4月16日、カンボジア中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)の協力により、羽田空港の両替店Travelexで、カンボジアの現地通貨リエルへの両替が可能になりました。記念式典には、カンボジア国立銀行のキムティ・コモリィ中央銀行業務総局長が参加しました。カンボジア以外の国の両替店でリエルへの両替が可能となるのは、シンガポールに次いで二か国目となるとのことです。
カンボジアは高度にドル化された経済で、カンボジア国内では一般にドルが流通し、取引の8割以上がドルで決済されています。カンボジアリエルは、ドルとの為替レートを、最近20年ほど安定的に維持しています。一方、日本円との為替レートは、日本円とドルとの為替レートの変動にさらされることとなります。
世界の通貨は、ドル、円、ユーロ、ポンド、スイスフラン等のように信用力が高く、世界中で交換可能なハードカレンシーと、カンボジアリエルのようなソフトカレンシーに分かれます。ソフトカレンシーの中で、カンボジアリエルの対ドル為替レートは安定的に推移しており、国際的な信用力は高まってきたものと見られます。こうした中で、日本の羽田空港でカンボジアリエルへの両替が可能となったことは、カンボジアリエルの国際的信用力を示す好事例となるものであり、大きな意義があるものと見られます。カンボジア国立銀行では、これまでの為替レート安定のための地道な努力が実り、リエルの交換可能性の向上、カンボジアへの観光客誘致等に効果を発揮することに期待を示しています。
なお、日本からの観光客にとっては、リエルよりもドルに両替してカンボジアに持ち込むことで現時点では十分なものと考えられます。
(写真は、カンボジア国立銀行のフェイスブックより)
カンボジア国立銀行のフェイスブック(クメール語と英語)
https://www.facebook.com/nationalbankofcambodiaofficial/posts/pfbid0273UDkY2AhxXp3ijGUpGuvESk6nzPWNmv1p4ZCjusfgHJYB9XmsbH6cmsVgAKB18al
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カンボジアは高度にドル化された経済で、カンボジア国内では一般にドルが流通し、取引の8割以上がドルで決済されています。カンボジアリエルは、ドルとの為替レートを、最近20年ほど安定的に維持しています。一方、日本円との為替レートは、日本円とドルとの為替レートの変動にさらされることとなります。
世界の通貨は、ドル、円、ユーロ、ポンド、スイスフラン等のように信用力が高く、世界中で交換可能なハードカレンシーと、カンボジアリエルのようなソフトカレンシーに分かれます。ソフトカレンシーの中で、カンボジアリエルの対ドル為替レートは安定的に推移しており、国際的な信用力は高まってきたものと見られます。こうした中で、日本の羽田空港でカンボジアリエルへの両替が可能となったことは、カンボジアリエルの国際的信用力を示す好事例となるものであり、大きな意義があるものと見られます。カンボジア国立銀行では、これまでの為替レート安定のための地道な努力が実り、リエルの交換可能性の向上、カンボジアへの観光客誘致等に効果を発揮することに期待を示しています。
なお、日本からの観光客にとっては、リエルよりもドルに両替してカンボジアに持ち込むことで現時点では十分なものと考えられます。
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