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カンボジア経済

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世界競争力報告2019 カンボジアは106位

2019年10月15日 | 経済
 世界経済フォーラム(ダボス会議の主催団体。本部スイス)は、10月8日に「世界競争力報告2019」を発表しました。2018年度版から導入した世界競争力指標4.0の枠組みは、生産性に係る主要な12種類の指標の評価で構築されています。柱項目は、制度、インフラ、ICT導入、マクロ経済安定性、保健、スキル、製品市場、労働市場、金融制度、市場規模、ビジネスのダイナミズム、そしてイノベーションに分類されています。更に、これらの項目は、計98の指標から構成されています。
 カンボジアは、2019年は141か国中106位と、2018年の110位から順位を上げました。昨年から評価基準を変更しているので単純比較はできませんが、旧評価基準では、2017年94位、2016年89位、2015年90位、2014年95位、2013年は88位、2012年85位、2011年97位、2010年109位でした。
 調査対象は、今年は141か国・地域でした。周辺国は、マレーシア27位(前年25位)、タイ40位(38位)、インドネシア50位(45位)、フィリピン64位(56位)、ベトナム67位(77位)等となっています。1位はシンガポール(前年は米国)で、日本は6位(5位)でした。
 カンボジアを柱項目でみると、得点が高いのは、労働市場(65位)、ICT導入(71位)、マクロ経済安定性(75位)、製品市場(84位)、金融制度(88位)等でした。得点が低いのは、ビジネスのダイナミズム(127位)、制度(123位)等でした。ただ、得点が低い中でも、指標別で見ると、インフレ(1位)、労働者の税率(7位)、銀行の最低資本金規制(17位)、銀行の不良債権比率(34位)、モバイル・ブロードバンド普及(56位)等の良いところもありました。
(写真は、建設ラッシュのプノンペン市内)

世界経済フォーラムの発表(英文)
https://jp.weforum.org/reports/how-to-end-a-decade-of-lost-productivity-growth



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