カンボジア日本人会会報誌「にほんじんかい」第66号

　カンボジア日本人会では、会報誌「にほんじんかい」を発行されています。このほど、その第66号（2014年4月号）が発行されました。内容は、日本人会の様々な活動（今回は2013年12月に開催された日本人会大忘年会と2014年1月に開催された日本人会運動会の特集です）の紹介、カンボジア事情、エッセイ等です。また、日本大使館からの詳細な安全情報も掲載されています。
　日本人会に加入されますと、原則年4回ご自宅に届きます。様々な情報も得られますし、楽しい記事も満載です。日本人会は、入会方法も簡単になっていますので、カンボジア在住の方々はぜひご入会下さい。

カンボジア日本人会ホームページ
http://www.jacam.cc/



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憲法起草ベアテさん記念賞 かものはしの村田さん受賞

　女性の社会進出を応援しようと、日本国憲法の男女同権条項を起草した米国のベアテ・シロタ・ゴードンさんの記念賞が創設され、第１回授賞式が11 日、東京で開かれました。カンボジアなどで児童買春問題の解決に取り組むNPO法人「かものはしプロジェクト」共同代表の村田早耶香さん（32）が受賞しました。
　ベアテさんは第2次大戦後、連合国軍総司令部（GHQ）民政局の女性スタッフとして日本国憲法の起草に携わり、男女平等に関する条項を書き上げ、日本政府との折衝で通訳を務めた。離日後も日米交流を進め、2012 年12 月に死去されました。
　長女のニコルさんから記念の盾を贈られた村田さんは「女性の人権を守りたいという思いはベアテさんと同じ。今回の賞を励みに引き続き活動を続けたい」と話したとのことです。


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第1四半期 観光客数は好調

　2014年第1四半期（1月～3月）にカンボジアを訪問した観光客数は、120万人を超え、対前年同期比8.2％増となりました。トンコン観光大臣は、今年の政府目標である480万人達成に自信を示しています。理由として、観光客の75％以上は、アジア諸国からで、これらの諸国の経済状態が好調であることから、引き続き順調な伸びが期待できるとしています。国別では、ベトナムが1位で、中国、韓国、ラオス、日本と続きます。ただ、タイからの観光客だけは、タイ国内の政情不安もあって、9.2％の減少となっています。カンボジア旅行業協会では、更に多くの観光客を誘致するためには、アンコールワット以外の遠隔地への観光客誘致も促進するために、道路等のインフラの整備、旅行業従事者の研修・訓練等が必要であると訴えています。


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2014年第1四半期 マイクロファイナンスの好調続く

　カンボジアマイクロファイナンス協会の発表によりますと、2014年第1四半期（1月～3月）のマイクロファイナンス業界は引き続き好調でした。貸付残高は、2013年12月末の13.2億ドル（約1350億円）から14％増の15.1億ドル（約1540億円）に達しました。また、2013年夏の選挙の前後に減少していた預金も増加基調を取り戻しており、2013年6月末3億7800万ドル（約386億円）、同9月末3億6500万ドル（約372億円）、同12月末4億4500万ドル（約454億円）、2014年3月末5億3600万ドル（約547億円）となっています。第1四半期の預金の伸び率は、20％に達しています。カンボジアマイクロファイナンス協会では、この状況について、政治問題の影響が懸念されたが概ね平常化したことによるものと分析しています。
　日系のイオンマイクロファイナンスも好調です。カンボジアに進出した2012年の貸付は310万ドル（約316億円）でしたが、2013年は1470万ドル（約15億円）に急増し、2014年は1月～4月の4か月間だけで650万ドル（約6億6000万円）を貸し付けています。イオンマイクロファイナンスでは、提携する1000店舗以上でその場でマイクロファイナンスの申込みが可能で、顧客から「簡単・便利」との評価を受けているとのことです。6月に開店予定のイオンモールでも多くの店舗で利用可能となる見込みで、電気製品、オートバイ、スマホ等の販売を後押しするものと見られます。なお、同社では不良債権比率は2％以下に留まっているとしています。


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2014年3月の物価上昇率

　国家統計庁から発表された2014年3月の物価上昇率（対前年同月比）は、5.0%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移していますが、2013年後半から若干の上昇トレンドにあります（2011年9月6.7％、10月5.2％、11月5.7％、12月4.9％、2012年1月5.8％、2月5.4％、3月5.4％、4月4.8％、5月2.2％、6月1.8％、7月1.3％、8月2.2％、9月1.4％、10月1.2％、11月1.4％、12月2.5％、2013年1月1.8％、2月1.7％、3月1.0％、4月1.0％、5月2.8％、6月2.9％、7月4.1％、8月3.4％、9月3.9％、10月4.2%、11月4.1%、12月4.7％、2014年1月4.5％、2月4.3％）。なお、1月と比べると2月は0.5％の上昇でした。
　中国等の新興国の経済状況のスローダウン等から、国際市況での一次産品価格は安定してきています。国際石油価格（WTI）も100ドル程度で安定的に推移しています。この状況を受けて、プノンペンでもガソリン価格は安定的に推移し、2月の5168リエル／リットルから3月は5208リエルとなっています。また、ディーゼルは2月の5061リエル／リットルから3月は5100リエルとなっています。
　国際機関は、カンボジアの物価上昇率を安定的と見ています。2014年の物価上昇率について、国際通貨基金（IMF）は3.8％、アジア開発銀行は3.5％、世界銀行は5.0％と予測しています。


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ANZロイヤル銀行のビジネス信頼感指数

　5月8日にANZロイヤル銀行は、カンボジアで初の試みとなるビジネス信頼感指数（business confidence index）を発表しました。この指数は、年間売上100万ドル（約1億円）以上の企業への聞き取り調査によるもので、40社から回答を得ています。この指数は、過去12か月及び将来12か月の一般的景況感、売上、収益、設備投資、社員数等の動向を組み合わせて、企業の景況感を示すもので、今後四半期ごとに発表されます。
　今回の調査の結果は、今後12か月についての全体のビジネス信頼感指数が83と非常に高い数値となり、カンボジアのビジネスの好況を表すものとなりました。全てのセクターで、今後12か月について好況が続くとの楽観的な見方が強く出ています。その中でも、第3次産業が最も強く指数は85となっています。また、中小企業と大企業を比べると、中小企業の方が好況感が強く、指数は88となっています。
　カンボジアでは、政府の統計が弱いこともあり、このような民間調査による景況感が四半期ごとに発表されることは、カンボジアをマーケットと見て進出されている日系企業にとっても大いに参考になるものと期待されます。


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

　ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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　メールマガジン「週刊カンボジア経済ニュース」
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シャープ イオンモールの太陽光発電を受注

　シャープは、イオン及びイオンモールから太陽光発電システムを受注しました。イオングループがカンボジアで6月下旬に開業するショッピングセンター「イオンモールプノンペン」に設置されます。
　太陽光発電システムは、モールの中央部に設置予定のシースルー太陽電池モジュール290台(約27.5kW)と、駐輪場に設置する結晶太陽電池モジュール809台(約198.2kW)等です。シースルーの太陽電池モジュールは、海外での初受注とのことです。発電した電力はショッピングセンター内の照明やエアコンなどに使用される予定です。
　日本の先進技術がカンボジアでも活用されていくこととなり、今後の広がりも大いに期待されます。

シャープの新聞発表
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/140428-a.html

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ステーキレストラン T-Bone

　モニボン通りに面した目立つ場所にあるステーキレストラン「T-Bone」です。オーストラリアやニュージーランドから輸入したビーフのステーキを中心としたメニューです。インテリアは、赤を基調にしていて、ちょっと派手な感じがします。顧客は、ローカルの方が多いように見えました。ステーキなので、お値段はちょっと高めです。
　
T-Bone Steak House,
392BEo Monivong Boulevard
012 900 138
http://www.tbone-steakhouse.com/


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プノンペン空港で牛丼 吉野家

　シェムリアップに引き続き、プノンペンにも空港に牛丼の吉野家が開店しました。外装は、日本の吉野家のイメージをうまく出しています。内装は日本とは違って、カウンターはなく、テーブル席だけとなっています。メニューはもちろん牛丼が中心です。並が4ドル（約410円）、大盛5ドル（約510円）となっていますので、日本よりはちょっと高い感じです。牛丼（並）のセット（味噌汁とコーラ付：6.25ドル）を頼んでみましたが、味は、私も最近日本で吉野家の牛丼を食べることが無くなってしまい、はっきりとは言えないのですが、日本とは完全に同じ味ということではないと感じました。今後、イオンプノンペン店内にも開業する予定とのことです。日本だけでなく、カンボジアの若い方々の胃袋を満足させるお店になることが期待されます。


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JETRO中小企業海外展開現地支援プラットフォームの発足式

　4月27日、日本貿易振興機構（JETRO）はプノンペンで日本の中小企業の海外進出を効果的に支援するため、公的機関や金融機関などが連携する支援基盤「中小企業海外展開現地支援プラットフォーム」の発足式を開催しました。式典には、茂木敏充経済産業大臣、石毛博行JETRO理事長も参加しました。プラットフォームは、現地のJETRO、日本大使館、国際協力機構（JICA）、カンボジア日本人商工会、カンボジア日本人材開発センター（CJCC）が連携するほか、専任コーディネーターがそれぞれの専門分野で日本の中小企業を支援するとのことです。プラットフォームは2013年度、バンコク、ヤンゴン、ハノイ、ホーチミン、マニラ、ジャカルタ、ムンバイ、チェンナイなど8カ国10カ所で発足しました。今年度はプノンペン、ダッカをはじめ７カ所を追加する計画とのことです。

JETROのサイト
https://www.jetro.go.jp/services/platform/


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茂木経済産業大臣がカンボジアを訪問

　茂木経済産業大臣は、4月26日から29日にカンボジア、ラオスを訪問しました。カンボジアでは、フン・セン首相、スン・チャントル商業大臣、ソック・チェンダ首相府特命大臣、チャム・プラシッド工業・手工芸大臣との会談を行いました。
　会談では、カンボジアに進出する日系企業の声を踏まえて、税制・電力供給・ 通関手続き等のビジネス環境の整備について申し入れました。 更に、新たな人材育成プログラム（MOTEGIプログラム（Management ＆ Operation Training for Economic development with Global Internship））を立ち上げました。石油鉱区開発、二国間オフセット・クレジット制度の活用、日本の医療技術を活用した救命救急センターの設立等の幅広い分野で協力していくことでも一致しました。
　カンボジア側からは、中小企業政策への支援や、両国間の貿易拡大に関する新たな枠組みの設置に関する提案があったとのことです。この他、日ASEAN、RCEP等の東アジア地域における協力の推進についても合意したとしています。

経済産業省の新聞発表
http://www.meti.go.jp/press/2014/04/20140430002/20140430002.html

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イオンモールプノンペン 6月30日にグランドオープンへ

　4月26日に、イオン株式会社及びイオンモール株式会社は、6月30日（月）にショッピングモール「イオンモールプノンペン」のグランドオープンを記念し、フン・セン首相も出席するグランドオープンセレモニーを開催すると発表しました。
　核店舗のイオンスーパーマーケット、家電のノジマに加え、190店の専門店舗が入居するとのことです。日本からの出店テナントも49店舗出店します。また、国内最大のシネマコンプレックスやスケートリンク、カンボジア最大のワールドフードコートやお洒落なオープンレストラン、高感度なヘアーサロンなどサービス機能も充実しています。
　6月28日から30日までオープニングセールも実施するとしています。カンボジア経済にとっても、在住日本人にとっても画期的な変化をもたらすショッピングモールとして、今後の展開が大いに期待されます。

イオンの新聞発表（店舗一覧等も付いています）
http://www.aeon.info/news/2014_1/pdf/140426R_1.pdf


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シアヌークビル港の取扱量増加

　2014年第1四半期（1月～3月）のシアヌークビル港の取扱量は順調に増加しています。取扱量は、前年同期の75万9,897トンから13.5％増加して86万2,375トンに達しました。輸出では、キャッサバが、2万トン以上増加して、2万9518トンとなったことと、輸入では、石油製品が8.2％増の28万2,420トンに達したことが、この順調な増加の要因であると分析されています。また、縫製品の種出も30.7％増の1万6551トン、米も11％増の7万7,936トンと好調でした。


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

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