福井 学の低温研便り

北海道大学 低温科学研究所 微生物生態学分野
大学院:環境科学院 生物圏科学専攻 分子生物学コース

虹と「しらせ」

2006-05-31 23:16:22 | 南極

暴風圏も無事に通過し、5週間にも及ぶ長い航海を経て、「しらせ」はシドニーのウールムール湾に入港しました(3/21)。そして、同行ジャーナリスト柴田鐵治氏が観測隊員よりも一足先に帰国することになりました。柴田氏を見送った後、オレンジ色の「しらせ」左舷側に虹が出現しました。40年ぶりに南極を再訪した柴田さんからのプレゼントでしょうか?

060524写真:2006年3月24日夕方、ウールムール湾にて


尾瀬調査

2006-05-30 18:56:02 | フィールド

毎年恒例となったアカシボ調査のため、尾瀬(群馬県片品村)に行って参りました(4/27-4/30)。今年は大雪のため、残雪が多く、アカシボの初期の状態を観察することができました。
060428写真1:尾瀬沼でスノーコアーを採取している様子



060428_1写真2:大江川にてアカシボを採取している様子




060429写真3:現場培養実験中




060429_1写真4:野外調査後、長蔵小屋でのひととき




060430写真5:調査メンバー


「しらせ」から観るオーロラ

2006-05-28 01:36:00 | 南極

JARE47越冬隊の何人かのブログでは昭和基地で観察されるオーロラが紹介されています。カーテン状に広がるオーロラは圧巻のようですね。残念ながら夏隊には南極大陸でオーロラに遭遇することが出来ません。しかし、「しらせ」が北上する途上、何度かそのチャンスがめぐってきました。
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 真夜中、寒風の中、凍えながらオーロラを見つめていたことを懐かしく思えます。写真撮影を試みましたが、揺れる船上からはイマイチです。
写真:しらせ船尾方向に出現したオーロラ(飛行甲板にて、2006年3月3日)


服部勉先生講演会(予告)

2006-05-27 17:30:44 | 講演会

来る6月26日(月)低温科学研究所講堂において、服部勉先生の講演会を開催いたします。服部先生は日本における土壌微生物生態学のパイオニアの一人で、常に独創的な研究をされています。講演タイトルと開催時間はおってお知らせいたします。皆様の参加をお待ちしております。
参考書:
服部勉「大地の微生物世界」岩波新書(1987)
服部勉「微生物生態入門」東京大学出版会(1990)
服部勉「微生物を探る」新潮選書(1998)

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写真:仙台で開催された日本微生物生態学会でモーニングレクチャーをされる服部先生(2004年11月東北学院大学にて)


Dr. Hamamura来所

2006-05-25 23:35:07 | 研究

モンタナ州立大学のDr.Natsuko HAMAMURAが5月24日より26日まで研究室に滞在されました。
060525滞在目的は、低温環境における原油分解微生物群衆及び分解機能の解析です(平成18年度低温科学研究所一般共同研究課題)。彼女との共同研究は今年で2年目を迎えました。どんな研究成果が出てくるのか楽しみです。


柴田鐵治氏講演会

2006-05-24 23:54:00 | 南極

来る6月2日(金)18:20より札幌朝日カルチャーセンタにて、第47次南極地域観測隊同行者・柴田鐵治氏(科学ジャーナリスト)の「いま南極は」と題する講演会が行われるそうです。
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写真:南極宗谷海岸ラングホブデのぬるめ池近辺で暖をとっている柴田さん(2006年2月3日)