・首相「クーポン使わず10万円全額現金で一括給付も」衆院予算委。
国会では、13日から衆議院予算委員会で今年度の補正予算案の実質的な審議が始まりました。18歳以下に10万円相当の給付を行う方法について、岸田総理大臣は、自治体の判断で年内からでも、クーポンは使わず、10万円を全額現金で一括給付することも選択肢に加える考えを示しました。衆議院予算委員会では午前中、自民党が質問を行い、18歳以下への10万円相当の給付の方法を取り上げました。各地の自治体からは、全額現金で行うべきだとの声が相次いでいることから、政府は、現金5万円とクーポン5万円分で行うことを原則とするものの、自治体の意向も踏まえ、柔軟に運用できる制度の検討を急いでいます。高市政務調査会長は「地方自治体の負担を軽減する観点から、どんな方策を考えているのか。準備を考えても、もうタイムリミットだ」と質問しました。岸田総理大臣は「自治体の判断で地域の実情に応じて、年内からでも10万円の現金を一括で給付する形で実行することも選択肢の1つとして加えたい。そうした方向で、具体的な制度設計を考えていきたい」と述べました。(NHK NEWS WEBより)
高市政務調査会長の質問に「10万円の現金を一括で給付する形で実行することも選択肢の1つ」と答えたのに対し、午後の予算員会で、立憲の小川政務調査会長の質問に対し、「10万一括現金給付について条件は付けない」と返答しました。岸田首相の決められない、ふらつく政策が垣間見えました。
・英国はオミクロン感染の「高波」に直面、追加接種を-ジョンソン首相。
ジョンソン英首相は12日、英国が新型コロナウイルスのオミクロン変異株感染の「高波」に直面していると警告し、ブースター(追加免疫)接種プログラムの期限を年末に設定した。首相は同日夜に急きょ行った演説で「イングランドで18歳以上の対象者は全員、新年を迎える前にブースター接種のチャンスがある」と国民に説明。ブースター接種計画を加速し、期限を1カ月前倒しした。英国は首相演説の数時間前に、感染者急増を踏まえてコロナ警戒レベルを「3」から「4」に引き上げた。オミクロン株の新規感染者数は12日に前日比でほぼ倍増し、英国の国家医療制度(NHS)は圧迫されつつある。首相は「オミクロン株感染の高波が来ている。ワクチンを2回接種するだけでは、われわれ全員が必要とする防御レベルに不十分なことは今や明白だ」と述べた。(Bloombergより)
オミクロン株の感染力は(英国でも)一日に患者数を倍にしているという。これに対し、ジョンソン英首相は、年内に18歳以上の国民はワクチンの3回接種が可能にする と発表しました。英国と比べると日本は来年からワクチンの3回目の接種を始め、接種完了時期はワクチンの輸入量次第だ としています。日本の危機管理は大丈夫なのでしょうか?
・オミクロン株感染「デルタ株を上回りそう」 WHO声明。
世界保健機関(WHO、本部ジュネーブ)は12日に発表した声明で、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の市中感染が起きている場所で、同株が流行の主流となっているデルタ株の感染を「上回りそうだ」との見解を示した。オミクロン株にはワクチンの有効性が低下することを示唆する情報があるとも指摘した。WHOは声明で、「現在限られている証拠に基づく」とした上で、オミクロン株はデルタ株よりも感染の拡大が速いと分析。明確な要因は判明しておらず、「免疫を回避しているのか、感染力が高いのか、あるいはその両方なのかは不明だ」とした。一方、初期段階の報告や、ウイルス表面にある突起状の「スパイクタンパク質」にかなりの数の変異があることが「ワクチンの有効性が低下することを示唆している」と指摘。ただ、ワクチンの有効性に関する「データは限られており、(十分に検証された)証拠もない」とし、さらなる調査が必要との認識を示した。オミクロン株をめぐっては、WHOのテドロス事務局長は8日、初期調査で、オミクロン株に感染した人の症状はデルタ株より軽い可能性が示されていると述べた。ただ、WHOは12日の声明で、「オミクロン株の毒性がどの程度、低いのかはまだ明らかになっていない」とした。(産経新聞より)
WHOは、オミクロン株は「免疫を回避しているのか、感染力が高いのか、あるいはその両方なのかは不明だ」とした一方「ワクチンの有効性が低下することを示唆している」と指摘しながら、ワクチンの有効性に関する「データは限られており、(十分に検証された)証拠もない」と述べた記事です。何を言っているのか分かります? WHOがパンデミックに陥っているのでしょう。WHOは、日本がイスラエルに次いで海外からの入国者に制限をかけるとしたことに対し、そんなことをする意味がわからない といっていました。いつからWHOは意味不明、前後不覚の機関になったのでしょう?
・中国浙江省、工場の停止相次ぐ 新型コロナ感染拡大で。
中国浙江省で新型コロナウイルスの感染が拡大し、企業の工場の稼働が停止するなど影響が広がっている。13日までに少なくとも上場企業の10社以上が工場の稼働を停止したと公表した。中国政府は2月の北京冬季五輪を控え、新型コロナを徹底して抑え込む「ゼロコロナ」を掲げるが、厳格な感染対策が経済活動の重荷となっている。12日までに工場の稼働停止を公表したのは半導体関連企業の浙江晶盛機電や、化学薬品メーカーの紹興貝斯美化工など少なくとも13社に上る。地方政府の要請に従い稼働停止を決めており、いずれも再開の時期は明らかにしていない。浙江省では6日以降、紹興市や寧波市などでクラスター(感染者集団)が相次いで発生している。12日までに計173人の市中感染が確認されている。感染者の出た建物などは厳格な封鎖が実施され、周辺の観光地や映画館など娯楽施設の営業も停止しているという。中国では11月ごろから北京市や上海市、広東省など幅広い地域で散発的に市中感染が発生している。感染が確認されるたびに、当該地域の封鎖や行動制限などの措置をとっている。企業の経済活動だけでなく、外食や旅行を控える動きも広がっており個人消費にも打撃となっている。(日本経済新聞より)
中国政府はめったにコロナ感染情報を公表しないのに公表し出したということは、情報統制が効かないほどコロナが広がり始めたということでしょう。でもこのコロナ感染はデルタ株によるものかオミクロン株かは書かれていません。発表されていないのでしょう。なぜ?
・ファイザー製ワクチン、オミクロン株への有効性は約23%-南アの研究。
米ファイザーとドイツのビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの2回接種では、オミクロン変異株の有症状感染に対する有効性が22.5%にとどまる可能性があるものの、重症化を阻止できることが、南アフリカ共和国の研究施設での試験で示された。 ダーバンのアフリカ健康研究所(AHRI)の研究者らは先週、モデリングを活用してワクチンの有効性を推測する小規模試験の結果を公表したが、今回、その追加データを明らかにした。研究では12人の試験参加者の血漿(けっしょう)サンプルを精査した。オミクロン株は約2年前に中国で確認されたウイルス型と比較した場合、ファイザー・ビオンテック製ワクチンの2回接種を受けた人の体内で作られた中和抗体の水準が約41分の1となった。 AHRIでコロナウイルスの研究グループを率いるアレックス・シーガル氏は10日公表された査読前の論文で、「感染を防御するワクチンの能力が本質的に損なわれている」と指摘した。ただ研究者らは、ワクチンが重症化に対する十分な防御を提供し続ける可能性が高いとの見解を示した。(Bloombergより)
私はファイザー製ワクチンを2回打っているので、このオミクロン株は有症状感染に対する有効性が22.5%にとどまるとの記事に、オミクロン怖しとなりました。心臓や肺に疾患を持っている者にとってはなおさらです。日本政府は早く10万円給付に決着をつけて、ワクチンの取り合いで他国に負けないように頑張るときです。
子供の時から一人で過ごす時間が多かったためでしょう一人でいる方が落ち着きます。だから今日は 窓から北風の誰も通らない道を眺め続け静かな穏やかの時を過ごすことが出来ました。