福井 学の低温研便り

北海道大学 低温科学研究所 微生物生態学分野
大学院:環境科学院 生物圏科学専攻 分子生物学コース

今夜は蛍光灯のもとで

2007-03-26 03:04:00 | 四季折々

別れの季節です。この月がなければ、来月が来ないことは分かっているのですが、毎年複雑な思いで日々を過ごしています。

07032601さて、今夜は雪氷系の若手研究者の歓送会。場所は、JR函館本線の銭函(ぜにばこ)駅(札幌から小樽方面へ)前の海賊船。メンバーは総勢7名で、その人物相関図を説明することは複雑すぎるので止めておきます。

送られる方とは、あるテレビ番組(中部日本放送の『ノブナガ』の「地名しりとり」コーナー)の話題で盛り上がったことがあります。いつか機会があったら、銭函へ行って、ワッキーが食べた『海賊ラーメン』を試してみましょう、と言うことになっていました。なかなか実現できなかったのですが、凍土系若手研究者の心遣いで歓送会として現実化。

07032602店構えはお世辞にも綺麗とは言えませんし、店内も薄暗く、結構レトロです。地元の先客でにぎわっていて、座る席がなかったのですが、せっかく札幌から来てくれたと言うことで、席を譲っていただきました。さらに、麺も3人前しかないと言うのに、マスターは何とか工夫して5人前にして下さいました。



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0703260307032604薄暗い蛍光灯の下で、5人前の海賊ラーメンを7人ですする。磯の香り、北海道ならではの豊富な海の幸、そして多様な海産系のダシがきいた塩味のスープ。お勧めの一品です。札幌からやって来た甲斐がありました。

今夜は、北の海辺の駅で、地元の方々の優しさに触れながら、雪氷系の若手研究者との別れを惜しむ。内地でのご活躍、期待しております。

<追記>
JR銭函駅は、映画『駅 STATION』(1981)で主人公英次とその妻直子との別れのシーンのロケに使われたとのことです。