今、文部科学省の科学研究費の申請時期です。申請書類の作成にはエネルギーを消耗します。昨晩は、研究室に泊まり込みでした。南極観測以来、初めて寝袋のお世話になりました。今朝起きてみると、首から肩にかけて痛みが出てきました。日本の都市部にいれば、病気になっても適切な病院で治療を受けることができます。
しかし、南極昭和基地では2人のお医者さんしかいません。JARE47医療隊員は2人とも外科が専門です。越冬中、心身の病全般にわたり、2人のみで対応しなければなりません。氷床コア掘削現場であるドームふじへ1人の医療隊員を派遣してしまうと、残った1人で昭和基地全員の病への対応をしなくてはなりません。彼らの苦労を思うと、頭が下がる思いです。
本日、越冬中の医療隊員が誕生日を迎えました。おめでとうございます。JARE47の高野さんとJARE48の星野さんを含めて、生物隊員からバースデーカードをメールで昭和基地にお送りいたしました。元気な姿で、日本に戻ってきてください。