裏磐梯の秋元湖から見た磐梯山は、噴火の依る爆裂壁に新雪で白く輝いて居た。
南側から見る猪苗代湖と磐梯山を表側として、北側の五色沼や檜原湖の側を通称「裏磐梯」と言っている。
湖畔の紅葉が真っ盛りだった。
見事に真っ赤になった紅葉をみると、自然と気分が高揚するのは、本当に不思議だと思う。
今年もその場に至って、理屈抜きで楽しんで仕舞った。
観光道路「磐梯吾妻レークライン」の橋の上から見下ろす中津川渓谷は、最高ののビュースポットだが、その真下で交差する素掘りのトンネルは、レークラインからは一切見えない。
林道の途中で枯れ葉の中からドングリを探し出して口に頰張っているニホンザルに出会った。
車が至近になっても逃げようとしないので、車を少しバックさせて路側に寄せ、カメラを掴んで近付いたのだが、全く意に介せず、喰うのに夢中だ。
対向車が来たのだが、一寸だけ土手に登って車を除け、再び戻ってドングリ漁りに余念が無かった。
やがて、満腹になったのか、道路の反対側に移って、ゴロリと寝そべって、満足気な顔だ。
私は、約5m位の距離でシャッターを押し続けていた。
何時もの素晴らしい、紅葉の写真ですね。
有り難う御座います。
猿を至近距離の5mからの撮影も、猿の表情が分かり、
楽しいです。
この猿は、余程お腹が空いていたのか、喰う方に夢中でした。
普段、猿は群れで行動すると聞いて居たのですが、この猿は単独行動でした。
群から離脱して、自分の縄張りを求める旅の途中かも知れませんね。