さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

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2018-03-16 10:42:44 | ダイアリー


外国人投資家が日本株を 9週連続で売り越して その売り越し額は 7.9兆円という。

トランプさんやプーチンさんが いろいろ経済社会をかき回していますが、世界経済は概ね好調で 日本も 森友スキャンダルはあるものの 景気は良いのに なぜ 日本株は売られ続けられている?

理由は、
・日本株の売買に占める外国人の比率が6,7割で、売れば下がる、買えば上がると、日本株の売買は予測が付きやすいこと。手持ちの現物株は売り尽くして なくなっても 先物や 売り建て で売りは続けられます。外国人が順張りに対して 日本人が概して逆張りですので、売り下がる市場での売りは 儲けも多くなるというものでしょう。

・昨年の日本株購入の最大手の日銀が 物価上昇基調が確認できるとして 今年に入ってから 株の購入を控え、今年は買い手は劣勢のはずと 外国人はこぞって株の売り手に回っていること。

・日本株には製造業種が多く 概して(世界)景気に敏感に反応(リーマンショックで日系自動車会社は瀕死となった)する一方、図体(経費)が大きいため 景気に対して利益がなかなか上がらない = 株価はなかなか上がらない。欧米株式市場には 特に米国には IT・ヘルスケア・金融業が多く 各社 景気の変動に強く 業績(利潤)敏感 企業です。従って 外国人投資家は資金を欧米株に振り替えがちでしょう。

・有事の円高がグローバル・スタンダードになりましたので、国際情勢にこと(リスク・オン)あるごとに円高となり、日本の製造業は為替で利潤を落とし(実際はそれほどでもないのですが・投資家の頭には円高=製造業のロス=株価↓と刷り込まれてしまったので)、日本株は買いづらい。今年に入って トランプさんの保護政策、プーチンさんの他国への干渉、習さんの皇帝即位など 世界は‘負’に動きだし 円高傾向=株安傾向が標準的な見立てとなりました。


昨日 日銀が日本株(ETF)を購入し始めたとの観測で 前日比250円ほど下げていた日経平均株価は 後場に盛り返し 大引けは25円ほどのプラスでした。

日銀は また昨年のように株を買い始めたのだろうか?外国人は 今日も株を売って 下がったところで日銀の出方を見るでしょう(ね)

今日も日銀が買えば 来週以降 日銀は買い続けるとみて、売り(日経平均株価の下げ)は止まる(?) 今日 100 円以上下げて引ければ 日銀の買いは単発とみて 来週以降も 株価は下げ続けるということでしょう。外国人が 儲からなくなる と思うまで。 外国人の売りに対して大方の日本の投資家は個人投資家を中心に買っていましたので、外国人の一部が買いに入る(株価の下げ止まり)まで 日本株は売り続けられるでしょう…

黒田さん 今日もお願いいたします…
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