福井 学の低温研便り

北海道大学 低温科学研究所 微生物生態学分野
大学院:環境科学院 生物圏科学専攻 分子生物学コース

慣れない土地での生活

2024-05-31 13:34:09 | 研究室紹介
新学期が始まり2ヶ月経とうとしています。慣れない土地で生活を始めた新入生たち。焦らず新生活に適応していって欲しいものです。その成否の鍵の一つは、周囲の人たちとのコミュニケーションです。何か不明なこと、不安なことがあれば、遠慮せずに訊いて下さい。

先日、大学院生のAさんから、「福井先生の好きな食べ物はなんですか?」と尋ねられました。即答せず、少しだけ考えて、「ソーメンです」と。春夏秋冬、季節を問わず(国問わず?)、いくつかの方法で。

ある日の昼食時。ナスと生姜をごま油で炒めたつけ汁でいただく。Aさんのご参考になれば幸いです。



光合成細菌―酸素を出さない光合成―

2024-05-30 14:43:07 | 研究室紹介
光合成と言えば、デンプンとともに酸素を発生させる生き物(酸素発生型光合成)の仕組みを思い浮かべる人が多いことでしょう。しかし、地球上には酸素を出さない光合成もあります。光合成細菌は酸素を出さない微生物(酸素非発生型光合成)で、紅色であったり、緑色であったりと、種類によって様々な色を呈しています。光合成細菌、酸素非発生型から酸素発生型への進化はまだまだ謎に包まれており、ジャックソンさんのNature論文は、この謎に一石を投じています

さて、嶋田敬三先生らのご著書「光合成細菌―酸素を出さない光合成―」(裳華房)は最近の知見を含めた素晴らしい本。最近、アカデミック・プレスより英語版も発刊されています。おすすめです!



ちなみに、嶋田先生が培養された色とりどりの光合成細菌。彼らの生息環境に引き込まれそうになります!



生物環境部門バーベキューパーティー

2024-05-25 17:19:55 | 研究室紹介
雨のち曇り、そして晴れ。夕方より、恒例の生物環境部門バーベキューパーティー。コロナ渦中、中断していたものの昨年より再開。生物系の教職員及び大学院生の交流が目的で、特に新人にとっては良い機会。

リラ冷えの札幌。炭火のコンロで暖をとる。



お子様たちは花火で楽しんでいる。



この会に参加できるのも、残すところ1回。そう思うと、低温科学研究所での残された学究生活を大切にしたい。