウリッドウ  星 洋二   ヴィオレッタ  加藤奈保子
         アルフィオ   井上雅人   アルフレード  加藤太朗
         ローラ     小原良香   ルーチア    浅井美保    
対  象    どなたでも
定  員    約1,600人
費  用    一般2,500円 高校生以下1,000円 全席自由
主  催    柏市民コンサート実行委員会、柏市教育委員会
チケット取扱所  柏市民コンサート事務局   柏市教育委員会文化課
         浅野書店(スカイプラザB1F)   高島屋友の会(本館8F)
         カワイ楽器柏店申し込み    
問い合せ   柏市民コンサート事務局 TEL: 04-7132-5155
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とりで利根川たこあげ大会ととりで利根川どんどまつり

2008-12-24 | 歴史
先日、利根川で分断されている茨城県の取手と千葉県側にある取手とをつなぐ小堀の渡しを見みにいってきましたが、その際に、居合わせた人からお正月の行事でここで、たこあげ大会等が開催されることを教わりました。そこで、小堀の渡しの件は後日にして、この取手の河川敷で行われるイベントについて紹介します。
かって日本の各地には、お正月のさまざまな行事が盛んに行われており、段々と時代が進むにつれ、廃れてしまいつつあります。この辺でも、素朴な庶民の慣習として手作りの凧を昔は、家族そろってあげたものです。又、お正月のしめ飾りや門松などを燃やし残り火で餅を焼いて食べながら一年間の無病息災を祈ったものです。まさに、こうした伝統的行事こそは後世に伝えていくべきことではないでしょうか。この現状をうれいた茨城県の取手市観光協会では、市民の憩いの場を提供しつつ、子供たちにも自分の手で作る喜びを味わってもらうために、毎年のように、たこあげ大会とどんどまつりを開催しているのです。頭が下がります。その結果、とりで利根川たこあげ大会第は42回目だし、とりで利根川どんどまつりは39回目となる立派な伝統行事となっているのです。では、以下にこのイベントの概要を紹介します。

<たこあげ大会>
開催日時    平成21年1月17日(土)午前9時30分~午後2時
          ※悪天候(雨、雪)の際は、1月24日(土)に順延。
           なお、たこ作り教室は、先着100人。

<どんどまつり>―――お正月飾りを燃やし、おもちを焼いて食べる。
開催日時    平成21年1月17日(土)午後4時~午後7時  強風時順延
          ※どんど櫓 午後4時点火
           なお、当日撮影の写真でフォトコンテストを開催予定

開催会場    取手緑地運動公園(JR常磐線取手駅東口徒歩5分で、写真のとおり)
           ※たこあげもどんどまつりは同じ場所で、時間がずれるだけです。
主  催     取手市観光協会
           (電)0297-74-2141(内線1441)
後  援     日本の凧の会・朝日新聞社・朝日小学生新聞・日刊スポーツ新聞社・茨城西部朝日
          会・国土交通省利根川下流河川事務所・(社)・取手市商工会・取手市藤代商工会・
          取手市


<たこあげコンクール>
第42回とりで利根川自作品たこあげコンクール細則のとおりです。
1 応募資格    凧の愛好者であり、自作凧であればどのような作品でも自由です。但し、既製
            の凧は審査対象にはなりませんが会場内で自由に上げることが出来ます。
2 審査対象部門 ① 個人の部
             一般の部…中学生以上の個人
             子供の部…小学生以下の個人
           ② 団体の部
             5名以上のグループ
3 受 付      平成21年1月17日(土   午前 9時30分~10時30分
4 審 査      日本の凧の会         午前10時30分~11時30分
5 入賞者発表及び表彰式
           午後12時30分から大会本部にて表彰式を行います。
6 応募上のお願い ①応募点数に制限はありません。
            ②応募者は応募表に所定事項を記入してください。
            ③応募作品は当日会場にて受付いたします。
            ④応募者には所定の位置で凧をあげていただきます。
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布施弁天の新年のセレモニー

2008-12-23 | 歴史
1200年祭に当たる今年、従来の崖地だった境内用地を盛土し拡幅した布施弁天東海寺では、最後の追い上げか、正月を前に本堂脇にあった大日如来堂を拡幅した用地へと移転し、さらに隣の消防器具を入れてあった小屋も本堂と客殿を結ぶ渡り廊下の裏に移された。このために、除夜の鐘を突く鐘楼付近の景色は一変した。女坂をダラダラ登りきって、見あげる風景は、昔を知っている人間にとって、隔世の感がする景色となった。実に広々とし、そして明るくなり、新しい布施弁天の可能性を感じさるには十分といえる。
だが、今年の2月の節分の豆まきの際に東海寺の総代が言っていた、拡幅した境内用地を活用し、あじさい寺で有名な松戸の本土寺にまけない花のお寺づくりは、どうやら、出来そうもなくなったみたいですね。
鬱蒼とした木々の中にたたずむ布施弁天と新利根有料道路をはじめに遠くの茨城方面が一望できる開放的な風景を眺められる境内と、どちらがよいかは、誰にもわかりません。50年先、100年先に評価がくだされるでしょうが、もう、神秘の森の中の布施弁天でなくなったことだけは確かです。
さて、正月のセレモニーについてですが、1月1日のセレモニーで特筆するのは、深夜0:00に打ち上げる約200発の開運打ち上げ花火ではないでしょうか。新年と同時に布施の夜空に打ち上げられる花火は、一瞬とはいえ、明るい牛がやってくることを予感させるのではないでしょうか。
除夜の鐘は、午後9時に整理券を配布し、午後11時45分頃から突き始めるようです。108番目の方まで、500円を払えば、鐘をついた上に、木札と御守をもらえるそうです。さらに、109番目の方からは、開運の鐘として500円で木札のみで、最後の方まで鐘をつけるようです。
祈祷は元朝祈祷は、午前零時、午前1時、午前2時の3回、正月の祈祷は、元旦から7日まで、9時から4時まで(一時間毎)だそうです。
特別行事としては、
①元旦と3日に宝物殿前にて奉納獅子舞 (9時30分〜 予定)
②2日に呼魂太鼓による奉納太鼓(12時30分〜 1時30分〜  2時30分〜 予定)
の開催が予定されています。
このほかの布施弁天の2009年の主な年中行事としては、1月12日には、お焚火上げ、
2月1日には節分 豆まき、そして11月には、七五三 成長祈願と平年どおりのようです。
牛年の来年は、1200年祭も無事に終了し、新しい第一歩を踏み出した布施弁天にとっては、どう、具体的にしかも着実に隆盛の道を歩んでいくかの、正念場となるのではないでしょうか。
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文化財の松ヶ崎城址の賃料は年1200万円!

2008-12-22 | 歴史
文化財の保護は難しい。ましてや、中世の城跡なんて。だって、城のイメージとして定着している天守閣や石垣があるお城は近世ですものね。中世のお城といえば、館か山の天然を利用した砦にしか過ぎない。後者のほうは、見どころがないので、一般的には関心が薄い。ましてや、住居跡のない山の中の砦なんて。土塁や曲輪等が、山の中、林の中に埋もれていれば、関心を持ちようがないのが普通ですよね。
さらには、誰の防御用の砦かもわからなければ、敵も誰かもわからない。第一、この辺一体の領主はだれか。匝瑳氏か、高城氏の一族か。敵は佐竹氏か?この辺を知る手がかりとなる万松寺自体も1500年の半ば以降に出来た隠居寺だ。そして、津、港があった痕跡もない。歴史に興味がない人たちにはイメージをふくらます材料がほとんど見当たらない。
それに該当したのが、今回、文化財保存の危機としてさまざまな話題を呼んだ、柏市内の松ヶ崎にあった松ヶ崎城址です。12月19日にどうやら、この問題が、約10年間の間は決着したようですね。年間1200万円の賃料を地主に払うことで。写真は造成工事により木々が取り払われた松ヶ崎城址に一部です。
問題は、今後の一般公開をどうするかですよね。賃料は1200万円でも、その他に維持管理がかかり、さらに一般の人に関心を持ってもらうには、柵や説明看板だけで訪れる人が増えるとは思わない。たぶん、市は、市民やボランティア団体にも話しかけ、この松ヶ崎城址の一番よい活用方法を考えるでしょうがーー。
それにしても、前記のように市民にこの地に来てもらえる、訴えるものがなにもないという城跡をどのように打開して行くのでしょうかね。どのようにして関心を持たせ、来てもらうようにするのか。市の文化財保護の能力が、今、問われているといって過言ではないですね。
4月からの一般公開を楽しみにしていますが、この松ヶ崎城址を見に来る人たちのために大量の駐車場だけは、作ってほしくないですね。
個人的には、人々の信仰の対象であった3郡境の不動尊のほうが、今日まで地域の人の心の中に生きていたことを忘れて欲しくない。当初は、この場所でなかったこの不動尊のお堂も平成8年に火事で焼け、石碑もいたずらで壊されたが、ここに滝と不動尊があったことは、あの石段があるかぎり、庶民の一人である私は絶対に忘れてはならないことだと思う。戦国時代以降は、人々にまったく見向きもされてこなかったこの松ヶ崎城址を、今後、保存して行くなら、こうした庶民の観点から洗いなおした保存方法を、大量の税金をかけていくなら、検討していただければと思うのは、私だけでしょうか。

最後に、この和解を伝える新聞記事を下記に引用します。
破壊危機を当面回避
柏市、地権者と賃貸借契約
松ヶ崎城跡
柏市指定文化財「松ヶ崎跡」(約1.5ヘクタール)を含む土地の所有者が開発禁止の文化財指定区域内で農地転用への工事を進め、古墳などの文化財が破壊される危機に見舞われていた問題で、本多晃市長は19日の定例記者会見で、地権者と土地賃貸借契約を同日締結したと発表した。
契約期間はおよそ10年で、この間は市が管理し、一般公開する予定。契約締結により、文化財は破壊の危機を当面回避できることになった。
同城跡は、市内におよそ20ある城跡のうち、唯一の市指定文化財。区域は松ヶ崎の台地約1.5ヘクタールで、古墳群、中世城跡や、縄文時代から中世にいたる遺構・遺物が眠っている。
今年5月に地権者が重機を導入し、造成工事に着手していることが発覚。文化財保護をめぐり、市と地権者の見解の相違などが、問題を複雑にさせていた。
今回の契約は、来年1月1日から2019年3月末を期間とし、同城跡を含む約1万8千平方メートルを対象とした。賃貸借料金は、市の公共用地借地料の基準に従って算出。
今年度分は二百三十五万円で、来年度以降は年間で千二百万円を見込んでいる。
市は、来年4月からの一般公開に向けて、来月から柵や説明番の設置、除草などに取り掛かる。
                『以上12月20日の千葉日報の県西版より』
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ふるさとの味、おやきとは?

2008-12-21 | その他
上州名物、焼きまんじゅうについては、以前紹介したことがあります。ふるさとの素朴な味は、心をなごませてくれます。今回は茨城県の大子地方に伝わるおやきのはなしです。ここらへんでは、おやきのことを「ほどやき」といいます。たぶん、おやきの原型のことでしょう。小麦粉に味噌を練り込んでまんじゅう程度の大きさに丸めたものを,直接「ほど」(いろり)の灰の中にほうり込んで焼くことからこう呼ばれています。
この地方では、昔から農家などで,貴重な郷土食として親しまれていましたが,近年の食生活の変化などにより、これを作って食べる機会も徐々に少なくなってきているようです。この昔から食の知恵として連綿と受け継がれてきた伝統の味を,現代風にアレンジして作ったのが、大子おやき学校の「大子おやき」です。素朴で健康的な食品として、近年売り出しているようです。
ここ、おやき学校は、廃校になった本物の小学校の校舎と校庭を使用して、ふるさとの味を販売しているだけではなく、おやき作りの体験も行っています。
一度に35人が体験でき,自分で作ったおやきを食べたり,お持ち帰りができます。また,おやき体験には通信簿がつけられ思い出になります。この体験は、だれでもが、予約さえすればできます。
●おやきの体験料金
(お一人様料金/3名様以上にて受け付けます。)
   大人……800円   
   子供……500円
 団体割引は 大人……720円
       子供……450円
●体験予約はお電話で
 大子おやき学校 02957-8-0500
営業時間:午前9時から午後5時まで
なお、休 校 日は、毎月第2・3水曜日,12月31日,1月1日
私は、この教室で、といっても、教室を改造した給食室(食堂)で、1人できんぴらおやき、カボチャおやき、のざわなおやき、抹茶入りあずきおやき,きのこおやきと5個のおやきをいただきました。きのこおやきは1ケ170円ですが、それ以外は1ケ130円でした。
また、お土産として、8個入りセット(カボチャ,おから,りんご きのこ各2個入り)を2つ買い求めました。こうした素朴な味は、本当に食べていてほっとしますし、しかも、廃校跡というロケーションを考えると実に胸にジーンと来るものまであります。
もちろん、ここでは、おやき以外に地元の他の特産品直売コーナーや木工品展示即売コーナーさらにはギャラリー・ホールまであります。こちら方面によられた折には、立ち寄っても損はないと思います。特にスローライフ志向の方にはお勧めです
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「初詣、足利七福神巡り」

2008-12-20 | その他
栃木県の足利市といえば、室町幕府を開いた足利氏の故郷。足利氏ゆかりの鑁阿寺(ばんなじ)をはじめ、我国最初の総合大学として知られる足利学校など数多くの文化遺産が残されていますが、どうも、足利氏の日本歴史上における評判は今一なのですよね。どうしてでしょうかね。
それは、さておき、来年の丑年の初詣には、由緒あるこの足利市の七福神巡りで、「健康と多幸」を祈願してはいかがでしょうか。主催は、同じみの「柏市歩こう会」です。私も藤が咲く季節には何回となく、この足利市を訪れています。でも、なんといってもこの足利学校、室町初期に栄え、「阪東の大学」とも称され、儒書・仏書を講述、戦国大名の保護を受け、郷学校として明治5年まで存続していたんですね。足利市内のこうした史跡を巡り、先人の向学心と意欲を感じる今回の散策でもあるのです。小さな旅なのです。なお、足利の七福神は次のとおりです。
恵 比 寿 神    ~ 除災招福・商売繁盛 ~  西宮神社
布 袋 尊      ~ 福徳円満・家内安全 ~  福厳寺
寿 老 人      ~ 長寿・富貴・招福 ~   心通院
毘 沙 門 天    ~ 開運厄除・学業成就 ~  常念寺、最勝寺
福 禄 寿 尊    ~ 福と禄と寿 ~      長林寺
弁 財 天      ~ 福徳財宝・家内和合 ~  名草弁天・明石弁天・長尾弁天
大 黒 天      ~ 五穀豊穰・所願成就 ~  鑁阿寺・徳蔵寺
では、以下にその散策の概要を紹介します。
開催月日    2009年1月11日(日)※小雨決行
集合時間    午前7時40分(時間厳守)
集合場所    東武線柏駅中央改札口前
散策コース   東武柏駅~春日部駅(のりかえ)~足利市駅(下車)~福厳寺~常念寺
          ~西宮神社~長林寺~織姫神社~明石弁天~心通院~鑁阿寺~足利
          学校~足利市駅(解散)~柏駅
            ※歩行距離約8km
対  象     どなたでも
費  用     一般参加者300円 小学生以下無料 (傷害保険料込み)
交通費      柏駅~東武足利市駅  860円
持ち物      弁当、飲み物、他
主  催     柏市歩こう会
申し込み     事前受付はありません。当日、参加費を持参下さい。
問い合せ     川上幸雄 TEL: 04-7143-2497
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茨城の利根町にある柳田國男の記念公苑って?

2008-12-19 | 歴史
利根川に架かる橋に栄橋というのがある。下流に向かって左岸が茨城の利根町の布川地域で、右岸が千葉県の我孫子の布佐地域である。この両地域とも、日本民俗学の父と言われる柳田國男(1875年~1962年)と縁が深いことをご存じであろうか。
私は、布施弁天の歴史を調べているうちに、江戸時代末期に『利根川図誌』という本を書いた赤松宗旦という人を知った。その人がこの利根町の布川の出身であることも知った。いつかは、そこを訪れてみたいものだと思っていたら、この赤松の『利根川図誌』に影響を受けた人物にあの日本民俗学の父・柳田國男がいることが分かった。しかもその柳田國男の記念館が利根町布川あるというではないか。では、まず、そこに行かずはなるまいと思い、先日行ってきました。
正式名称が柳田國男記念公苑となっているので、広々とした公園の一角にそれがあるものと思っていたら、なんと住宅街の真っ只中に、旧小川邸を活用してあったのです。利根町の町立で、入場は無料でした。
柳田國男は、明治8年兵庫県神東郡田原村辻川(現・神崎郡福崎町)に父・松岡賢治、母・たけの六男として生まれ、明治20年故郷を離れ、茨城県利根町布川で医院を開いていた実兄鼎(かなえ)のもと、2年ちょっとの時を過ごしました。この時の体験が、後に民俗学を志すきっかけとなったといわれていますので、そういう意味では柳田國男にとってはここは、第2の故郷といえるということで、それを記念して町が資料館、記念公苑を作ったそうです。
この柳田國男記念公苑は、旧利根町役場跡地約2000㎡の敷地の中に、國男が少年時代を過ごした旧小川家の母屋(木造平屋建193㎡)、管理棟、國男が書物を乱読した土蔵(資料館)で構成されています。
この記念公苑には、柳田國男に関する著作物、文書等を展示しているほかに、国際交流、地域間交流、町民交流の場として開放し、また会議、講座の開催及び宿泊施設としてもご利用できるようになっております。私がお邪魔した時も和室の一室で町民の方が打ち合わせを行っていました。その部屋のまわりに張り巡らされた渡り廊下をウロウロし、部屋やこれも立派なに庭園を見て回りました。そして、この母屋を出て、白の漆喰作りの資料館へ、柳田國男の世界の一部を味わいに。
これらの一般見学は、午前9時~午後4時30分で、会議・講座等の開催の場合は、午前9時~午後9時、さらに宿泊となると、午後3時~翌日の午前8時30分までです。休苑日は、月曜日・祝日・年末年始となっています。
さて、柳田國男の民俗学の特徴は、なによりも「文献史学においては典拠とする史料そのものに偏りが生まれるのは避けられないとしており、それゆえ公文書などに示された一揆や災害とかかわる民衆の姿をそこで確認できたとしても、その生活文化総体は決してみえてこない」ということである。つまり、「常民」の生活文化史の解明を目的とする民俗学にとっては文献資料にのみ依拠することには限界と危険がともなうのであり、それゆえフィールドワークによる民俗資料の収集が重要だと論じている。まさに、その通りだと思います。
だが、このことが現在の民俗学の危機へともつながるというから、わからないものである。それは、民俗学が悪いのではなく、日本の社会が、豊かになりすぎ、全国いたるところ、画一的な生活が展開され、特徴ある地域性を見いだせなくなってしまっていることに起因している。わざわざ、離島にいってさえも、この地域独特の民俗資料を探すことが困難になってきてしまっている。常民の生活アップという観点からは良いことだが、独自の地域文化の伝統の継承という観点からは、残念なこととしか言えないようだ。今回は利根町でしたが、この次は対岸の我孫子の布佐に柳田國男の業績を求めて行ってみたい。なお、赤松宗旦の墓は、近くの曹洞宗のお寺の来見寺にあったが、この話はまた後日書きたいと思います。
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風車のイルミネーションとお花畑のビオラ

2008-12-18 | 花情報
12月も半ばが過ぎて、まもなくお正月を迎えようとしています。街中はクリスマスのイルミネーションが、今、花盛りですね。布施のあけぼの山農業公園にある風車や東屋そして2本のメタセコイヤの木等に、暗い夜の寒空をほのかに明るくともすイルミネーションが写真のようにやっとつきました。
今年も何回となく、昼、夜問わずに見に行きましたが、確認できたのは12月15日でした。たぶん、6時には、それらが点灯され、このあけぼの山農業公園に、今までの季節にない夜景を醸し出してくれると思います。
そして、あけぼの山農業公園のコスモスの後には色とりどりのビオラがびっしりと一面に植えられていました。これは、11月の3連休みまでに、植えられました。富勢地区の営農組合の人たちが、あけぼの山農業公園に依頼され、約1週間がかりで植えたものです。この冬から春にかけ、花がなにもない時期のビオラの花々は、ここを訪れる市民の心をきっと和ませてくれるでしょう。言うまでもなく、このビオラとビオラの間には、来年咲くチューリップの球根が、たぶん15万個以上植えられております。このビオラは、千葉大学園芸学部より購入したものらしいが、チューリップの球根はオランダ産のものらしい。
いずれにしてもビオラは、まだ小さいが次第に大きくなり、来年の4月にチューリップの花が咲き誇るまで、このお花畑の主役でしょう。霜にも強く、元気の育つビオラの花言葉は、「物思い」「思慮深い」「心の平和」さらには「私の事を思って」だそうです。これらの白、黄色、紫、等々の色とりどりのビオラの花を見ていると、そう言われれば、花言葉もそうかなーと思えます。
華やかなコスモスのあとだから、余計にそれを感じさせるのかも知れません。いずれにしても、殺風景な状態が消え去り、初冬の中に、色彩のある風景が復活しています。
しかし、このビオラにくらべ、夜のイルミネーションはあまりに少なすぎ、まだ、人を呼べる状態にはないのが、残念です。昨年も何回も見に行きましたが、私は、人と誰ともであうことができませんでした。風車はイルミとは別にライトアップもされていますが、それとて、とてもライトアップといえるほどの明るさではない。もちろん、これからだということも読み取れるし、予算もないということもわかるが、これでは、やっている意味がないように思うのは、私だけでしょうか。
12月15日号の広報かしわで紹介されていた柏市立手賀中学校のヒマラヤ杉のイルミネーションのほうが、まだ、見る価値があるように思えます。ここは、柏市と沼南町の合併以降毎年のように見に行っていますが、校庭にに入れず、道路に車を止めての鑑賞ですが。
そこで、あけぼの山農業公園のイルミネーションで期待したいのは、まだ、2本であるメタセコイヤの木々のすべてにイルミネーションをつけてもらえばということです。もしかすると、木も高いので、つけるのが多くなれば、あの新利根道路の橋の上からも、わかるようになると、口コミで見物客も増えるのではないでしょうかね?
なお、このビオラとともに晩秋のお花畑の彩りをよせてくれていた、約60本の薄紫色の皇帝ダリアの花は萎れ、今は、見る影もなくなっていました。
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月居温泉(つきおりおんせん)と月居城址

2008-12-17 | その他
茨城県を走るJR水郡線の袋田駅の東方約2キロに月居山という山がある。標高は423mメートルとも、404メートルとも、言われているが、どちらなのでしょうかね。いずれにしても、四季を通じて、この山の肩から月が昇ることから、月居山と呼ばれているようです。
今回は、この山の裾野にある温泉と山頂付近にあったお城との話です。
まず、温泉。その名も月居温泉(つきおりおんせん)。入浴するのは今回で2回目です。車で国道461号線を常陸太田から袋田に向かう、新月居トンネルの手前にそれはあります。まず、この温泉の概要を紹介します。
【泉質等】
 アルカリ性単純泉。源泉温度43度。無色透明、無味無臭。
 ヌルヌル感が強く、浴室の床が滑りやすい。掛流し。
【効能】
 腰痛、手足の痛み、アレルギー性皮膚病など。
【風呂】
 男女別内湯各1、露天風呂も各1。内湯は石組みで浴槽は
 結構大きく10人以上は楽に入れるくらいだが、露天風呂は
 これよりも小さい。シャワーやカランなども完備。
この温泉は、入ってみればわかるが、実に私にはぬるい。43度というが40度くらいしかないのでは。しかも、肌にヌルヌル感が残る。だから、温まろうとしたら、じっくりと入らないとだめだ。でも、温まれば、なかなか湯ざめしないことも事実だ。温泉は原泉かけ流しだから、清潔感もある。男湯と女湯は板一枚で区切られているだけなので、女湯のほうからは、地元の女性たちの賑やかな話声も聞こえてくる、実にほのぼのとした温泉である。
でも、何よりのこの温泉の特徴は、大子町小生瀬地区の住民が直接、共同で管理しているということであろう。この滝見の湯「白木荘」は、そのせいか入浴料金も350円と格別に安い。タオルを持っていかなくても、1本200円で売っている。
この温泉の効能は、2~3日じっくりとつからないとあらわれないというだけあって、宿泊施設も完備している。素泊まり1泊3,000円。朝夕2食付きで6,500円だそうだ。年中無休だが、宿泊者の関係か、夏は午後7時、冬が午後6時までだそうです。
当施設には、食堂もあるので、前回はエビフライ定食と刺身定食を注文したが、今回は先を急いでいたので、ここではいただなかった。
次は、月居山頂付近にあった月居城址の話です。あんな山の中にお城がという山です。近くに城下町らしきものはなのに。中世のお城というのは、館か防御用の山城のどちらかといわれていますから、そういうものなんですね。館城や天守閣を備えたお城というのは、戦国時代からといわれています。
さて、この城は、佐竹氏の一族であった袋田氏が応永年間(1394年~1428年)に築いたものらしい。その後、1558年~1592年にかけては、佐竹氏の家臣の野内大膳亮が館をおいて居城としたが、佐竹氏の秋田移封に伴い、以後廃城となった。
江戸時代は、この辺は徳川水戸領であり、9代水戸藩主徳川斉昭が植えた桜が月居山に残っており、「尋人は昔の名のみにて 雲井の月ぞ すみ渡りける」と刻んだ斉昭の歌碑も建てられている。
そして、幕末の元治元年には、武田耕雲斎の率いる天狗党の面々がここ月居峠に立てこもり、幕府軍に加わった水戸の諸生党と激しく対峙、峠付近には、修羅場と化したといわれている。この戦いで、山頂近くあった大同二年(807年)の創建と伝えられる月居観音堂は焼失したが、焼失を免れた観音像は昭和になって再建された御堂におさめられているらしい。残念ながら、今回、これを見に行く時間がありませんでした。
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