カンボジア経済

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2022年05月30日 | 経済
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新型コロナ カンボジアの状況 5月30日 日本は外国人観光客を受入れへ

2022年05月30日 | 経済
 カンボジアの新型コロナウイルスの感染状況は、ワクチン接種の進展に伴い市中感染は大幅に減少していました。2月に入ってオミクロン株の市中感染が拡大しましたが、3月中旬以降ピークアウトし、5月には死亡者数・新規陽性者数はゼロに近いレベルとなっています。5月29日の保健省の発表によれば、死者は累計3056名(5月22日からゼロ名増)です。累計陽性者数は13万6262名(同ゼロ名増)となっています。治癒数は13万3201名(同ゼロ名増)です。5月7日から5月28日まで22日間連続で新型コロナ新規陽性者はゼロとなっています。PCR検査数が大幅に減少しているため、ゼロ名という数字が正確かについては議論のあるところですが、死者数はここ5週間ほどゼロ名を続けており、新規陽性者数が低いレベルにあるのは確かなものと見られます。
 この状況下、在カンボジア日本国大使館では、「新規感染者数がゼロ名となっていますが、この間も在留邦人等の方が新規に陽性になったとして相談される事例が散見されており(ほとんどの方がワクチンを3回以上接種済です)、直近1週間ではその事例が増加傾向にあることから、カンボジアにおける感染は終息しておらず、むしろやや拡大している可能性が示唆されるところです。」として、感染防止策に万全を期すよう注意喚起しています。
 日本政府は、6月1日から国別の感染状況、ワクチン接種状況等に応じ、入国規制を緩和します。カンボジアを含む98カ国は「青」に分類され、入国時の抗原検査や自宅隔離が不要となります。引き続き到着72時間前以内の陰性証明書は必要です。併せて、感染危険情報レベルについても見直しが行われ、カンボジアは、レベル1(十分注意してください。)に引き下げられました。入国者数上限は、一日当たり1万人から2万人に引き上げられます。
 私も、5月25日に成田空港から入国しましたが、重複していて不要と思われる手続きが何度も行われ、何度も行列に並ぶ必要があり、合計で2時間半ほどかかりました。また、現場はかなり混乱しているように見受けられました。あまりの非効率さに外国人入国者の中には声高に不満を言う人や、スタッフに詰め寄る人もいました。6月1日からの入国時の抗原検査対象者の絞り込みは、検査側の労働改善にはなるかもしれませんが、入国者側にとっては、行列回数の削減や手続き所要時間の短縮等にはあまり効果がないものと見られ、入国時の混乱解消には程遠いものと予測されます。
 5月26日、日本政府は6月10日から、「青」に分類されたカンボジアを含む98カ国・地域からの観光客を対象に受け入れの手続きを始めると発表しました。国内の旅行会社などが受け入れ責任者となる団体旅行に限定し、個人旅行は認めないとのことです。
 5月27日、日本経済新聞は、こうした状況を受けて「G7並みのインバウンド受け入れを早く」と題する社説を掲載しました。社説では、岸田首相は5月初めのロンドン講演で「他の主要7カ国(G7)並みに水際措置を緩和する」と世界に発信したが、入国規制の緩和はまだ踏み込みが足りないとして、「G7並み」という約束を首相は守るべきだと厳しく批判しました。特に、「入国者数の制限を残すとする理由がよく分からない。G7で人数制限をしている国は他にない。添乗員付きのパッケージツアーしか認めないのも理解しがたい。理由なき外国人差別は許されない。」と、非科学的な入国規制を批判し、「世界に門戸を開くときだ。」と訴えました。
 カンボジアでのワクチン接種については、世界的に見ても早いペースで接種が進んでいます。既に、5歳以上~成人についてはほぼ接種を完了していると言ってもよい状況と見られます。5月28日現在で、1503万4556人への第1回接種を完了しています。これは、カンボジアの人口(約1600万人)の94.0%に相当します。成人(18歳以上約1000万人)への接種について見ると、既に目標の103.2%に第1回接種を、99.7%に2回目を完了しています。ブースター接種(3回目)も実施が進められ、5月28日現在918万7696人(うち成人648万8232人)が接種を完了しています。また、4回目の接種を1月14日から開始しました。5月28日現在で247万8802人が接種済です。4回目接種から3カ月以上経過している医療関係者等が対象となる5回目接種も6月9日から開始される予定です。
 カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために2021年はプノンペン等のロックダウンに踏み切る等、厳しい規制を行ってきましたが、秋以降、大幅緩和となっています。なお、入国規制を含めて各種規制が頻繁に変更されていますので、大使館等のサイトで最新情報をご確認ください。カンボジアは、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続き密を避けるといった基本的な対策の継続が必要と見られます。
(写真は、人出が戻ってきた感じがするプノンペン空港。5月24日撮影)

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在カンボジア日本国大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html



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