年度末

最高気温12℃、最低気温4℃の予報。暖かな年度末を迎えています。



当研究室からは3名の大学院生が巣立ち、新年度からは3名の大学院生が入学して来ます。

午後は今年度の整理をしながら、新年度の準備をいたします！

Thomas Cavalier-Smith博士とともに

今朝、とあるメーリングリストで、Thomas Cavalier-Smith博士（Fellow of The Royal Society 、オックスフォード大学教授）の訃報が届く。Cavalier-Smith博士はイギリスの進化生物学者。以前、王立協会の支援を受けて「好雪性変形菌の生態・分類・系統進化」について国際共同研究を実施したことがあります。



当時、大学院生であった加茂野晃子さんを中心に下記の成果が得られています。

Anne Fiore-Donno, Akiko Kamono, Ema Chao, Manabu Fukui and Thomas Cavalier-Smith. Invalidation of hyperamoeba by transferring its species to other genera of Myxogastria. Journal of Eukaryotic Biology 52: 189-196. 2010.

Anne Maria Fiore-Donno, Akiko Kamono, Marianne Meyer, Martin Schnittler, Manabu Fukui and Thomas Cavalier-Smith. 18S rDNA phylogeny of Lamproderma and allied genera (Stemonitales, Myxomycetes, Amoebozoa). PLoS ONE 7: e35359. 2012.

Akiko Kamono, Marianne Meyer, Thomas Cavalier-Smith,　Manabu Fukui and Anne Maria Fiore-Donno. Exploring slime mould diversity in high altitude forests and grasslands by environmental RNA analysis. FEMS Microbiology Ecology 84: 98-108. 2013.

実りある共同研究であったことに感謝しつつ、Cavalier-Smith博士のご冥福をお祈りします。

コロナ禍での湖沼調査

凍結湖沼で微生物はどのような活動をしているのであろう？

コロナ禍で野外調査は大きな制限を受けているが、感染防止対策を施しながら調査。



晴れの日もあれば、風を伴う降雪の日も。



注）特別な許可を得て調査を実施しております。

北海道発、ひろがる低温の科学

北海道大学財務報告書2020の「巻頭特集」で、低温科学研究所が紹介されています。

「北海道発、ひろがる低温の科学」は、ここからご覧いただけます。



今年11月、低温科学研究所は創立80周年を迎えます。