2010年5月のブログ記事一覧-福井　学の低温研便り

真っ白な軌跡

2010-05-31 10:43:00 | 旅行記

梅雨前の五月晴れ。久しぶりと言った感。機内の窓から、佐渡島の全貌が見渡せる。<o:p></o:p>

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緩やかな小佐渡山脈の麓を眺めていると、赤泊を発見。小さな漁港で、ベニズワイガニ漁で知られている。海産物のアメ横市場で知られる寺泊との間に、佐渡汽船の「両泊航路」がある。かつては、カーフェリーであったが、現在は高速船が就航しているとのこと。<o:p></o:p>

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そう言えば、「おじょっさ」さま達と「両泊航路」で佐渡島にわたり、地学巡検に出かけましたね。ああ、もう３０年前か。<o:p></o:p>

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ちょっとだけ溜息をつくと、もう佐渡島は後方へ。両津港から新潟港へ向かう高速船の白い軌跡。人と人との出遭いで大きく変わる人生。これからどんな軌跡を描くのか？

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先月、誕生会が開催できなかったので、今月と合同で開催。落合先生、小島先生、そして大学院生のAさんが誕生月です。おめでとうございます。<o:p></o:p>

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お茶会です。<o:p></o:p>

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○ ○のチーズケーキ。切り分ける落合先生。<o:p></o:p>

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いただきます。<o:p></o:p>

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恒例のプレゼントです。毎回、アイデアを振り絞って、決めているようです。落合先生には、保温マグカップ。電子レンジでの温めも可能な優れものだそうです。<o:p></o:p>

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小島先生には、マカロンを模したクッション。疲れたら、これでゆっくりと休んでくださいませ。<o:p></o:p>

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と言うことで、来月は、恒例のジンパ（ジンギスカンパーティー）です。幹事は、高林厚史先生と長谷川成明先生。楽しみですね。<o:p></o:p>

みどり

2010-05-27 14:07:11 | 低温研のことごと

?夏も近づく八十八夜<o:p></o:p>

　野にも山にも　若葉が茂る<o:p></o:p>

　あれに見えるは　茶摘みじゃないか?<o:p></o:p>

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八十八夜を過ぎても、一向に夏に近づきそうもない札幌のこのごろ。<o:p></o:p>

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さて、お祝い事があって、高林厚史先生のお父様から、静岡茶を頂きました。茶缶を開けると、茶葉から初夏の香りが漂う。<o:p></o:p>

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早速、お茶をいれてみよう。適度の温度で抽出したお茶を口に含むと、軽やかに広がっていく上煎茶の品の良い渋み、さり気ない甘み。そして、飲んだ後の口の中に広がる控えめな爽やかさ。それまでの疲れが癒され、次の仕事の取りかかりには、この上のない贅沢なお茶です。<o:p></o:p>

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高林様に感謝。浜名湖の鰻白焼きも、とても美味しかったですよ。いろいろとお気遣いいただき、ありがとうございました。機会がありましたら、低温研にも足をお運び下さい。<o:p></o:p>

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今日の低温研のライラック開花状況は下記の通りです。お早めにどうぞ！

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低温研ライラック祭り

2010-05-26 17:07:10 | 低温研のことごと

１階のオフィスから外を眺めると、ライラックが咲き始めている。窓ガラス戸を開けると、ほのかにライラックの花の香り漂う。今年も、「低温研ライラック祭り」（あくまでも個人的）が始まった。<o:p></o:p>

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「卯和」のウサギも、ライラックの香りがお好きのよう。

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My箸会員への道（１）

2010-05-25 17:02:20 | My箸会員への道

「卯和ランチ」には、ポイントカードがあります。昼食利用１回ごとにポイント加算。５ポイントでお好みの飲み物サービスを受けることができるのです。<o:p></o:p>

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ポイントカードは２０ポイント（押印）で、あがりです。常連客の間で秘かなブームは、５ポイント飲み物サービスを受けず、ポイントを加算し続けることです。８０ポイント（カード4枚分）に達すると、なんと、「My箸会員」というプレミアムメンバーになれるんですよ。航空会社のマイレージサービス（マイラー）で言えば、JALの「サファイアメンバー」やANAの「プラチナメンバー」と言ったところでしょうか。<o:p></o:p>

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My箸会員は、会員個別の箸、つまり「My箸」が用意ならびにキープされるのです。来店の度に、「My箸」で卯和の食事を堪能できるサービスです。<o:p></o:p>

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と言うことで、私も「My箸会員」を目指すことにいたしました（いわゆる、「マイハシラー」）。<o:p></o:p>

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今日の「う定食」は、豆腐と鶏肉のふっくらハンバーグ。箸で切り分けたハンバーグをタレを付けて頬張ると、ふわっと軽やかに舞うような食感で、ヘルシーなおかずです。<o:p></o:p>

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本日、１１ポイント。残りは、６９ポイント。「My箸会員」達成は、まだまだ。<o:p></o:p>

手塚泰彦先生を囲んで

2010-05-23 23:08:03 | 日記・エッセイ・コラム

神奈川県逗子にて、傘寿を迎える手塚泰彦先生（京都大学名誉教授、微生物生態学）を囲む会に出席。久しぶりにお会いする方々。とても懐かしい限りです。<o:p></o:p>

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手塚先生の乾杯のご発声。その後、出席者の近況報告。<o:p></o:p>

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世代をこえて、我が国の微生物生態学黎明期の貴重なお話を伺う貴重な機会です。<o:p></o:p>

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JAMSTECの一般公開を終えて、駆けつけた丸山正さん。世界に一枚しか無い「シンカイハオリムシ」のTシャツが魅力的。国立感染症研究所の近田さんも若々しい。院生の頃、このお二人から、厳しくしごかれました。<o:p></o:p>

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信州ツキノワグマ研究会を主催されておられる林秀剛先生。３０年前、信州大学諏訪臨湖実験所で初めてお会いした頃と変わらないパワフルなご活躍ぶりに圧倒されます。<o:p></o:p>

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夜遅くまで語り合い、あっと言う間に翌朝。そして、惜別。懐かしさとともに、諸先輩方から多々学ぶ事も多い会でした。<o:p></o:p>

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眠い目を擦りながら、さあ、これから東京駅へ。東京サピアタワー「北海道大学東京オフィス」で開催される「環境科学院　入試説明会」にボランテアで参加いたします。意欲的な若者との出逢いが楽しみです。

当研究室は、「大学院　環境科学院　生物圏科学専攻」に属しており、現在の担当コースは、「環境分子生物学・微生物生態学コース」です。現在、大学院生を募集しておりますので、ご質問等がございましたら、福井までご連絡ください。研究室見学も大歓迎です。　

花豆ジェラート

2010-05-21 11:32:00 | フィールド

尾瀬沼から下山。残雪の山道は砂浜を歩いているように体力を消耗する。<o:p></o:p>

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大汗をかいて、大清水に到着。さてと、頑張った自分へご褒美は、花豆ジェラートです。<o:p></o:p>

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ニコニコの落合先生。<o:p></o:p>

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岩田先生も小島先生も堪能中。<o:p></o:p>

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品のある和の甘さと洋風のジェラートが絶妙な調和を醸し出し、一口でこれまでの疲れを癒してくれます。さあ、また登ろうか！<o:p></o:p>

燧ヶ岳

2010-05-20 10:11:47 | フィールド

ゴールデンウィーク。残雪期の尾瀬に出かける。ここ十数年、毎年のように訪れているのだが、登山の疲れを癒すように燧ヶ岳が我々を迎え入れてくれる。<o:p></o:p>

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健脚の落合先生、とても爽やかな表情をしておられる。<o:p></o:p>

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今回は、ザックに詰め込んだ荷物が体力の限界を超えてしまい、バテテしまった。次回からは、荷物の軽量化につとめなければなるまい。<o:p></o:p>

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近い将来、残雪期の燧ヶ岳に登ってみたいものだ。そうそう、２５年前にテントを担いで、キャンプを張り、燧ヶ岳の頂きに座したことがある。<o:p></o:p>

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落合先生、来年は燧ヶ岳（2346m）を目指しませんか？<o:p></o:p>

ネットワークの始まり

2010-05-19 16:39:26 | 大学院時代をどう過ごすか

埃のたまった書棚。すっかりリ忘れ去られた、数々の本。ふと、それらを整理し始める。すると、一冊の本が眼に留まる。池内　紀著『ドイツ　町から町へ』（中公新書）。８年前に刊行されたものだ。<o:p></o:p>

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頁をめくって、「ブレーメン」の項には、こんなことが記されている。<o:p></o:p>

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「市庁舎、裁判所、公会堂、商館、教会……。どの建物も、おそろしく重厚にできていて、幾世紀にもわたる富の蓄積を感じさせる。足元の石畳もまた黒ずんで重々しい。まわりから威圧され、気がめいってくるほどだ。<o:p></o:p>

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そんな市中にあって、ベトヒャー通りは息抜きの空間である。たくさんの小店が入っており、そぞろ歩くのにいい。ルードビッヒ・ロゼリーウスというコーヒー商人が二十世紀のはじめに運動して、いまのような通りにした。彼もまた勤勉と重厚一点ばりの町の雰囲気が息苦しくてならなかったのではあるまいか。<o:p></o:p>

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ここはのらくら者の通りであって、一日ぶらぶらしていてもいい。「怠け者の泉」などもある。「ロビンソン・クルーソーの家」もある。でたらめではない。デフォーの小説を読むとわかるが、ロビンソン・クルーソーの父親はブレーメンの生まれだ。のちにイギリスにわたり、その息子が広い世界へ船出する。当時、人々はそんなふうに思っていたのだろう。ブレーメンは絶海の孤島へものびていくネットワークの始まりの一点だった。」<o:p></o:p>

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「ネットワークの始まり」としてのブレーメン。

　　　　　　　　　　　　　さあ、Nach Bremen!

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福井　学の低温研便り

北海道大学　低温科学研究所　微生物生態学分野
大学院：環境科学院　生物圏科学専攻　分子生物学コース

真っ白な軌跡

4月及び５月の誕生会

みどり

低温研ライラック祭り

My箸会員への道（１）

手塚泰彦先生を囲んで

花豆ジェラート

燧ヶ岳

ネットワークの始まり

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北海道大学 低温科学研究所 微生物生態学分野 大学院：環境科学院 生物圏科学専攻 分子生物学コース

北海道大学　低温科学研究所　微生物生態学分野
大学院：環境科学院　生物圏科学専攻　分子生物学コース