福井 学の低温研便り

北海道大学 低温科学研究所 微生物生態学分野
大学院:環境科学院 生物圏科学専攻 分子生物学コース

秋のリヴィエラ

2018-10-27 08:42:55 | 日記
あいつによろしく 伝えてくれよ
今ならホテルで 寝ているはずさ
泣いたら窓辺の ラジオをつけて
陽気な唄でも 聞かせてやれよ

アメリカの貨物船が
桟橋で待っているよ
冬のリヴィエラ 男ってやつは
港を出てゆく 船のようだね
哀しければ 哀しいほど
黙りこむもんだね

    森進一『冬のリヴィエラ』より







秋のリヴィエラ 研究ってやつは
思い通りに ならないものさ
前向きに考えれば 考えるほど
新たな方向性が見えてくるもんだね



詩になる街リスボン

2018-10-20 23:46:12 | 日記
二日酔いの頭に朝日が眩しい。通りを走る車の音。自分はどこにいるのか。それがわかるまで5秒かかった。ポルトガルだ、ここは。

シャワーを浴びて着替え、文庫本をジーンズの尻ポケットにねじ込んで部屋を出た。・・・・・・レセプションの女性の愛想のいいこと。つられて私も微笑んでいる。コーヒー、と考える。コーヒー、コーヒー、コーヒー。強迫観念じみてくる。リスボンの旧市街のカフェに入ってオレンジジュースとダブルエスプレッソを飲んだ。

    <中略>

私は椅子をズラして日の光の中に入り、周りを眺めた。年老いたウェイターの微笑み。新聞を読む老人。娘たちのしなやかな脚。乳母車を押す若い母親。石畳の町の朝が動いている。リスボンというのはフェニキア語で「いい港」という意味らしい。現地の人は「リシュボーア」と発音する。

    <中略>

一瞬のなかに真実は息衝く。街には人生が溢れ、酔っ払いさえ詩人に変えてしまう。

戸田光太郎「酔っ払いの詩」より
(アルク新書『欧州の路上で』所収)


久しぶりに戸田光太郎氏のエッセイ集を再読。上記中略のエピソードが心にグッとくる。リシュボーアか。人を詩人にさせる街かも知れない。

週末札幌散歩181013:サンシャイン

2018-10-17 20:20:43 | 日記
ムーンライト計画、サンシャイン計画、そしてニューサンシャイン計画。これらの用語から懐かしく思ってしまうのは、かつてある組織に属していた年配の方達でしょう、私も含めて。新聞報道によれば、「ムーンショット研究計画」とネーミングされるプロジェクトが政府で検討されているとか。

さて、秋の深まりを感じさせる札幌。週末、いつものように散歩。やや肌寒い。大通公園で地下のオーロラタウンへ潜入。



地下鉄南北線大通り駅近くの駅ビル地下。そこで、立ち食いそばのお店『ひのでそば』を発見。誘惑に負けて、天ぷら蕎麦を頂く。関西の方には驚くほど色が濃いつゆですが。



どうやら女性にも人気のお店のようです。6名中5名が女性客。きっと昔から親しまれてきたお店なのでしょう。



地下から地上へ。お蕎麦で口の中が塩辛い。と言うことで、市電沿いの『フルーツケーキファクトリー総本店』へ。メール会員限定割引で、「巨峰とシャインマスカットのレアチーズタルト」をロイヤルミルクティーと一緒に頂く。






散歩によるカロリー消費を大きく上回った摂取。散歩の意味がないなと反省しながら、帰途につく。日短く、すっかり暗転。明日の日の出が待ち遠しい。

日本陸水学会岡山大会にて

2018-10-15 21:51:38 | 日記
10月6日より8日まで、岡山大学にて日本陸水学会。私にとって、初めての学会が陸水学会でしたので、とても愛着があります。





今回、渡辺泰徳先生と岩熊敏夫先生が学会の田中賞を受賞。両先生には学生の頃から大変お世話になっており、この受賞は嬉しく思います。今後の両先生のご活躍に期待しております。