今朝の新聞の4コマ漫画『ちびまる子ちゃん』。夢が叶ったと大喜びのまる子がとても印象的でした。その夢とは、「亀を飼うこと」。友蔵じいちゃんが近くの池で亀をとってきてくれたのだ。どんなに小さな夢でも叶うならば嬉しい。
『北海道大学プロフェッサー・ビジット2008』が、朝刊(朝日)の一面広告で掲載されていました。北海道大学の講師陣が、全国各地の学校のクラス等(特に高校を中心)を訪問して、現在行っている研究内容を紹介する出前授業を行うというもの。現在、参加校を募集しています。その講師陣の一人が、わが低温研所長・香内晃教授。
雪氷物性・惑星科学がご専門の香内教授。「宇宙には、どんなところにどのような氷があり、それらは惑星や彗星などの形成とどのようなかかわりをもっていたのだろう?暗黒星雲にあった氷微粒子が集まって太陽系の惑星がつくられていった物語をひもといてみよう」と香内教授(タイトル『宇宙の氷天体』)。なんだかワクワクするような内容ですね。もし、私が高校生の頃、香内教授の出前授業を聴いていたならば、きっと惑星科学の道に進んだに違いありません。そして、低温研で研究する。そんな夢を抱いたでしょうね。
高校生の頃は、自分自身が何者で、何が出来るのか、あれやこれやと悩むもの。そして、将来何がしたいのか、何になりたいのか、真剣に考える時期です。私たち大学人が彼らの夢先案内人を担うことは大切なことだと思っています。
かつて高校生だった私。今からでも遅くはないので、香内教授の研究のお話を伺うことにいたしました。来る11月27日(木)朝、学術交流会館にて、日本微生物生態学会札幌大会のモーニングレクチャーで。低温研の皆さんもどうぞ。