カンボジア経済

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海上自衛隊 護衛艦 シアヌークビル港に寄港

2024年03月01日 | 経済
 2月22日から24日まで、海上自衛隊の護衛艦「すずなみ」・練習艦「しまかぜ」が、カンボジア南部のシアヌークビル港に寄港しました。シアヌークビル港ではカンボジア海軍による歓迎式典が開かれました。護衛艦・練習艦には、海上自衛隊幹部候補生学校を卒業して初の外洋練習航海を行う初級幹部等、約440名が乗船しているとのことです。
 今回の航海は、訪問国との友好親善の増進及び「自由で開かれたインド太平洋」の実現に寄与すること等を目的としています。2月24日には、にカンボジア海軍との友好親善及び相互理解の増進を目的として、親善訓練を実施したとしています。また、在留邦人を対象とした特別公開も実施されました。多くの邦人が、護衛艦を見学したとのことです。
 最近、「親中派」とも言われるカンボジアでは、シアヌークビル近郊のリアム海軍基地等への中国軍進出疑惑も取りざたされ、米国も神経をとがらせています。中国の支援によるリアム海軍基地の拡張・整備が概ね完了し、2023年12月には中国海軍の軍艦2隻がリアム海軍基地への初寄港を行っています。
 カンボジアが中国との関係を重視するなか、日本としても寄港を通じてこの地域で影響力を強める中国をけん制する狙いもあるとの見方も出ています。他方、米中冷戦が厳しさを増している中で、小国であるカンボジアが日本に寄せる信頼感は増しているものと見られます。日本が、長年のカンボジアとの友好関係を活かして、カンボジアが中国に傾き過ぎないように様々なルートで外交努力を続けることには大きな意義があります。
(写真は、護衛艦すずなみ。海上自衛隊のサイトより)

海上自衛隊の発表
https://www.mod.go.jp/msdf/release/202402/20240205.pdf
https://www.mod.go.jp/msdf/release/202402/20240226.pdf


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