
6月15日、カンボジア国家カシューナッツ政策2022年~2027年を記念する式典が開催されました。式典には、パン・ソラサック商業大臣他250名が参加しました。カシューナッツは、カンボジアにとって重要な農産品加工業の対象となる重点農産品の一つであり、今回の政策では、国際競争力の向上と生産性の向上を目指すとしています。具体的には、生産・加工・マーケティング等で競争力を高め、サステナビリティの確保と経済多様化に資することを目的とするとしています。また、カンボジアが、世界で最大級のカシューナッツ生産・供給国となることを目指しています。
カンボジアカシューナッツ協会では、今回の政策により、より多くの投資を誘致するとともに、農民によるカシューナッツ栽培拡大が振興されることに期待を示しています。また、仲買人に買いたたかれることが多い現状を変えて、農民や国内加工業者に付加価値が分配されるようになることも期待しているとしています。
カシューナッツは、カンボジア東北部を中心に栽培されており、農林水産省によりますと、栽培面積は約33万ヘクタールで、2022年の生産量は約51万トンです。このうち、47万トンは主にベトナムに未加工のまま輸出されています。カンボジア国内で加工されて輸出された量は1557トンにとどまっています。
カンボジアは、カシューナッツの栽培に適しており、今後の生産拡大が期待されます。他方、生産されたカシューナッツは、低価格で仲買人に買われて、ベトナムに輸出されベトナムの工場で加工されベトナム製品として輸出されているのが現状です。国内でのカシューナッツ加工産業を振興し、カンボジア国内で付加価値を高めてから海外に輸出する方向で、生産、加工、輸出等を総合的に振興していく必要性が高いものと見られます。
(写真は、プノンペンポスト紙より)
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カンボジアカシューナッツ協会では、今回の政策により、より多くの投資を誘致するとともに、農民によるカシューナッツ栽培拡大が振興されることに期待を示しています。また、仲買人に買いたたかれることが多い現状を変えて、農民や国内加工業者に付加価値が分配されるようになることも期待しているとしています。
カシューナッツは、カンボジア東北部を中心に栽培されており、農林水産省によりますと、栽培面積は約33万ヘクタールで、2022年の生産量は約51万トンです。このうち、47万トンは主にベトナムに未加工のまま輸出されています。カンボジア国内で加工されて輸出された量は1557トンにとどまっています。
カンボジアは、カシューナッツの栽培に適しており、今後の生産拡大が期待されます。他方、生産されたカシューナッツは、低価格で仲買人に買われて、ベトナムに輸出されベトナムの工場で加工されベトナム製品として輸出されているのが現状です。国内でのカシューナッツ加工産業を振興し、カンボジア国内で付加価値を高めてから海外に輸出する方向で、生産、加工、輸出等を総合的に振興していく必要性が高いものと見られます。
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