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カンボジア経済

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カンボジア 国家社会保障政策枠組み2024-2035を発表

2025年03月21日 | 経済
 2月20日、カンボジア政府は、「国家社会保障政策枠組み2024-2035」を発表しました。毎年開催の「カンボジア社会保障週間2025」の開会式で、フン・マネット首相から発表されました。首相は、国家社会保障政策枠組み2024-2035とカンボジア社会保障週間2025は、国民の福祉と生活の改善、人的資本開発、貧困削減を促進するための重要な役割を果たすものであると述べました。
 国家社会保障政策フレームワーク2024-2035は、健康と福祉の促進、貧困、ジェンダー不平等、社会的不平等の削減、社会的連帯等に焦点を当てたものとしています。また、生活の様々な分野で起きる所得不安に関して、国民を支援するというビジョンを持っているとのことです。
 また、オウン・ポン・モニロット副首相兼経済財政大臣は、カンボジアの社会保障システムは、国家社会扶助と国家社会保障という2つの主要なプログラムによって構成されていると説明しました。国家社会扶助プログラムは8つのプロジェクトで構成されており、人口の28%に相当する120万世帯・480万人の国民を支援しています。2024年までに、1兆1400億リエル(約420億円)が支出されたとのことです。国家社会保障プログラムは3つの主要なプロジェクトに分かれており、公共部門と民間部門の両方で240万人の労働者をカバーしています。2024年の支出は2兆2900億リエル(約840億円)でした。
 カンボジア政府は、貧困削減を目指して、様々な社旗保障政策を実施してきています。最近では、インフォーマルセクターへの支援も強化しています。限られた財政の中で、焦点を絞った効果的な支援政策が継続されていくことが期待されます。
(写真は、病院で国家社会保障基金(NSSF)のカードを見せる女性。クメールタイムズ紙より)



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