昔、ガーデンライフで、
「アメリカだったかヨーロッパでは、椿を交配したタネを売ってるところもある。言ってみれば夢を売るようなものだ、こういう売り方は日本にはほとんどない」
というような記事を読んだ記憶がある。
「どんな花が咲くのかお楽しみ」という売り方は、サカタとかタキイなどしか知らなかった当時としては非常に驚いたものだ。
まあそんなわけで、(どんなわけか知らないが)
園芸の基本はタネ蒔きという考えはほとんど変わっていない。
とりあえず、日曜日に9ポット播いた。
夕食の仕度を始めたテーブルの上に広げたもんだから、大急ぎだ。
注文したタネの一部はすでに品切れもあったが、おまけでもらったtrilliumのほうが、よほどうれしかったりする。
以前はこの10倍くらいのポットを用意したこともあったが、最近はかなり少なくしている。
もっとも、「少なくしている」というのは冬播きの話であって、その減った分は雪割草に替わっていると言ってもよい。
雪割草のタネ蒔きをやるようになってから、二世代先のことを少し考えるようになったのだが、まだまだ「どんな花が咲くのかお楽しみ」という程度ではある。