カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

濡れにぞ濡れし 花菖蒲

2011-06-18 21:50:40 | 花だより
ここのところ週末になると雨模様・・・
先週の土曜日も朝から雨。こうなりゃ雨の似合う花を
見に行かんといかんな(関西弁って難しい?)ってことで・・・

法金剛院(ほうこうんごういん)に行ってみました。
大きなお寺じゃ無いけれど、蓮の花で有名。数年前に一度、蓮を見に行ったことがあります。
今回は花菖蒲と紫陽花。どちらも雨が似合いますが、見頃かなぁ。
ちなみにこれまで花菖蒲は山科の勧修寺、右京区の梅宮大社奈良の柳生花しょうぶ園などへ行って記事にしましたが、去年は何処へも行かなかった・・・




お昼前なんですが、写真が暗い・・・(^_^ゞ







着いたら、雨は止んだんですがね。それはそれでいいんですが、
お寺に傘を忘れてきてしまった。100円傘やけど(^_^ゞ








いつもこのアヤメ科の花を観ると分類が気になってしまいます。
「いづれがアヤメか、カキツバタ・・・」
アヤメ(文目・菖蒲)とカキツバタ(杜若・燕子花)は、実は分かりやすい。アヤメは乾いた草地に、カキツバタは水中もしくは水辺で咲きますし、花の見分けも出来るけど、困ったちゃんはハナショウブ(花菖蒲)。乾いた土地でも水辺でもOK。絵になるってことで水辺で咲かせるのが多いようですが・・・

何と言っても紛わしいのが「菖蒲(しょうぶ)」って言葉。
ショウブと言うのは、里芋科でその花は蒲の穂のような、ちょうどアメリカンドッグのような・・・そんな咲き方をします。五月の節句に入る菖蒲湯はこの里芋科の方です。
ハナショウブとは似ても似つかないものなんですが、葉っぱが似ているってことで花菖蒲と名付けられた訳で。
また、「菖蒲」って書いてアヤメと読ますのも混乱の元。地名の菖蒲池(あやめいけ)ってありますもんね。ちなみに菖蒲草(あやめぐさ)と言うと、菖蒲(里芋科)のことなんですよ!あぁややこしッ!(^_^ゞ

しかしながらアヤメ科でも一番メジャーなのは花菖蒲じゃないでしょうか。品種もアヤメが100種、カキツバタは10種ほど、ハナショウブは2000種以上と圧倒してますから、菖蒲園だとかアヤメ園なんて言ってる施設もほとんどが花菖蒲園のことだと思われます。


蓮池が中心の庭、ぐるりと見て回ると

長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は ものをこそ思へ
                待賢門院堀河『千載集』


仏足石



石仏?

色んな花も

蛍袋(ほたるぶくろ)


キキョウ科です。学名:Campanula punctataのCampanula(カンパニュラ)は、ラテン語で「小さな鐘」の意味。


沙羅双樹、花はまだ蕾でした。


河骨(こうほね)、スイレン科。
小さな花ですが、なかなか凝ったつくりの花ですね。


睡蓮(すいれん)。( ゜Θ゜)ノ


蓮の準備も整ってます。






















2011.6/11、法金剛院にて。