さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

アジサイ

2022-07-19 10:07:23 | 花みち草にて


ワインレッド色の紫陽花です。

赤ワインをよく飲んでいた欧州滞在の頃を思い出します。

来客があると、現地の方は昼食を共にし日本人の方は夕食を共にします。今日ほど暑くはなく現地の方は大体が常温で飲まれる赤ワインを食事時に選ばれました。趣味はほとんどなく、日本の文化についても知識が限られていたため、会話は続かず、ワインをひたすら飲み続けた会食が多かったように記憶しています。日本人のお客様との会食は、まずビールで乾杯(何に乾杯するのか分からなくても乾杯でした)で、あとはワインか冷酒となります。ワインの場合は十中八九ボルドーで、冷酒の場合は大吟醸酒。日本人のお客様は会社の損益状況など事前に調べてきての訪問ですので、結構値の張るお酒を飲まれました。接待慣れもあるのでしょうが、現地会社の業績は本国のサポートなどを含めた全体の成果というのがみなさんの大本にあるのでしょう。ただ業績の悪化の場合はその限りに非ずです。

現地で赤ワインを飲み始めた頃は、オリが入っていないか確かめ、グラスを回し空気にあてて香りを楽しみ、グラスを掲げ傾けてワインのグラス内の伝わり方で糖度が等分にあるかを確かめてから舌の周りに絡めて味わいました。でもどれも同じような味がする(味覚音痴)と分かってからは飲料水のように飲みました。

今はアルコールは缶酎ハイだけ。落ちぶれたということなのでしょうか?

赤ワインを飲んでいたころを思い出させる紫陽花でした。
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