布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

河津桜は満開だった!

2007-02-19 | 花情報
昭和38年、西田佐知子(現在は関口宏の奥さん)が歌った「エリカの花散るとき」を口ずさみながら、18日の日曜日、小雨の降りしきる国道135号線を南下する。灰色の海は地平線を見せない。河津に近づくにつれ道路脇が明るく色づく。濃いピンク色の桜が出迎える。
2月10日から3月10日まで開催される河津桜祭りを訪れるのは、ここ5年間の自分の行事の一つになっている。本土で一番最初に咲く桜を、春まだ遠い2月中旬に訪れるのは、実に初恋に似ていて、心を浮き浮きさせる。目当ての河津桜は、緋寒桜と早咲きの大島桜の自然高配種で、花びらは大きく濃いピンク色なのが特徴である。そして、不思議なことに、その歴史は浅いのである。静岡県河津町の木の指定されたのは、昭和50年であり、その1年前ぐらいから河津川沿いに植えられて行くのである。又、河津桜祭りと言っても、七滝周辺から今井浜の方までと結構広範囲で、メインが河津川沿いということなのです。夜には館橋から浜橋までの桜並木がライトアップされ、笹原公園内の足湯隣には同町の観光協会(写真)を初めとした様々な露天・売店が出され、1ヶ月で同町民約8,000人の100倍以上の100万人が訪れる一大イベントとなっているのです。
到着したときは、雨は傘をかぶらないでも良いくらいまでに上がり、徐々に人出も増え、お店の呼び声にも活気が出、行き交う人々の話声も弾む。菜の花の黄色と桜のピンク色も、人の心を晴れやかにさす。自然とサイフのひももゆるみ、私もお土産を多めに買ってしまい、現在反省中です。
自分は来宮橋から荒倉橋までの桜並木を散策しただけで、今回は、河津桜の原木は見ませんでしたが、観光協会の人の話しによれば、満開だそうです。確かに、川沿いの桜も、若葉が結構出でおり、6分くらい7分咲きと行っても良いと思う。ここ数年で見ても、やはり咲き具合は例年より早いので、出来れば2月中に行った方が良いと思います。だから金・土に出た五大新聞のうち2紙が報じた河津桜開花情報は疑問。なお、駐車料金は1日500円でした。帰りは山沿いの国道414号を北上し河津七滝を見たが、ループ橋下の桜も7分咲きとなっていた。見たいものはみたと言う満足感に浸りながら、一路箱根芦ノ湖を目指し、口びるからこぼれる歌は
『青い海を 見つめて 伊豆の山かげに エリカの花は 咲くという 別れたひとの ふるさとを たずねて ひとり 旅をゆく エリカ エリカの花の咲く村にーーー。』
エリカにも何種類かありますが,よく見かけるのがジャノメエリカ(蛇の目エリカ)で、小さな釣り鐘型のピンクの色でとてもきれいですね。でも、花言葉は、博愛、孤独、裏切り等と決して明るくはなかったのです。知らないというのは恐いですね。
コメント
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