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カンボジア経済

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新たなセメント工場完成 国内生産だけで需要充足へ

2025年06月04日 | 経済
 5月20日、コンポンスプー州で、新しいセメント工場の完工式典が開催されました。式典には、フン・マネット首相、ケオ・ラタナック鉱業エネルギー大臣他多数が参加しました。
 このセメント工場は、中国のセメント大手コンチ・インターナショナル・ホールディングス(海螺國際控股)とカンボジア企業の合弁会社コンチKTセメントにより建設されました。総費用は2億5000万ドル(約360億円)で、年産能力は220万トンとのことです。なお、コンチ・インターナショナル・ホールディングスは、バッタンバン州でも地場企業との合弁会社バッタンバン・コンチ・セメントにより、年産能力200万トンのセメント工場を運営しています。
 フン・マネット首相は、建設セクター不況対策として実施しているセメント工場への免税措置を更に5年間延長すると表明しました。
 カンボジアのセメント工場は、これで6カ所となり、合計年産能力は約1100万トンンとなっています。2012年までは国内に工場がなく、セメントは全量を輸入に頼っていましたが、今回の工場の完成で、国内需要を国内生産だけで充足できるようになったとしています。建設・不動産不況の中で、セメントの需要は弱含んでいるものと見られ、2024年にはタイ向けに300万トンが輸出されたとのことです。今後、生産過剰状態となる可能性もあり、輸出先の開拓が期待されます。
(写真は、AKPより)



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