証券取引委員会 さらに2社に社債発行を許可

　新聞報道によりますと、2月24日、カンボジア証券取引委員会は、プノンペン商業銀行とマイクロファイナンス機関のプラサックが社債を発行し、カンボジア証券取引所に上場することを仮認可したとのことです。プラサックは、2800億リエル（約7000万ドル：約77億円）を調達したいとしています。プノンペン商業銀行については、金額は不明です。両社とも発行条件、発行時期、上場時期については明らかにしていません。プラサックでは、既に機関投資家が社債に興味を示しており、満額発行に期待を示しています。
　カンボジアに証券取引所に社債を上場しているのは、ABA銀行、マイクロファイナンスのLOLC、ハッタカセコー(HKL)の3社となっており、これに2社加わることで債券市場の拡大が期待されます。社債発行は、株式の上場よりも手続等が簡単であるため、資金調達手段としての役割が今後拡大していくものと見られます。また、リエル建て社債については、リエル建ての融資を増やしたい金融機関・機関投資家にとっても重要な資金運用先となります。債券発行は、カンボジア企業にとって、重要な資金調達手段となることが予想され、カンボジアの社債市場の活性化も期待されます。


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