カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

辛口ジンジャー?

2011-11-18 23:58:08 | しゃじ
葛井寺の専用駐車場にて、ひと月前だからまだ稲穂が・・・(^_^ゞ




葛井寺、門前のお土産屋さん。じっちゃんがなんとも・・・


駐車場とは逆だが葛井寺の南大門を出て、西に歩いていくと



『辛国(からくに)神社』ってのがあったので、行ってみることに。



荒んではいるけれど立派な鳥居、柱の前後に稚児柱を持つ明神鳥居系。
気比神社や厳島神社の鳥居に代表される両部鳥居。同じく笠木の上に屋根までついている。

鬱蒼と茂った鎮守の杜に囲まれた参道を行くと、何か縁日なのか露店が並んでいました。



定番の金魚すくいやね



ん?



かにすくい~ッ!



季節柄、かにすきの方がエエな!



スマートボールも懐かしいけれど、アラレちゃんも・・・懐かしぃ♪

きょろきょろしながら、本殿へ。



まずは狛犬さん探索。頭は平ら、猫背で鼻も口も大きく左右に拡がってる
目はぎょろ目で、団扇型の大きな尻尾が背に貼り付いている





弘化3年(1846)生まれの浪速型狛犬でした。

この神社の御由緒は千五百年程前、雄略天皇の御代に創設された神社で、
日本書記には「雄略十三年春三月、餌香長野邑を物部目大連に賜う」とありますが、餌香長野邑は、旧藤井寺町のあたりと思われます。この地方を治めることになった物部氏は、その祖神を祀って神社をつくり、その後、辛國氏が祭祀をつとめ辛國神社と称するようになりました。と言うものです。

辛国=唐国、韓国ってからくりは無いようですが、1500年前となればいずれにしろ大陸、半島の影響はあったでしょうし・・・

御祭神は、主神 饒速日命(にぎはやひのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、素盞鳴命(すさのおのみこと)
相殿 品陀別命(ほんだわけのみこと)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)となっている。

神社へ行くとややこしい名前が出てくるので、もちっと解説を・・・

饒速日命(にぎはやひのみこと)
瓊々杵尊(ににぎのみこと)の御兄であり、物部氏の祖神でもあります。

天児屋根命(あめのこやねのみこと)
藤原氏の祖神で、天照大御神が天岩屋戸に隠れ、世の中が真っ暗になったという天岩戸隠れ事件の際、岩戸の前で美声をあげて祝詞(のりと)を唱えた神です。
ちなみに岩戸の前で胸もあらわに、裳の紐を陰部までおし下げて踊ったのは天宇受賣命(あまのうずめ)ちゃん。これをきっかけに事件は解決。

素盞鳴命(すさのおのみこと)
いざなみ、いざなぎの間に生まれた末っ子、天照大神の弟神です。
やんちゃだったようで、お姉さん(天照大神)を怒らせて岩戸事件を引き起こすことに。結果、高天原から地上に追放されてしまいます。
名誉挽回、八岐の大蛇を退治してみせます。この時、尾を裂いてみると大刀が出てきた。それを天照御大神に献上したのが天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)のちの草薙剣(くさなぎのつるぎ)です。
そして、生け贄にされるところだった櫛名田比売(くしなだひめ)と恋におち、妻にします。

品陀別命(ほんだわけのみこと)
第十五代・応神天皇第のことです。

市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
素盞鳴命(すさのおのみこと)の娘。厳島神社の祭神でもあります。
いちきしま=いつくしま?


てなとこで、秋の夜長。日本神話でも親しんでみるのはいかがでしょう?




2011.10/16、辛国神社にて。