カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

総選挙の様子(その2:コンポンチュナン州の農村部)

2008年07月30日 | 経済
 農村の投票所にも行ってみました。コンポンチュナンでは、NGOのFIDR(国際開発救援財団)が支援して建設された学校のいくつかが投票所となっていました。(写真上)
 コンポンチュナンは、プノンペンから100kmほどと言うこともあって、いつもはプノンペンに働きに行っている若い女性も何人も戻ってきて投票していました。(写真下)
 投票は、まず、外に張り出してある有権者名簿に自分の名前があるかを見ます。次に、投票所に入り、IDカード等を見せて本人確認をし、名簿にチェックします。そしてA4大の大きな投票用紙をもらいます。投票用紙の裏には、その都度確認印を押し四つ折にして渡し、不正を防ぎます。投票用紙には、11の政党の名前とマークが書かれており、四角にチェックをする形式です。見えないように囲われた中で、投票用紙にチェックを書きます。カンボジアには、字の読めない方もいますし、書けない方もいますので、このような方式になっています。チェックをしたら、確認印が見えるように折り曲げて、投票箱に入れます。投票したら、指を特殊なインクに漬けて、投票済みを明らかにして二重投票を防ぎます(写真下)。
 コンポンチュナンの農村部の投票所は、和気藹々とした雰囲気でした。投票所の選挙管理委員は学校の先生も多く、マニュアル通りにきちんと進めているようでした。ただ、様々な課題は、まだまだあるようです。

プノンペンから戻ってきたらしい若い女性。プノンペン周辺の縫製工場は、周辺の農村部からの労働力を吸収しています。なお、パジャマのような服は、都市部でもかなり見かけます。


二重投票を防ぐために、人差し指に特殊なインクをつけます。選挙の後は、みんなこの状態です。一週間は落ちないらしいです。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする