
8月9日、国家道路安全委員会は、9月1日から交通違反点数制度を試験的に導入すると発表しました。本格的実施は、2023年1月の予定です。この制度は、道路交通法第43条・44条に規定され、詳細は免許取り消し手続きに関する省令等に定められたものです。日本と同様に、交通違反を犯すと点数がシステムに登録され、カンボジアでは12点を上回ると免許取り消しとなる予定です。これまでの罰金だけの制度ですと、毎回罰金を払えばよいため、富裕層や中国人等による無謀運転の抑止効果が低く、問題となっていました。
2021年の交通事故の件数は2670件、死亡者は1497人、負傷者は3615人となっています。なお、届出されていない事故や負傷も多数あると見られます。交通事故の主な原因としては、スピード違反(38%)、逆走(24%)、無理な追い越し(8%)、右折・左折時の不注意(8%)、飲酒運転(4%)等が挙げられています。また、オートバイの死亡事故、特にヘルメット不着用の死亡事故が目立つとしています。
日本国内における2021年中の交通事故による死者数は過去最低の2636人です。車の台数等を考えると、カンボジアでは日本と比較して約100倍も死亡事故が発生していると言われます。
交通事故は、カンボジアにとって重大な問題となりつつあり、交通事故を減らしていく努力が引き続き必要とみられます。信号や立体交差等のハードの整備に加え、今回のような罰則の強化や運転者に対する教育の拡充等のソフト面での対策の強化も必要性が高いものと見られます。また、海外からの支援についても、今のところ交通安全対策は重点となっているとは言い難いところがあるため、ドナー各国や国際機関にその重要性を訴えていく努力も必要と見られます。特に、交通事故死亡者数を大幅に減らしてきた日本のノウハウをカンボジアで活かす機会も十分にあるものと見られます。
(写真は、プノンペンポスト紙より)
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2021年の交通事故の件数は2670件、死亡者は1497人、負傷者は3615人となっています。なお、届出されていない事故や負傷も多数あると見られます。交通事故の主な原因としては、スピード違反(38%)、逆走(24%)、無理な追い越し(8%)、右折・左折時の不注意(8%)、飲酒運転(4%)等が挙げられています。また、オートバイの死亡事故、特にヘルメット不着用の死亡事故が目立つとしています。
日本国内における2021年中の交通事故による死者数は過去最低の2636人です。車の台数等を考えると、カンボジアでは日本と比較して約100倍も死亡事故が発生していると言われます。
交通事故は、カンボジアにとって重大な問題となりつつあり、交通事故を減らしていく努力が引き続き必要とみられます。信号や立体交差等のハードの整備に加え、今回のような罰則の強化や運転者に対する教育の拡充等のソフト面での対策の強化も必要性が高いものと見られます。また、海外からの支援についても、今のところ交通安全対策は重点となっているとは言い難いところがあるため、ドナー各国や国際機関にその重要性を訴えていく努力も必要と見られます。特に、交通事故死亡者数を大幅に減らしてきた日本のノウハウをカンボジアで活かす機会も十分にあるものと見られます。
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