福井 学の低温研便り

北海道大学 低温科学研究所 微生物生態学分野
大学院:環境科学院 生物圏科学専攻 分子生物学コース

おたぽっぽ再考

2009-06-29 21:51:38 | 日記・エッセイ・コラム

歩センセイに作っていただいた「おたぽっぽのオイル漬け」ですが、その後、身近な北海道育ちの方々と話題になりました。

低温研の北海道人によると、チカの方言として、「おたぽっぽ」はあまり使わないらしい。実際に、北海道のどの地方で使われているのか、不明です。

また、「なまら~」と言う表現は、限られた人たちによるものらしい。ごくごく、普通の日常会話では、あまり使われないとのことです。

それから種明かしですが、「今日も北海道弁でナイスデイ」というエントリータイトルは、新潟放送(BSN)のラジオ番組「今日も新潟弁でナイスデイ」のパクリです。このラジオ番組で強調している点は、下記の通り。

「尚、このコーナーで紹介している言葉は、主に新潟市とその周辺で使われている方言ですがそれでも、世代や地域によって、使い方、解釈、発音、アクセントなどに微妙な違いがある事を御了承下さい。」

なるほど、方言とはいろいろなバリエーションがあり、その地方のネーティブスピーカーにはかないません。この番組の、新潟市沼垂(ぬったり)出身の「やまもとさん」が話す新潟弁を聴いて、肺腑から笑えるということは、私もまぎれもなく新潟人であること証明しているようなものです。

そう言えば、こんな歌もあります。「名古屋はええよ! やっとかめ」。

インパクトのある歌詞ですね。名古屋弁を知らない私たちにも、笑えます。「やっとかめ(八十日目)」は、「久しぶり」と言う意味の名古屋弁だそうです。

「おたぽっぽのオイル漬けが、ばっか、うんめてば! やっとかめ」 う~む、こんなことを言っている人はいないか。

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研究室には、方々の地方から人が集まり、コンパ等でそれぞれのお国自慢をお聞きするのも楽しみの一つです。