夜が明けても霧深し。しかも、風も強し。まあ、そう言うこともあるさ。
新宿にて恩師を囲む会に出席。元気はつらつの恩師の姿は我を勇気づけるもの。
水界堆積物で繰り広げられる有機物の嫌気的分解の世界に導いてくれた滝井 進先生。先生のメタン関連微生物に関する粘り強い研究は、札幌の地でも脈々と受け継がれている。
万年青年である浮遊歌人・渡辺泰徳先生。昔も今も熱弁は若者の心を捉えて止まない。
革新的なアイデアで常に私たちをエンカレッジしてくれた松浦克美先生。
あらゆる面でお世話になり、感謝しても感謝しきれない嶋田敬三先生。
何にも代え難い時間を過ごす。この場を去り難いが、また、札幌へ帰る。
週末の東京。東急東横線に乗車し、多摩川を越える。車窓から、大学院修士課程1年の頃、調査をした地点を確認。丸子橋だ。多摩川の底泥からはメタンの泡が湧いている。
ふと思い立ち、自由が丘で下書。駅前のロータリー、あのお店の前に立つ。
フランスの洋菓子店。日本に出店してから30周年とのこと。思わず、2階の喫茶室へ。店内を見渡せば、男性客は私のみ。オシャレなマダムが多勢。あいにく窓際の席は埋まっていたが、落ち着きのある席に通される。
さてさて、何を注文しようか。やはり、お勧めケーキセット。贅沢極まりないのだが、勘弁してもらおう。
このお店ご自慢のマカロンにタルト。それに、ソルベが添えられている。甘さ控えめで、中年男性にもアクセプタブル。苦みの利いたヨーロピアンコーヒーが、冴えない田舎男をハンフリー・ボガードに変身させる(←そんな訳ないか)。
さらに、コーヒーを口に含む。これまでの1週間の疲れが癒える。もう一口。カフェインが全身を巡り、来る1週間への活力が湧く。
足取り軽く、春の自由が丘を散策。自由が丘は老若男女を溌剌とさせてくれる、不思議な街だ。
時計をみると、すでに午後1時半。さてと、新宿へ向かうか。今晩は、キュウリの糠漬けとお茶漬けだけで良いかもしれぬ。
昼休み。春の陽をぬくぬくと浴びる。
さてと、東京へ出かけようか。
「出逢いはスローモーション」、と歌っていたのは、確か、中森明菜(←ずいぶんと古いですね)。
お二人にとって、どのような出逢いだったのか不明なのですが、ご結婚されたとのこと。おめでとうございます。高知での新たな生活に幸あれ。
お二人から研究室宛に贈り物が届きました。高知では酒の肴を「あて」と呼ぶのだそうです。
高知には卒業生が3人もいるので、近いうちに是非とも訪れたいと思っています。「これをあてに一杯やろうやいか」、ですね。
話は変わって、お昼のひとときのこと。「麻婆豆腐コンペティション」。同じ調味料を使って、いかにおいしく作り上げるか? 果敢に挑戦した大学院生のAさんとBさん。できばえを眺めておられた秘書のCさん曰く、「どちらもおいしそうですね」と。大人ですね。
?山陰に消え残っている 灰色の雪も
春の陽ざしにまた少し 融けていった
幸せ色 悲しみ色 人の心も
あの青空ほど晴れやかに
なれるといいね。
坂道を登る僕の足元に
雪解けの水が 昨日に流れてゆく?
(作詞 細坪基佳)
大学院生の皆さんには馴染みがないかもしれませんが、この唄は北海道出身のフォークデュオ『ふきのとう』が27年前に発表したもの(『北窓をあけて』)。昭和の香りが漂う歌詞ですね。
低温研のお隣に『モデルバーン』があるのですが、その片隅にふきのとうを発見。
本州のものと比べて一回り大きいですね。と言うことは、昭和のフォークデュオ『ふきのとう』がイメージした「ふきのとう」と内地に人たちのそれとは乖離があるのかもしれません。
それはともかく、『ふきのとう』は、さらに春の喜びともに軽やかに歌う。
?訪れる春 まぶしくて 後ろを向いても
そこに今がないことに 気づくだけだから
コートを脱いで 少し心を軽くして
夢中になれる何かを 皆探している?
春ですね。
大野池は、工学部とファカルティハウス・エンレイソウの間に位置する。北大キャンパスの中でも、学生や教職員にとって憩いの場の一つであり、四季折々を感じられるスポットでもある。
このところの春の陽気で大野池に降り積もった雪が融解し始めている。そして、積雪表面が赤褐色に変化。どうして、雪の色が変化するのであろうか?
Hisaya Kojima, Haruo Fukuhara and Manabu Fukui. Community structure of microorganisms asssociated with reddish-brown iron-rich snow. Systematic and Applied Microbiology 32:429-437, 2009.
そう言えば、『微生物ってほんまにすごいなあ~』、と誰かが言ってるね。
冗談はさておき、自然は研究者を待ってくれない。自然に合わせて研究しなくては!(自戒の念を込めて)
日中の気温が10℃を越える暖かさ。一気に積雪融解が加速。
今年のライラックはどんな花を咲かせるのでしょう?
春風に誘われて街に出かける。その風はまだ冷たいのだが、陽は春。
書店で、「男のメタボ撃退!」という雑誌が眼に留まる。早速購入し、実現可能なメソッドを検討。その結果、『食べる順番ダイエット』を試すことに。
要は、食物繊維の豊富な野菜から食べることにより、炭水化物から消化分解される糖の体内吸収を遅延させ、さらに、余分なコレステロールや中性脂肪の吸収を抑制しようとするもの。食後の血糖値急上昇も抑えられるメリットもあるそうだ。
このメソッドならば、無理せずにできそうだ。と言うことで、スーパーでキャベツを購入。千切りにして、ノンオイルドレッシングをかけて、ゆっくりと良く噛んでいただく。消化されないセルロースが胃腸をくぐり抜けていく。次に、脂身を除いた豚ロースを湯にくぐらせ、ゴマだれで。そして、ご飯。しかし、ご飯がすすまない。いつもの3分の2くらいで満腹。
どれくらいダイエットできるか、ヘルスメーターを買って体重計測し、グラフ化して確かめてみるかな。
雪解け。さあ、フィールド調査再開です。
冬の間、お腹周りが増加。フィールドでバテないよう、シェイプアップと体力づくりに励まねば。
湿った雪が降り積もる。暮れていく札幌。明日は晴れるか?
北海道大学の入学式。雪が散らつく。きっと、内地から来られた方はその寒さに驚いておられることであろう。