布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

竹の子と日本庭園

2007-04-30 | その他
連休の2日目、陽気にさそわれ、お気に入りの布施弁天界隈を散策することにする。今日は境内でなく周りを歩いてみることにする。以前から気にはなっていたが、お茶をたしまないので、なかなかな弁天様の向かい側にある日本庭園と柏泉亭という茶室には足がむきませんでした。ひょんなはずみから、垣根の隙間から竹の子を発見。わあ、竹の子、それも、布施弁天の崖に生えている馬鹿でかい竹の子とは違い、真竹でしょうか、かわいいのが、ぽっこり、ぽっこりと顔を出しているのです。早速、表門から敷石を踏みしめて見に行きます。左右に竹藪があり、なんと写真のようにかわいい竹の子が地面から顔を出し迎えてくれたのです。でも、その脇には、ぶすいな立て看板。なんと「竹を育ていますので、取らないで下さい」という悲しい内容の看板が左右に建てあるのです。門を閉めた後、夜、竹の子を盗む不届き者がいるということですかね?
ここの日本庭園と柏泉亭を管理しているのは、指定管理者である(財)柏市都市振興公社らしいが、夜、茶室の柏泉亭に泊まり込んでいる訳でもないので、門を閉めても、防犯カメラだけではどうしても対応できないんでしょうかね。しかし、盗人よ!弁天様がみていることだけはお忘れなく!
さて、竹藪を見終わり、鯉のいる小さな池を通り抜けると、左側に茶室が見え、木戸があるが、それは茶室の正面の入口ではない。それに、目もくれずに更に先に進んでいくと、左側に東屋と大きな池が現れ、その方向に行くと茶室の正面入口が見えて来ます。でも、そちらの方面に行かず、更に先を急ぐと足下からごろごろ感が伝わってくる。なんと、そこには、土曜日の強い風で落ちたと思われる梅の実が散歩道一面に青い実をさらけ出している。結構大きくなっていました。なるべく踏みつけないようにして、よけながら進むと、また小さな東屋があったので、そこに立ち寄り一服。ここでも、携帯で、大きな池と石灯籠の写真をとる。
道に沿って先へ進めば、今まで歩いてきた道にぶつかると思っていたら、なんと道はなくなった。そうなんです。日本庭園内は一周できないようになっていたんですね。初めて知りました。
しかたないから、いったん外に出て、元の表門の所まで戻った時にあることを思い出した。こ門の角に昔、池があったが、今は埋められて竹藪になっている。それを地元の人たちが昔掘り起こそうとしたそうです。地元の古老によると、そこに、デイダラボッチの左足の跡といわれる池が在ったそうなんです。市と掛け合ったが、掘り返して水をためても、観光の目玉にはならないと言われ、掘るのをあきらめたそうです。今は、そこには、なんの看板もないので、ここの池は永遠に民話だけの世界となってしまったようです。元々、この日本庭園一帯は、農業用水と利根川の氾濫した水をためておく池が在ったそうです。今、バスが通っている布施弁天下の道はなく、この日本庭園の表門から布施弁天に真っ直ぐに伸びているのが参道だったそうです。その名残りとして、古い杉の木と松の木も老木が左右にわずかにあり、更に、今は駐車場に打ち捨てられている本多侯寄贈の鳥居もこの参道にあったそうです。
日本庭園・柏泉亭の開園時間は、午前9時~午後4時半で、休園日は月曜日(月曜日が祝日の場合は、翌日以後の最初の平日)と年末年始となっています。もちろん、庭園の入場料は無料ですが、茶室の使用は有料。この茶室の柏泉亭を利用する方は、柏市民のかたは使用日の属する月の3カ月前から使用日の5日前まで、柏市民以外のかたは使用日の属する月の1カ月前から使用日の5日前までに、あけぼの山農業公園本館へ電話(7133-8877)して下さい。なお、茶室(建築面積約44.5坪)と茶庭(約130坪)は、宣伝文句によると、県内唯一の本格的な茶室で春には桜、秋には紅葉と四季おりおりの景色を楽しめというのがキャッチフレーズだそうです。布施弁天にお出かけの際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか.意外な発見があるかもしれませんよ。
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芝桜と市立柏高の演奏会

2007-04-29 | その他
先般、埼玉県秩父市の羊山公園の芝桜の丘の芝桜(8種類35万株)が、テレビや新聞等で取り上げられていましたが、近場で、しかも羊山の100分の1くらいの芝桜なら市内でもあちらこちらにありますよね。あけぼの山農業公園内の傾斜地の芝桜は、もう3月より咲き乱れ、それなりに紹介され、多くの人が見に来ています。
そこで、私が、お薦めなのが、あまり知られていない北柏ふるさと公園の芝桜です。写真は4月中旬にとったものですが、そんなにいっぱい植えてありませんが、それなりにきれいに咲いています。なんといっても良いのは、そばに手賀沼があるということです。水辺を散策、ウォーキング等するにはうってつけの場所なのです。柏ふるさと公園のように公園自体大きくありませんが、駐車場もそれなりにあります。ふらりと、行って見ると良いところです。念のため、構えて行っては、がっかりするだけですよ。帰りには、柏公園の文化会館よりの崖に咲いたつつじを見学してみてはいかがでしょうか?
さて、あけぼの山農業公園管理事務所の話によると、3月31日から4月22日までの農業公園への入園者数は、約17万2500人。それを土曜日、日曜日にしぼれば、15万2000人と、圧倒的に土・日が多い。残り15日間の平日の合計入園者数は2万人。だから1日平均1000人ちょっとですかね、平日は。でも、4月14日・15日の2日間のチューリップフエスティバルには、10万人が、21日・22日のグリーンフェアには1万2000人がきたというのだからびっくり。しかも、残りの4日間の土・日で4万人ですから、それでも1日1万人。ただし、どう人数をカウントしたかは、聞けませんでしたが、多分、交通整理を委託していたから、そこにカウントでもさせたのでしょう。
余談ですが、あけぼの山公園の4月7日・8日の桜まつりの人出は、5万人で、布施弁天の三ケ日の人出も、5万人だそうです。そういう意味でチューリップの威力というはすごいですね。本当に柏市民はお花が大好きということですね。
さて、話は変わって、もう一つの近場のお出かけ情報。それは、全国に吹奏楽で名をはせている柏市立柏高等学校吹奏楽部の「フレッシュ・コンサート」を無料で、しかもその彼等の学校で聞けるというコンサートの紹介です。
日  時    5月4日(金)午前11時~午後3時
          (雨天翌日順延)
場  所    柏市立柏高等学校の中庭野外ステージ
演奏曲     マーチアルセナール、おてもやん、ふるさと、ピック・アップ・ザ・ピ-シーズ、他
今年、市立柏高等学校の吹奏楽部には80人もの1年生が入部し、約220人の大所帯となりました。この1年生80人にとっては、この日が初めての大舞台となりますので、お時間のある方は、是非、応援に行ってみてはいかがでしょうか?
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市民ウォークとふくろう

2007-04-28 | その他
話題だけはもう6月へ。20年4月には5課106人体制で柏市に保健所が作られますが、今、市民の健康への関心が高まってきています。そこで、歩くのが健康に一番と自分へのいましめの意味で、また、ウォーキングを紹介します。「ふくろうのいる森など自然公園をいくつも抜けて南部クリーンセンターまで歩いてみませんか?」という、うたい文句の第3回柏市民ウォークが下記のとおり開催されます。主催者は、3あいサポート柏、柏市ウォーキングサポーターです。
開催日     6月6日(水)小雨決行
集合場所   加賀第三公園(増尾駅下車徒歩3分案内有り)
          ※集合場所にはトイレがありません。
集合時間   午前9時
解散場所   逆井第二公園(最寄り駅逆井)
解散時間   午後3時ころ
参加費     100円
持ち物     お弁当、飲み物、雨具、敷物、ほか
申込方法   当日会場にて受付(事前の申込は必要ありません)
問合せ先   大会実行委員長 辻本峰子 ℡7131-8856
<コース案内>
       スタート(加賀第三公園)→中原ふれあい公園→酒井根下田の森
        →酒井根近隣センター→南増尾小鳥の森→リフレッシュプラザ柏
       (昼食)→南部クリーンセンター見学→ゴール(逆井第二公園)
       ーーー以上、約18㎞
そこで、ふくろうの話題をもうひとつ。これは、連休中の5月5日と6日の午前10時から午後4時まで、流山のトントンランドで開催されます「ふくろうまつり’07春」を簡単に紹介します。メインは、ふくろうと遊ぼう&おおたかのフライドショー(1日2回)と元祖ふくろう(福喰朗)焼きではないでしょうか?でも、これ以上書くと、企業の関係者と思われそうなので、あとはお調べ下さい。
ふくろうには、森の賢者とか、苦労をしない不苦労とか、いろいろといわれていますが、私としては、もっともよく似合う呼び名としては、福がこもる福籠とか福が来る福来朗とかという幸せの鳥の愛称がいいですね。是非、私もふくろうにあやかりたいですね。
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柏市民活動フェタ2007の紹介

2007-04-27 | その他
今年から退職し始めるいわゆる団塊の世代(S22年~24年生まれ)は、本当に退職後、地域に戻って市民活動をすると思いますか?戻ることを期待して、今、いろいろな動きが出、団塊の世代に訴えている。この「市民活動フェスタ2007」もその一つといえよう。
だが、団塊の世代は地域デビューするだけの心と経済のゆとりがあるだろうか。期待すると言いながら、年金はもう60才からでは、生活していける金額は貰えないという改革(?)や定年延長とかという改革(?)も行われている。生活のこと気にしないで、さっそうと地域デビューを果たせる団塊の世代は、どれほどいるのでしょうかね。
会社が丸抱えで、定年後の職を斡旋されている人は、さらなる定年までは、仕事第一で地域活動には加われないでしょう。これからの時代は、市民との協働とか、市民活動の時代と言いながら、まるっきりのボランティアで地域デビュー出来る人なんて、本当に沢山出てくるのでしょうかね?同じ市民活動でも、コミュニティビジネスで、こずかい稼ぎをして、市民活動とうそぶくほかない人が結構多いのではないでしょうか。これは、最近、私の感じていることです。とにかく、団塊の世代は、踊らされないように、地に足をつけて、今後の定年後の生き方を模索して行くことが懸命でしょう。
ま、それはそれとして、このフェスタについて紹介してみよう。あなたがやってみたい、知りたいことがここにはありますよ。そのために、市内の市民活動団体が約70、集結するそうです。そこで、あなたにあうものを探して、活動に参加して下さいというのが主旨とのこと。ということで、13日の日曜日、生き方の散策をしては、いかがでしょうか?
日時   5月13日(日)午前10時~午後5時
会場   柏駅東口サンサン広場、ほか
主催   柏市民活動フェスタ2007実行委員会・柏市
問合せ  柏市民活動センター(電)7163-1143
先般、3月にはブログで我孫子市の市民活動フェスタを紹介し、また、自分も行ってきましたことを報告しましたが、どうも柏市の市民活動フェスタは、まだ、身近に思えない。我孫子は回数を重ねているし、柏市は今回が初めてということ、いや、いや、それだけではないようですね。身近に思えないのはーー。
以前から、そして常日頃から、こうした市民活動にやさしい姿勢をとり続けるというソフト重視のなにかを市民に敏感に感じ取らせていないと、市民は身を固くせざるをえないのではないでしょうかね?なにかあると。
写真のこいのぼりのように、こいのぼり=市民活動が元気に泳ぎ回るには、風がなければ、ならないことはいうまでもありません。だが、この風は、イベントだけでは、作り上げられないんですよね。このことを良くわかる方が、いっぱいどこかにいないと、こいのぼりは泳ぎませんよ。なお、念のため、このこいのぼりは、柏市や我孫子市でなく、私の第二の故郷茨城県某市のこいのぼりです。
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5月は全国一斉「あそびの日」?!

2007-04-26 | その他
すべては、子どもの笑顔のためにという思いで、2004年から開催されている「あそびの日」キャンペーン。昨年は、全国の市区町村レクリエーション協会等を中心に「あそびの日」の主旨に賛同した団体と連携して、全国1500ヵ所でプログラムが開催され、参加者も15万人に達する大きなイベントとなっています。今年も5月、4回目の全国一斉「あそびの日」が開催されます。
初めて、「あそびの日」キャンペーンという言葉を聞いた時、私はなにを言っているのか意味が理解できませんでした。子どもたちへのさまざまな遊びや体験を提供するとともに、子どもたちを育む大人の輪を全国に広げることを目指しているのが、「全国一斉『あそびの日』キャンペーン」だと聞かされましたが、実は納得しがたい。昔のように、子ども達が子ども達だけで、大人の世界とは違う、子ども達だけの世界を作り、そこで子ども達だけで遊びほうける時代が理想とおもっていたが。でも、その時代はとうに終ってしまっていたのですね。現代社会は悲しいかな、大人達が子ども達の世界を作ってあげ、子ども達の世界を守り抜いていかねばならないのですね。
では、以下で、柏市で展開されるこのイベントを紹介してみます。
プログラム名      第3回親子ふれあい手賀沼エコサイクリングラリー
実施日時        5月20日(日)~1日間  午前9時~午後2時、雨天中止
会場           手賀沼周辺  水の館
              午前9時30分柏市中央体育館に集合するが、詳細は問い合わせ先へ。
参加対象        子どもから大人
参加定員        150名(家族単位で、50家族まで)
プログラムの内容   手賀沼の「藤姫伝説」の碑を見聞しながら、親子・家族でサイクリングを楽しみ我孫子市の水の館でゲームを行う。
              コースは、Aコース、21㎞(往復)とBコース12㎞(往復)の2コースを予定。
参加費         一律500円(内訳:保険代、諸経費)
申し込み期限     5月14日(月)まで
主催者         柏市レクリエーション協会、ほか
問い合せ先      松戸 良一  (TEL:04-7133-5079 FAX:04-7133-5079)
出来れば、家から自転車で、家族単位で中央体育館に、時間までに集まり、帰りも自宅まで家族単位で自転車にて帰られてはいかがでしょうか。注意事項としては、走行中はヘルメット、帽子を着用し、昼食も家族単位で用意して下さい。なお、不参加の場合、返金はしないとのこと。
要は、親子で自転車で遊ぶ環境は用意するが、自己責任で遊んで下さいというのが、この全国一斉「あそびの日」みたいですよ。

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海ほたるで柏に出会える!

2007-04-25 | その他
1997年に開通した東京湾アクララインの途中に浮かぶ海上パーキングを「海ほたる」というのはご承知と存じますが、ここで、昨日紹介した1月に行なわれる「船戸おびしゃ」(写真)に出会うことが出来ます。しかもゴールデンウィークの最中の5月3日に。
というのは、千葉県が展開している「ちばデスティネーションキャンペーン」の一環として、「柏の伝統発信キャラバン」を柏市と柏市観光協会の主催で、ここ「海ほたる」で5月3日に行なうからです。
柏市内の県・市指定文化財の4団体と県指定の伝統的工芸品制作者が一堂に会するのは、多分今回が初めてといえましょう。この大変貴重なイベントを以下に紹介します。
日時      5月3日10:00~14:15
 雨天決行(豪雨等の場合は中止)
内容      ①テープカト10:00~
         篠籠田の三匹獅子舞   10:30~
          (千葉県指定文化財)
         ②船戸のおびしゃ     12:00~
          (柏市指定文化財)
         ③手賀ばやし       12:45~
          (柏市指定文化財)
         ④十二座神楽       13:30~
          (柏市指定文化財)
         ⑤伝統的工芸品の展示等
          ・五香刃物<関東牛刃>
            (千葉県指定伝統的工芸品)
          ・柏ビーズ<ビーズ細工>
            (千葉県指定伝統的工芸品)
問い合せ   柏市商工課 TEL:04-7167-1141
「柏の伝統をアクアラインの海から全国へ」というのが、今回のキャッチコピーですが、この紹介パンフレットによると、「柏ってこんな街」の紹介としては以下のことが書かれていました。皆さんは、これにどう思います?
☆千葉県北西部に位置する38万人都市
☆熱く燃える柏レイソルサポーター
☆小カブの生産高、日本一
☆裏柏(ウラカシ)には古着・雑貨店が大集合
☆つくばエクスプレス開業で進む新しい街づくり
☆市立柏高校吹奏楽部は日本一の常連
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つつじと秋篠宮コレクション

2007-04-24 | その他
ゴールデンウィークに、遠くに行けない方の近場情報の第2弾です。もちろん、私が行ってみたい場所です。自分の家の小さな庭に、今、白いつつじが写真のようにかれんに(?)咲いていますが、つつじといえば、関東では館林のつつじが丘公園のつつじが定番ですよね。でも、そこには行くには無理という人には、この近辺だと、野田市にある清水公園のつつじはですかね。
約7万㎡の敷地に100品種、約2万株のつつじが咲き乱れ、今、つつじまつりの真っ最中とのこと。江戸時代のつつじを代表する古品種で、樹齢300年以上のヤエキリシマをはじめとして、おなじみのモチツツジやヤマツツジなどもみられます。まつりの期間は4月21日から5月6日までですが、5月3日には、野点と邦楽演奏会が開催されます。会場は、第一公園広場で、時間は午前10時30分~午後3時30分までだそうです。入場は無料だそうです。
この清水公園は、明治27年(1894)、茂木柏衛が建設した庭園を市民に開放した民営の公園で、つつじを始めアスレチック、キャンプ場などの施設もあり、旧跡を楽しむなら、金乗院、仁王門、聚楽館、重要文化財の旧花野井家住宅などをみることができます。
一方、近場で学術的雰囲気を味わいたい方には、秋篠宮コレクションの見学はいかがですか?我孫子市の鳥の博物館では、常設展示の他に、今、企画展として、鶏民芸品展~秋篠宮コレクション~を2月1日から5月13日まで開催しています。そうです、秋篠宮コレクションの秋篠宮とはいわずもがな、(財)山階鳥類研究所の総裁をつとめられている文仁殿下のことです。殿下は、有名ななまずの研究以外にも、ニワトリの起源と家禽化に関することも研究をされておられるようです。特に民俗生物学の立場から、各地の生活習慣や信仰とニワトリの家禽化過程や品種化の関わりに研究を発表していますが、今回は、殿下がニワトリの調査の過程で集められた世界各地の鶏民芸品コレクション98点を展示しているわけです。タイ、インドネシア、インド、スリランカ、アジア・オセアニア、ヨーロッパ、南北アメリカ、日本、各セクションごとに鶏民芸品をみることができるそうです。鳥の博物館の入場料金は一般300円、高校・大学生200円、小学・中学生100円だそうです。連休中は全て開館しているようで、休館日は5月7日の月曜日だそうです。開館時間は午前9時30分から午後4時30分です。目の前には、手賀沼も千葉県の水の館や親水広場等もあるので、連休に込む所かも知れませんね。
しかし、ニワトリのルーツとなったヤケイの仲間(ヤケイ属)は、キジ目キジ科に属する鳥とは知らなかったし、秋篠宮文仁殿下の意外な面を知ることも出来そうですね。
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ボタンの名所、医王寺

2007-04-23 | 歴史
市内のボタン寺の一つとして有名な船戸の雨宝山医王寺のボタンまつりがはじまりました。山門前にはボタンまつりの赤色の横断幕が高く掲げられています。当寺が地元のミニコミ紙に出した宣伝広告によると、開花時期は4月下旬から5月初旬まで、入場無料とのこと。大欅とボタンとのコントラストがすばらしく、ウグイスもさえずり、のどかな雰囲気を醸し出していますよ!という宣伝文句であります。
そこで、早速昨日行ってきましたが、観光客はパラパラです。そのはずです、横断幕下の本堂まで続く参道の両脇のボタンは、殆どが咲いていません。これらがすべて咲き誇ると実にあでやかな雰囲気になりますが、それまでにはもうちょっと時間が掛かりそうです。私の期待を裏切らなかったのは、優しく迎えてくれた平和観音像の前で見事に咲いていたボタンの一株だけでした。境内のところどころに、何株かは、咲いてはいましたが、これからですね。このやさしくかすかな微笑みを浮かべているかのような平和観音像の足元に見事に大輪の花を咲かせているボタンは、実に、平和の大切さを語りかけているようでした。
この医王寺の大本山の長谷寺は、花の寺として有名ですが、それにちなんで真言宗の豊山派の市内の各お寺では、医王寺や隣の吉祥院や南部の観音寺では、それに負けじとボタン等の花を植えているようですね。心やさしくなりますね。ボタン寺として有名な西光院は宗派が違うが、多くのボタンを植えており、この時期多くの観光客を呼んでいる。しかし、わが布施弁天東海寺は同じ真言宗豊山派の寺院でありながら、境内にはボタンの花はなく、立ち入り禁止内の客殿の中庭に何本かのボタンを植えられ、今は盛んと綺麗に咲いています。これは、どうやら、布施弁天東海寺は、敷地の問題より、神社と寺院の2本立てということが、影響しているかもしれませんね。
さて、医王寺は、1620年頃から始まったといわれる柏市指定無形民俗文化財「船戸おびしゃ」を、大正7年から平成5年まで行っていたお寺でも有名なのです。おびしゃとは関東地方に多く、もとは弓を的にあてることで、その年の豊穣を祈る行事のことですが、船戸では、弓を的にあてることはおりません。新年に、氏子当番の人たちが、神前の供え物から、酒肴膳部の準備をし、酒宴の中で「三助踊り」「三番叟」「おかめ踊り」を演じます。これらは、平成6年から医王寺でなく、船戸会館で1月20日直前の日曜におこなっているようですが、この正月20日と定められたのは、古く1836年からだそうです。
でも、このように医王寺は伝統がありそうなのに、どうも散策しても古さに身を包みこまれないのは、なぜなのか、私には不思議でなりません。この感じは沼南岩井の将門神社と龍光寺に行った時も同じです。歴史とは、にじみでるような、なにかこう古さとか深さとかを感じさせるものがないとだめなのかも知れませんね。あまりにも箱庭過ぎている感じするお寺でした。なお、本堂の脇や奥の墓地に植えてあるボタンは咲きそろうと大変あでやかで、一見する価値はあります。
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柏の葉グリーンフェアとフリマ

2007-04-22 | その他
いよいよゴールデンウィークがやって来ますね。近場で間に合わせたい人向きの情報です。自分も遠くに出稼ぎに行っている子供たちが家に戻ってきますので、連休はどうしても出かけられないのです。それで、いつも近場でしのいでいます。でも、近場でも結構、普段、見落としていたものを発見することがあるのですよ。それを見つけた喜びもお格別です。私も柏の葉公園のフリーマーケットがこんなにも盛んとは調べてみるまで、知りませんでした。私も行ったことがある当公園内で開催される全国陶器市は、園内のレストハウスの先の通路から、東大側の道路までお店がいっぱい並び、それは壮観そのものです。ましてや、あけぼの山農業公園のフリーマーケットとか布施弁天下の骨董市とは、残念ながら比べものにならない。改めて、柏の葉公園のフりーマーケットがこんなに頻繁に行なわれていたとは!!
では、まずは、昭和の日の柏の葉公園で開催される「花と緑のフェスティバル」について紹介します。
開催日   2007年4月29日(日)午前11時~午後3時
場 所   柏の葉公園 公園センター前付近
催し物   ☆青空講習会「ミニフラワーアレンジをつくろう」
        材料費600円(当日予約制)
       ☆オリエンテーリングゲーム「カッシーをさがせ!」
        参加無料  先着300名(プレゼントあり)
        ☆子供工作教室
        ・ペーパークラフト飛行機をつくろう
         材料費 50円   先着 50名
        ・紙飛行機をつくってとばそう
         参加無料
       ☆ワンワン相談室
       ☆草花の販売 
問い合せ  千葉県立柏の葉公園指定管理者  財団法人千葉県まちづくり公社
        柏の葉公園管理事務所 ℡:7134-2015
それでは、次ぎにフリーマーケットの今後の予定について紹介してみます。
フリーマーケット開催時間の開催時間は午前9時~午後3時で、雨天の場合は中止です。場所は、第1駐車場(総合競技場側)のサービスヤード内です。お時間を見つけて、行かれてみてはいかがでしょうか?
開 催 日 時        主   催   者
4月29日(日)    「東京リサイクル運動市民の会」
5月 5日(土)    「時遊空間ふれあい市」
5月 6日(日)    「東京リサイクル運動市民の会
5月12日(土)    「里彩くるカエル倶楽部」
5月13日(日)    「NPO環境と美化を考える会」
5月19日(土)    「時遊空間ふれあい市」
5月20日(日)    「リサイクルマン」
5月27日(日)    「スマイルパパフリーマーケット倶楽部」
なお、出店については、主催者により違いますので、各主催者に現場にてお問い合わせ下さい。
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柏の葉公園のバラ園とウォ-クキング

2007-04-21 | 花情報
市内柏の葉公園の中にあるバラ園は、敷地面積5,200㎡で、アメリカ・フランス・ドイツ・日本の代表的な品種58種類、1,580株が植栽されています。春(5月~6月),秋(10月~11月)に花を咲かせ、この辺のバラの隠れた名所ではないでしょうか?もちろん、このバラ園は、柏レイソルのホームサッカー場がある千葉県立柏の葉公園の一角にあるものですから、観賞するには入場料はかからないが、車を止めるには駐車代金がかかり、4時間以内で普通車で300円です。
さて、この柏の葉の約1600本のバラを見るためのウォーキングが下記のとおり開催されます。先にも紹介したことがあるゆうゆうクラブの主催ですが、会員でない方でもOKとのこと。念のため、このクラブは、柏市のウォーキングネットワークにも入っている優良なNPO法人ですので、初心者にも暖かく手をさしのべてくれますことを申し添えます。
日  時   平成19年5月10日(木)小雨決行
集合場所   北柏第一公園(最寄り駅:北柏駅徒歩3分)
集合時間   午前9時(時間厳守)
解散場所   柏の葉公園(最寄り駅:柏の葉キャンパス駅)
持ち物    お弁当、飲み物、敷物、雨具ほか
参加費    初参加者200円、ゆうゆうクラブ員100円
コース案内  北柏第一公園(スタート)~松ヶ崎城跡~大堀川~高田緑地~かしわで~柏の葉公園(ゴール)
主催者    ゆうゆうクラブ
問い合せ先  大神智恵子(℡04-7143-5340)
現在、園芸種のバラは、数千種類あるとかいうそうですが、まだ、青色のバラはないとのこと、これ作り出すのがバラ園芸家の夢らしいですね。ギリシャ語で、バラのことをロドンというが、ロドンとは赤いという意味だそうですから、昔は、バラは赤花が主流だったんですね。でも、私はピンク色のフランソワジュランビルが好きです。育てるのが簡単ですし。で、このピンクのバラの花言葉は、「上品・気品・温かい心・美しい少女・恋の誓い」というから、気に入っているのです。さて、ここには、「カトリーヌ・ドゥヌープ」「ジョン・F・ケネディ」という有名人の名前がついたバラや千葉県内で栽培され作られた「八千代錦」「万葉」というバラもあるそうです。なお、バラ園については、春と秋の開花期間中のみの公開となっていますので、まずは、事務所に確認してからお出かけ下さい。今年は5月の連休明け頃から5月一杯かもしれない。15日過ぎが見頃かも。咲き終わると養生期間に入りバラ園には、秋の咲く季節まで入れません。なお、問い合わせ先は、柏の葉公園管理事務所(電話04-7134-2015)です。
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布施弁天のライトアップ考

2007-04-20 | 歴史
どうやら4月7日・8日のあけぼの山の桜まつりにあわせたかのように、布施弁天のライトアップが始まっていたようです。寺関係者の話によると、当面行なうということであったので、4月18日、午後8時前、見に行きましたら、写真のように本堂が実に煌々とライトアップされておりました。これは、常夜灯をつけ放しのものとは大違いで、暮れから正月にかけてやっていたものを、桜まつり以降午後6時から9時まで行なおうとするもので、お金がかかるものだといえます。布施弁天の意気込みを感じとれます。
このライトアップは、専用の大きなライトがついており、境内には本堂正面に大小で2つ、鐘楼前に1つありますが、周りの崖に4ケ所ついております。まず、布施弁天下の薬師堂から来る突き当たりの弁天様の崖に1ケ。そして、新しく出来たくぐり戸付近の崖に1ケ。更に景勝閣の階段の左右の崖の中腹に1ケずつあり,それぞれ木々とその周りを照らしていました。ランプ自体の周りが緑色になっており、繁っている草と同一色なので、昼間は、良く目を凝らさないと、ライトアップ電球の位置を確認することは出来ません。
ライトアップのねらいは、いうまでもなく、ろうそく立てと同じく、広く市民の方に、夜でも布施弁天を見てもらおうというものではないかと思います。しかし、私が行った時は、雨だったせいか、残念ながら、私たち夫婦以外、誰一人いませんでした、階段にも、そして境内にも。
ちょっと、この誰もいない状況をみますと、本堂前の桜も、木蓮も散って、灯りで見て楽しむべきものが見あたらず、あかあかと照らされて闇の中に浮き出された朱色の本堂も、その扉は午後6時過ぎには閉ざされ、弁天様とのご対面もかなわないともなれば、やむを得ないーー。
先代の住職さんがなくなってから、現在の若い住職さんは、いろいろのことを模索し、試し、新しい布施弁天を作ろうと頑張っています。その動きをここ2~3日、紹介していますが、それでも、なかなか市民ニーズをつかみ切れていないような気がしてなりません。昔は、多くの人が加入する講とそれに答えるかのような護摩焚きが関東三弁天としての布施弁天の繁栄を支えていたのではないでしょうか。多くの田畑を持つ裕福な寺院なら、小作人にそれを貸して、上米で繁栄したろうが、残念ながら、布施弁天はこの田畑がなく、あけぼの山(6ha)等の山林しか持っていなかったのです。それでも、なぜ、繁栄したかをつらつら考えますと、それは現世御利益を願う庶民の切なる願いを聞き届けさせる護摩焚きの行のお布施で繁栄していたものと思われます。それは、本堂の外陣の天井の真っ黒な煤跡に見るとおりではないでしょうか。
たが、時は現代、祈願するといっても、肝心なのは、現代人における祈願対象のニーズをどう押さえるかということでしょう。ここを間違えると、護摩堂を仮に建設しても、祈願者がこない状態を産みだすことは自明。多分、ここが難しくて、1200年祭に護摩堂と建てるという計画が遅々として進まないのでしょう。お金がないというのは理由ではないような気がします。祈願者があとを立たないという見通しさえあればねー。
でも、今後、布施弁天がこの近辺の地域の人たちの心の中で生き続けるには、まず、この問題、布施弁天とはなんぞやを真摯に考えていかなければならないのではないでしょうか。
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幻の白蛇の池を求めて

2007-04-19 | 歴史
久しぶりの昨日に続いての布施弁天雑学の復活です。布施弁天の本堂の裏側の崖下には、底まで見える澄んだ池があったと伝えられる。最近というよりこの4月に、それがあるかどうかの発掘を東海寺さんが行ったようです。布施弁天に行かれた方は、もう、お気づきかもしれないが、トマトハウス側にある赤い鳥居の龍穴近くの崖が大きくえぐられている。そして、龍穴の前から奥のほうに○○ガーデンのブルトーザーが押した跡が延々と本堂裏側まで続いている。しかも、驚くなかれ、本堂裏の塀の近くには、深さは1メートル以上、長さ約5メートル以上の掘られた大きな穴があるのです。周りには土に混じってコンクリート片らしきものが幾つか見かけられましたが、年代が古いという物ではないようです。
寺側の話では、池があったという言い伝えがあったので、掘ってみたが、その跡が出てこないので、もう、あきらめて、中止したということでした。(4月18日現在)
愕然としました。あきらめるには早すぎる。いろいろのメデイアを駆使し、幻の池発見のためのプロジャクトを立ち上げ、まず、情報収集を徹底して行なう。次に、またあらゆるメディアを使って無償で探してくれる人たちを集める。そして、これらの人たちで公開の場で掘削をすべきなのです。これからでも、間に合いますよ。特に、これから以下に書く「志賀直哉も見た幻の池発見プロジェクト」(仮称)の立ち上げは、どうでしょうかね。
地元の古老の話では、その池には、布施弁天の守り神といわれる白蛇と赤いなまずや大きな鮒が住んでいたというのです。古老は昭和一桁生まれでありますが、子供の頃に見たと言います。だから、戦前までは確かにあったのです。何時なくなったかは、地元の人の記憶にないようです。また、古老は、かの龍穴には深く大きな穴があり、子供の頃その中へもぐって入って遊んだといも言います。古老だけの話ではあやしいかも知れませんので、もう一つのあったという有力な証拠を挙げます。
それは、私が、今年1月のこのブログで紹介した志賀直哉の「雪の遠足」という本の中に書かれております。直哉が現我孫子市に住んでいた大正時代のある雪の日、わざわざ、布施弁天を見に、歩いて遠足にきたのです。それが「雪の遠足」という本なのです。その時の布施弁天の様子が記載されており、そこには、池はあったと書かれているのです。しかも、その水が万病に効くとされ、販売されていたが、警察からいかがわしいとされ販売禁止の処分が出、販売を中止しているとも書かれているのです。そして、その周りにはいくつかの掛け茶屋があったとも書かれています。いくら直哉が小説家とはいえ、この布施弁天の様子についてフクションを書く理由は見あたらない。見たまま感じたままの事実を書いていると思うのが、自然でしょうし、柏市史年表にも、この禁止については記載されているのですから、あるんですよ、池の跡は。
ですから、当時の保健所の記録や警察の記録を丁寧に調べれば、どこにあったかの場所の特定は出来ると思いますが、いかがでしょうか?でも、これは私なんかの素人では出来ない。どうしても、知りたいのなら、専門家に頼むべきです。
そうして頂いて、是非、布施弁天の幻の池の跡を探しだし、関東三弁天の銭洗い弁天池として現代に復活してもらいたいという気持ちがじゅうじゅうあります。でも、一方、これはお金のかかること、幻は幻としてとっておくのも一計でという考え方もありますが、皆さんは、いかがお思いでしょうか?
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移されたり消えゆく歴史的遺物

2007-04-18 | 歴史
この4月、桜まつりやチューリップまつりに来た大勢の人々は気がついただろうか?昨日書いたあけぼの山の下にある水生植物園に曲がる角にあった江戸時代に作られたと思われる布施弁天参りの旅人のために設置された常夜灯がいつのまにか、消えてしまっているのに。今は、むなしくロープがあったところを囲っている。この常夜灯は、布施弁天東海寺所有のものらしいが、以前から、崩れ落ちる危険性があるということで、補修と移転を検討されていた。それが、先月、この場所から約50メートル先の布施弁天に曲がる角の利根改良区の記念碑の脇に移転されていたのです。(写真)移転費用は東海寺が持ったが、移転先の土地は旧布施村の6町会のものらしいので、了解を得て、移転したみたいです。
なにも知らない人は、改良区碑の隣に立つ常夜灯は、当初からここに立っていたと思うでしょうね。でも、こうした移転等は今に始まったことではない。時代を江戸時代や明治時代に遡のぼらなくても結構あるのです。以前にも書いた、布施弁天様境内にある3つ並んだ句碑の一つである麦秋の句碑は、昭和48年頃までは、現在三重の塔が立っているところにあったし、同じ昭和40年代までは布施弁天の表参道にあった本多侯寄贈の鳥居も、車にぶつけられ、今では、公共駐車場の公衆便所の隅に打ち捨てられたままです。そして、今の宝物館のところには、観音堂があり、この観音堂の前で八朔相撲も行なわれていたし、崖下にある龍穴の脇には、池があったが今はないとか、このように元あった場所から、その時々の事情で、移されたり、消えて無くなっているのです。時の流れといえばそれまででしょうが。でも、そのままに放置しておくことは、その記憶さえも無くなることを意味し、本来、あるべきところにあった、その意味の喪失になりかねません。
その最たるものが、古い話で恐縮ですが、史実(柏市史年表)に依って確認出来ている、延宝2年(1674年)に布施村又右衛門が里人を集めて、藁にて小社を作り、弁才天を祀ったという場所のことです。最初に布施弁天を祀った場所は、今の本堂があるところではないようです。今の本堂に向かって左にある客殿の庭にあったと地元の人たちには言い伝えているようです。この庭は一般の人は、立ち入り禁止なので、なかなか入ることができませんので、確認するのが困難です。先般、この庭にある其角の碑を拝見させて頂きましたが、更にその奥にひとつの粗末な石塔がたっておりました。どうやら、それが地元の人の言う布施弁天発祥の地ではないかと思われます。しかし、残念ながら、それを史実として確かめられていません。でも、こうした変遷を記録として残されないと、ささいな地域の歴史が時代の流れの中で消え、忘れられてしまうことを、心から憂うのです。
今、手元にには、現在布施弁天本堂内で売られている宝永と萬延時代のふたつ江戸時代の布施弁天の図面がありますが、現在とはずいぶんと変わっています。おいおい調べ、わかった順から書き込んでいきたいと思います。
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あけぼの山公園下のハナショウブ

2007-04-17 | 花情報
喧噪の中で、桜まつりとチューリップフェスティバルも終わり、布施弁天界隈は、また、もとの静寂さを取り戻します、ひまわりが咲き乱れる季節を迎えるまでは。そして、その間を繋ぐかのように、静かに出番を待っているが、あけぼの山公園下にある水生植物園のハナショウブ群です。写真のように、ひょうたん池の黒いマルチの間から、まだ、短い茎をだしているだけです。一雨毎に成長していきます。また、この隣では、はすも水面を覆いだしはじめ、出番を待っています。私は、今でもアヤメ、カキツバタ、ハナショウブの区別が良く出来ません。そこで、ちょっと、表にしてみました。

         アヤメ    カキツバタ     ハナショウブ 
適   地    乾燥地   湿地・浅水地     湿地・乾燥地
葉 の 幅    狭い     広い          中位
葉 の 色    濃緑色   黄味がかった緑    濃緑色
主   脈    不明瞭    細小         太い
花   容    小輪咲    中輪咲    大輪咲(野生は小輪咲)

菖蒲には花が2つあり、1番花が終わると、2番花と、2度咲くようですが、ここあけぼの山下の水生植物園のハナショウブは、数からいっても何千という程はないため、さほど有名ではありません。菖蒲園といえば、この辺では葛飾区にある堀切菖蒲園ですが、ここは、数自体はさほど多くなく、6,000株ですが、花の種類が約200種と大変多いのが特徴です。一方、隣の松戸市にある約700年前に開山された長谷山本土寺は、一万株の紫陽花があるので、あじさい寺として有名ですが、花菖蒲も5,000株もあり、その時期なると大勢の観光客が訪れ、花を楽しんでいます。
でも、関東近辺のお薦めのハナショウブ園としては、やはり群馬県伊勢崎市の赤堀ハナショウブ園で、国指定史跡である女堀遺構を利用し、約500メートルに渡り、約24,000株のハナショウブが季節になるとまるでじゅうたんを敷いたように咲きそろい、それはみごとです。一見の価値はあります。
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おおたかの森とあけぼの山のグリーンフェア

2007-04-16 | その他
ケヤキ通りの愛称がある市内松葉町の通りのケヤキや松葉第一公園のケヤキの若葉も日ごとに濃さを増しおり、新緑の季節がまもなくやってきますね。ケヤキの花言葉は重厚だそうですが、それににあわず、その新緑は眼だけでなく、心をも心地よく包み込んでくれ、忙しさの中で忘れかけていたやさしさを運んできてくれます。そこで、その話題を二つ。まず、つくばエクスプレスのおおたかの森駅の南口広場で、昨年に引き続き今年も「グリーンフェスティバル2007」が、4月28日(土)から5月6日(日)まで、流山市等の主催で開催されます。花と緑と音楽の祭典というだけあり、5月の5日と6日には、ビックバンドの競演やストリートパフォーマンスなどのイベント等が行なわれます。
一方、これに先立ち、4月、柏市においてもグリーンフェスティバルが下記の通り開催されます。
日  時  4月21日(土)~22日(日)午前10時~午後4時
場  所  あけぼの山農業公園
連絡先   (財)柏市みどりの基金 04(7160)3120
内  容  植木組合による植木販売や流山高等学園生徒による木工製品や花苗、
       季節の野菜などの販売をする他、花と緑の相談室の開設
       (1)緑化の普及活動
       基金パネル展示
       みどりの相談所の設置
       (2)植木組合等の活動
       柏市植木組合及び青和園等による植木・花苗の販売
       流山高等学園による木工製品・草花・農産物の販売
       (3)特設コーナー
       弁当・飲物等の飲食物販売
       園芸金物販売
       只見町物産販売
また、このグリーンフェスティバルを手伝ってくれる緑のボランティアを現在、募集しているとのことです。問い合わせは、上記の北柏ふるさと公園内にある「みどりの基金」の電話番号へおかけ下さい。但し、昼食は各自が用意するという、本当のボランティアだそうですので、応募する方は、心したほうが良いと思います。
なお、ある地元紙によると、先般のあけぼの山公園の桜まつりには、2日間で人出が3万人だったと報道しておりましたが、14日、15日のチューリップフェスティバルの人出は何人と報道するのでしょうかね?なにせ、昨日(15日)にこのチューリップフェスバルに行った私の知人は、家から観賞するまで2時間以上かかりうんざりしたと嘆いておりましたのでーーー。
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