北海道大学で実施している「国際南極大学カリキュラム」(青木茂さんと杉山慎さんが担当)。その実習の一つである「スイスアルプス氷河実習」(杉山慎さんが責任教員)が今日から始まる。
夕方、新千歳空港に集合。ドバイ経由でスイス入りする。
今年は、時の人である平川一臣先生が引率教員として参加。随分と豪華な実習である。実習に参加する院生の皆さんには多くのことを平川先生から吸収してもらいたい。
体調管理をキッチリと行い、安全第一で実習に臨んで下さい! いってらっしゃい。
北海道大学で実施している「国際南極大学カリキュラム」(青木茂さんと杉山慎さんが担当)。その実習の一つである「スイスアルプス氷河実習」(杉山慎さんが責任教員)が今日から始まる。
夕方、新千歳空港に集合。ドバイ経由でスイス入りする。
今年は、時の人である平川一臣先生が引率教員として参加。随分と豪華な実習である。実習に参加する院生の皆さんには多くのことを平川先生から吸収してもらいたい。
体調管理をキッチリと行い、安全第一で実習に臨んで下さい! いってらっしゃい。
「三度のメシよりも研究が好きならば大学院に進学したらいい」
これは、2年前の北海道大学大学院環境科学院の入学ガイダンスで、新入生に対して送った平川一臣先生のメッセージ。研究の原点を想起させる言である。
今日の夕方、腑抜けな格好で、お腹についた脂肪をつまみながら、NHK-TVのニュースをボーッと眺める。1100年前の貞観地震はこの3月の大地震と同程度の大きさで、広範囲に巨大津波が発生したことを示唆する痕跡が見つかったとのこと。これまでの知見を大きく覆すことである。ニュースでは、さらに、調査現場で、スコップで地層を掘り出し、植木鋏で雑草を切り除く平川さんの姿が映し出している。
そして、日焼けした平川さんは語る、「ぼくらの責任はすごく大きいと思います。津波の履歴調査を改めてやり直さなければならない」と。背筋をピンとさせる言である。
このところ猛暑が続いている内地。やはり、札幌の夏は過ごしやすい。
炎天下の内地で夏休み。散歩に出かければ、クラっと、めまいが。
ところで、大学院生の根本富美子さんの論文(糸状性硫黄酸化細菌に関するもの)がオンラインで公開されました。「CNS」と言うネタで紹介文を考えていたのですが、後ほど。
Fumiko Nemoto, Hisaya Kojima and Manabu Fukui
Diversity of Freshwater Thioploca Species and Their Specific Association with Filamentous Bacteria of the Phylum Chloroflexi.
Microbial Ecology
DOI: 10.1007/s00248-011-9916-6
今日の札幌は、爽やかな朝を迎えています。こんな日は、早起きして、サイクリングで一汗をかくのも良いかも知れません。
さて、過日ご紹介した『タンパク質の一生』ですが、こんなことも綴られています。
この研究は『ネイチャー』や『セル』などの雑誌に掲載されたが、当時、誰もが「おそらく原理的にはそうなるだろう」と思いながら、まさかと思い、自分の手では試みなかった実験であった。どんなにばかばかしく思えることでも実際にやってみなければ何も始まらないものだと身につまされた経験である。実験科学では、往々にして<蛮勇>を奮うことが大切だ。「学んで思わざれば即ち罔(くら)し、思うて学ばざれば即ち殆(あやう)し」と言ったのは孔子だが、実験科学では学んでいるだけでも、思っているだけでもだめで、それを実際に手を動かして証明してみるというその行動力が大切になってくる。手が早いとか、腰が軽いというのは世間ではあまりいい意味で用いられないが、私は実験科学に携わる研究者は、思い立ったらすぐに試してみるというフットワークの軽さが大切だと思っている。
永田和宏著『タンパク質の一生』より
さあ、フィールド日和ですね。腰が痛いのですが、出かけましょうか。
本日、低温科学研究所に赴任してから8年目を迎えます。
じっくりと腰を据えて、微生物生態の研究と教育に邁進して参ります。引き続き、宜しくお願いいたします。