福井 学の低温研便り

北海道大学 低温科学研究所 微生物生態学分野
大学院:環境科学院 生物圏科学専攻 分子生物学コース

アクティブ・ラーニング

2016-04-14 15:41:59 | 教育
首都大学東京の松浦克美教授から「アクティブ・ラーニング」の重要性をお聞きしています。以前から、私自身の講義でも受講生参加型で行なってきました。

微生物やフィールドを対象にした講義では、受講者がそれぞれのイメージを描くために画像や動画を活用することが効果的。講義中の、どのタイミングで画像等を提示するか? これが鍵なのです。これまでパソコンを用いて液晶プロジェクターで示したのですが、板書等のタイミングが合わないこともしばしばでした。

そこで、本日の講義からiPadを用いることにいたしました。まだ不慣れではありますが、パソコンに比べて利点が多々あります。これから工夫を凝らし、後期からはエレガントな「アクティブ・ラーニング」講義ができるよう精進いたします。





リサーチ フロンティア

2016-04-12 15:52:09 | 研究室紹介
Research Frontiers』は、低温科学研究所における研究活動の情報発信手段の一つ。ケース3として、微生物生態学分野の研究が紹介されています。

赤く染まる雪の謎と低温環境で生きる微生物



南極での赤雪に関しては、JAMSTECの高野淑識さんとの共同研究です。現地調査は、環境省の桝厚生氏の同行のもとで行なわれました。

ケース1から3までの研究ですが、屈強な体力が必要な印象を与えてしまいそうです。少なくとも私たちの研究はそれほどの体力を必要といたしません。むしろ実験室での作業やオフィスでの遺伝子解析等が中心ですので、ご安心ください!

春の見学者

2016-04-05 17:43:38 | 日記
NHK大河ドラマ『真田丸』に登場する真田信幸を演じる大泉洋。彼の母校は北海学園大学であり、その歴史は1885年北海英語学校としてスタート。

4年前から、北海学園大学工学部に新設された生命工学科で「微生物学」(1年生向け)の講義を担当させていただいております。この3月、第一期生が卒業。とても印象的な一期生でした。彼らの就職及び進学率は好調とのこと。なかに大阪府公立学校教員(高等学校・理科)になったAさん。彼女は、2014年版工学部案内に登場し、私の講義の様子について紹介しくれています

さて、本日北海学園大学の新2年生5名が研究室見学に来てくれました。今回は、寺島美亜先生とJSPS特別研究員の渡邊美穂さんに見学対応していただきました。彼らからたくさんの質問が出たり、また、私たちも有用な情報を得ることができました。

とても楽しいひとときでしたね。また研究室にいらして下さい!


サクラ&ベリー紅茶で新年度スタート

2016-04-01 14:10:58 | 四季折々
本日の札幌は快晴。日中の気温も10℃を上回る。穏やかに新年度がスタート。

当研究室では、博士研究員であった渡邉友浩さんがドイツへ旅立ちます。アレキサンダーフンボルト財団のフェローとして2年4ヶ月の予定でドイツの研究機関で新たな研究をスタートさせます。当研究室在籍中卓越した研究を行なった友浩さんですので、新天地での新規研究課題でも力量が発揮できるものと期待しています。

やはり惜別です。大学の研究室と言うのは、そう言うところです。

そんなこんなを思いながら、隣の研究室のTさんから頂いたサクラ&ベリー紅茶を頂く。Tさんも内地の企業で入社式。内地の夏は札幌に比べて著しく蒸し暑いので、体調管理にご留意いただきたいものです。またぜひとも札幌にいらして下さい!





サクラ&ベリー紅茶。ほのかなサクラの香りとベリーの甘酸っぱさが「春の惜別」における複雑な心境を。さあ、さあ、新年度です!