確かに、政府が言うように、食品衛生法上の暫定規制値を超える放射線量が検出されたとはいえ、検出された放射性物質濃度は、健康に被害を及ぼす数値ではないのでしょうが。まあ、風評被害を防ぐためにも消費者が冷静な対応をして行くということでしょうが、なかなかそれが難しい。
それを防ぐ意味でも、千葉県でも、「県内農産物の安全性を確認するため」として、県内産の露地野菜を各地でサンプリングし、放射性物質検査を実施しています。野田市の農産物についても、3月20日に市内の一農場から採取したほうれんそうを茨城県つくば市の(独)農業環境技術研究所に持ち込み放射能モニタリング検査を行っています。
その検査の結果につきましては、下記の通り、暫定規制値を下回っており、安全性がは認されております。
(単位:ベクレル/kg
平成23年3月20日 ほうれんそう 野田市 1,410(ヨウ素) 195.7(セシウム) 結果:暫定規制値以下
<参考>
暫定規制値(野菜類)
放射性ヨウ素 : 2,000ベクレル/kg
放射性セシウム: 500ベクレル/kg
野田市では、今後とも情報収集に努めるとともに、逐次ホームページ等で市民に広報していくそうなので、自分としても野田産のほうれんそうを市内船形にある農産物直売所「ゆめあぐり野田」で安心して購入しようかと思います。
次に、この東北関東大震災の時期に、今年の花見は自粛すべきかどうかについて。
気象庁は2011年3月28日、東京でサクラ(ソメイヨシノ)が開花したと発表したが、今、この庶民の花見自体が問題となってきているようです。
既に、柏市においては4月のあけぼの山公園の桜祭りとあけぼの山農業公園のチューリップ祭りというイベント自体は中止が決定されています。隣の我孫子市でも3月28日に開催予定だった我孫子ゴルフ倶楽部での市民観桜会も中止されました。
しかし、今度はイベントではなく、庶民の花見自体が問題視されはじめているらしい。
東京都が管理している井の頭公園(武蔵野市)では3月25日頃、「今年も桜の開花時期となりましたが、東北地方太平洋沖地震の発生に伴い、当公園内における宴会の実施をご遠慮いただきますようにお願いいたします。飲食については、できるだけ園内または近隣の飲食店をご利用いただきますようお願いいたします」という看板が立てられたらしい。
さらに、同じく都が管理する上野公園(台東区)でも、同様の方針を打ち出しているとか。
ええ、これって、どういうこと。イベントの中止はやむをえないとしても、公園内の庶民の花見の宴会まで、自粛させる必要があるのだろうか・・・。柏市もするのかな・・・。