さんぽ道から

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問題の核心は?

2017-07-28 12:40:07 | ダイアリー
マスコミに叩かれていた 稲田防衛相と蓮舫民進党代表が 昨日 辞任の意向を表明した。

稲田氏は 南スーダンで戦闘に遭ったとの陸自 PKO 派遣隊の報告書を 省内で破棄したとか 隠したとかした 所管者として責任を取る とのことのようです。いうなれば 防衛省内の 隠す派である背広組と 戦闘があって何が悪い・日報は隠さないとする制服組との 闘争劇に 収集がつかなくなったということでしょう。 

次期防衛相は自衛隊組織に精通している人物が好ましい との意見が 自民の中にあるようですが、根本的なところが解明されないと 稲田氏と同じ窮地に追い込まれるのでは? 要は PKO に派遣した部隊が 戦闘に巻き込まれる可能性は 国際(国連)的にはあり得るとしているのに 自衛隊を危険なところには派遣しない とする政府の方針が 合わないからです。 戦闘が起きた場合 国際的面子から 戦闘即撤退は出来ないという 落としどころが 日報の破棄乃至隠蔽だったのでしょう。

蓮舫氏は 次の幹事長職指名に対し 党内の非協力体制に 嫌気がさしたのでしょう。蓮舫人気に乗じて 楽に 選挙を戦い 支持率を上げられるとの思惑が外れて 民進党内の蓮舫支持基盤が霧散したのでしょう。 政治理念や政策が 共産党との連携ではよく分からない という意見を 理解しない民進党では 今後も心配ですよね。

自民党は 自衛隊の PKO 派遣には危険地帯への派遣もありうる と方針変更をすべきだろうし、民進党は お金の支援だけでは紛争地域への国際貢献はないとする国際的な常識に どう応えるのか 机上論ではなく実践論での考え方を明らかにする必要はあるでしょう。

民進党は 政党の理念や政策を見直すことで、旧社会党的でも 旧さきがけ的でも 旧日本新党的でも いいと思います 先ず 左翼 右傾の諸代議士の整理をし、一つの理念のもとに再結集しなければ 支持率の向上もままならないだけではなく 小池新党に虫食いにされるでしょう。

マスコミは 問題の表層面だけを 見ているようで ここも不安です。
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