
3月25日、カンボジア経済財政省は、2019年公的債務統計報告書(Cambodia Public Debt Statistical Bulletin)を公表しました。カンボジア政府の債務状況について詳細な統計により報告しています。
1993年から2019年末までの累積で見ると、借款契約の総額は、126億3798万ドル(約1兆3523億円)となっています。そのうち、86.8%がインフラ整備に向けたものです。国別では、中国が最大で48億6599万ドル(全体の38.5%)、以下、アジア開発銀行29億1439万ドル(23.1%)、日本13億9970万ドル(11.1%)、世界銀行13億4609万ドル(10.7%)、韓国8億7507万ドル(6.9%)等となっています。2019年末の公的対外債務残高は、75億9611万ドル(約8128億円)となっています。
債務持続性分析を見てみると、公的対外債務の現在価値の対GDP比率は21.3%(基準値40%)、同対輸出比率27.5%(同180%)、債務返済比率(債務返済の対輸出比率)1.5%(同15%)、債務返済の対歳入比率5.1%(同18%)と、いずれも健全とされる基準値を大きく下回っており、全く問題ありません。ストレステストでも基準値を超えることは全くなく、対外債務については、カンボジアは大変な優等生ということができ、世界銀行・国際通貨基金の判定でも「低リスク国(青信号国)」に分類されています。
(写真は、日本の円借款で整備されてきたシアヌークビル港)
経済財政省のサイト(英文及びクメール語です)
https://www.mef.gov.kh/public-debt-bulletin.html
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1993年から2019年末までの累積で見ると、借款契約の総額は、126億3798万ドル(約1兆3523億円)となっています。そのうち、86.8%がインフラ整備に向けたものです。国別では、中国が最大で48億6599万ドル(全体の38.5%)、以下、アジア開発銀行29億1439万ドル(23.1%)、日本13億9970万ドル(11.1%)、世界銀行13億4609万ドル(10.7%)、韓国8億7507万ドル(6.9%)等となっています。2019年末の公的対外債務残高は、75億9611万ドル(約8128億円)となっています。
債務持続性分析を見てみると、公的対外債務の現在価値の対GDP比率は21.3%(基準値40%)、同対輸出比率27.5%(同180%)、債務返済比率(債務返済の対輸出比率)1.5%(同15%)、債務返済の対歳入比率5.1%(同18%)と、いずれも健全とされる基準値を大きく下回っており、全く問題ありません。ストレステストでも基準値を超えることは全くなく、対外債務については、カンボジアは大変な優等生ということができ、世界銀行・国際通貨基金の判定でも「低リスク国(青信号国)」に分類されています。
(写真は、日本の円借款で整備されてきたシアヌークビル港)
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