9月13日、世界経済フォーラムは、世界人材報告書2017(The Global Human Capital Report 2017)を発表しました。この報告書は、毎年発行されており、今年は130カ国について、基礎能力(識字率等)、雇用(労働参加率、失業率等)、教育(初等・中等・高等教育就学率等)、技能(熟練労働者率等)について分析した結果を取りまとめたものです。
カンボジアは、順位を昨年の100位から92位に上昇させました。識字率は、15歳~24歳については91.5%となり、25歳~54歳の75.7%から大きく改善しつつあります。初等教育就学率は95.6%、中等教育就学率は46.1%、高等教育就学率は13.1%となっており、いまだに低いものの初等教育を中心として大幅な改善がみられています。順位がいまだに低いのは、熟練労働者率(High-skilled employment share)で、3.8%(127位)となっています。カンボジアでは、非熟練労働が雇用の中心となっていることを示しており、今後の人材開発と、経済の高付加価値化の必要性が見て取れます。
なお、周辺国の順位は、タイ40位、フィリピン50位、ベトナム64位、ラオス84位、ミャンマー89位等でした。1位はノルウェー、日本は17位でした。
カンボジア経済は、今のところ低賃金を活用した労働集約型軽工業(縫製等)が主要なエンジンとなっていますが、今後は、高付加価値製品の製造、労働生産性の向上等により、国際競争力を強化していく必要があります。その観点からも、初等教育の質の向上、中等教育・高等教育の拡充が期待されます。
世界経済フォーラムの新聞発表(英文です)
https://www.weforum.org/reports/the-global-human-capital-report-2017
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カンボジアは、順位を昨年の100位から92位に上昇させました。識字率は、15歳~24歳については91.5%となり、25歳~54歳の75.7%から大きく改善しつつあります。初等教育就学率は95.6%、中等教育就学率は46.1%、高等教育就学率は13.1%となっており、いまだに低いものの初等教育を中心として大幅な改善がみられています。順位がいまだに低いのは、熟練労働者率(High-skilled employment share)で、3.8%(127位)となっています。カンボジアでは、非熟練労働が雇用の中心となっていることを示しており、今後の人材開発と、経済の高付加価値化の必要性が見て取れます。
なお、周辺国の順位は、タイ40位、フィリピン50位、ベトナム64位、ラオス84位、ミャンマー89位等でした。1位はノルウェー、日本は17位でした。
カンボジア経済は、今のところ低賃金を活用した労働集約型軽工業(縫製等)が主要なエンジンとなっていますが、今後は、高付加価値製品の製造、労働生産性の向上等により、国際競争力を強化していく必要があります。その観点からも、初等教育の質の向上、中等教育・高等教育の拡充が期待されます。
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