昭和２０年８月６日広島で被爆したミサコさんのアップライトピアノが矢川光則氏の手で修復され甦りました。いま、平和の旋律を奏でるミサコのピアノと共に、音楽と朗読によりお届けする平和へのメッセージと、平和都市宣言のまち流山で、市民による実行委員会がつくられ、その準備が進んでいます。
流山で奏でられるピアノは、ヤマハが昭和７年に製造したアップライトピアノで広島の爆心地から１．８Kmの民家で被爆したものです。被爆したピアノを、単なる「原爆資料」にするのではなく、調律し、トラックで運搬し、その音色を聴いて平和について考えてもらおうと活動を続けているのは、被爆二世の矢川光則氏。
矢川氏は、２００１年から平和記念公園でコンサートを始めた方で、当日は矢川氏のお話も予定されています。
流山では、９月１９日（金）に大人向け、２１日（日）に小中学生向けのワークショップを行い、実際に被爆ピアノを見て、触れて、弾いてみようという関連企画も両日１４時から流山市生涯学習センターで開催します。
また、「甦った被爆ピアノによる平和を願う音楽会」では、ガントレット敦子さんによる朗読で、童話「ミサコの被爆ピアノ」が読まれます。
広島原爆を書いた『ふたりのイーダ』にはじまり、長年にわたって戦争を見つめてきた作家、松谷みよ子氏が書かれた作品「ミサコの被爆ピアノ」の朗読です。
開催日時 ９月２０日（土）
１３：３０開演（開場１３：００）
開催場所 流山市文化会館
※所在地：流山市加１－１６－２
出 演 熊坂牧子・渡邉真弓（ソプラノ）、梶沼美和子（メゾソプラノ）、
鹿野章人・熊坂正実（バリトン）、飯沼淳也（アコーディオン）、
熊坂百合絵・西澤佳恵子・玉井敦子（ピアノ）、
樺山玲子（ヴァイオリン）、老・ゆう大音楽専科OB連合会合唱団（合唱）、
熊坂良雄（合唱指揮）、村川典子（司会）ら
内 容 「愛の夢」、「アヴェ・マリア」、「花のまち」、「見上げてごらん夜の星を」、
「この素晴らしき世界」など
対 象 どなたでも
費 用 前売 2,500円／当日 3,000円
高校生以下、障害者手帳をお持ちの方1,500円
未就学児無料
（※全席指定）
主 催 「甦った被爆ピアノによる平和を願う音楽会」実行委員会
共 催 流山市生涯学習センター指定管理者アクティオ株式会社
後 援 流山市
流山市教育委員会
問い合せ 流山市生涯学習センター
TEL：０４ー７１５０－７４７４
アクセス 流鉄流山線流山駅８分
